
サンディエゴは1泊で、サンフランに移動した。さすがに、こちらは土日で、ビジネスする相手もいないので、レンタカーで思い切って、ささやかな夢だったフォクセンのワイナリーに姪夫婦と3人で行ってきた。片道3時間半、250マイル(東京から京都くらいまでの距離)。行きは僕と姪が運転、その間、旦那を寝かしといて、帰りは旦那が一人で運転。一番飛ばしたのは姪。大学の先生目指しているだけに、頭もクイックだけど、運転もファースト。常時150キロくらいでブンブン。旦那はスロバキア人で、ボクより10センチくらい背が高い190センチのハンサムガイ。「プラハの春」の話で盛り上がった。89年のビロード革命の時、高校生だったそうだけど、社会主義時代も余り、ビターな思いでないみたい。スロバキア側は、チェコと違って周囲が社会主義国ではなく、オーストリアも近いので、もともと中央集権が及ばず、自由な雰囲気があったのかもしれない。話がそれちゃった。

Foxen Vineyardのテイスティングができる売店。サンフランシスコの北のNapaやSonomaのワイナリーは行ったことがあるけど、こんな南にワイナリーがあると思わなかった。今のところ、FoxenのPino Noirは一番好きなワインのひとつだから、大感激。時間をかけた甲斐があった。「しあわせ!」を連発してしまった。おかげで姪の旦那も、この言葉を覚えちゃた。

テイスティングの親父。ピノのほかに、カベルネやシラーズ、シャルドネ7、シェニンブランの4種類のワインがあった。テイスティングだから呑まずにスピット・ポッドにペーしたが、ピノだけは呑んじゃった。お替り頼んだら「シュア シュア」。ホクセンの名前が入ったテイスティング・グラス。テイスティング代10ドルで、終わったらグラスくれる!!割らないようにもって帰らなくては。姪夫婦には、別のワイナリーの本格的なボルドー型のグラスを進呈した。クリスタルだから、テイスティング料は安い。

フォクセンのワインの歴史は、意外と最近で、1985年。1830年代に、この地、サンタマリア(メキシコ領だった)に入植したイギリスの船乗り、ウィリアム・ベンジャミン・フォクセンにちなんで、ワインの名になった。ラベルに碇のマークがついているのもフォクセンが船乗りだったから。前から知ってたみたいに、エラソに書いてるけど、現地で初めてわかった。

サンタマリアと言えば、映画「Sideway」。この売店のカウンターが映画に使われているのだ。どこの場面だったかなー・・・・・?こちらでも自虐的に言うとSNOBなヒトはみんなこの映画を見てるから、会話してて楽しい。
明日は、ホテルに籠もって来るパネルの準備をしよ。