FlamBay

夕暮れて、ワイン片手に、独り言。妖しげな妄念に囚われる間もなく、漆黒の闇が広がる。C`est la vie!!

Good Night, and Good Luck.

2006-07-05 20:57:08 | 映画
 雨が降っていたので、チョイ不良して「Good Night, and Good Luck.」を観てきた(何のコッチャ!論理性、正当性なし)。友人の強い薦めでズーッと気になっていたのだけど、もう東京では上映してないと思っていた。
 1950年台、アメリカにマッカーシー旋風(赤狩り)が吹き荒れていた頃、米CBSの伝説のテレビ・キャスター=エド・マローがマッカーシー米上院議員に敢然と立ち向かうストーリー。マッカーシーのキャンペーンによって数千人がデュープロセスも無く、職場を追放された時代、エド・マローが職を賭してジャーナリスト魂を貫く。グッグときちゃいましたね。映画としては、ドラマトゥルギーに欠けるところはあったが、メッセージ性は十分。テレビ番組の冒頭は、今なら信じられないが、タバコをくゆらしながらマローが登場。マロー役のデヴィッド・ストラザーンが渋かった。タイトルは、マローが番組の最後に必ず言うエンディング・フレーズ。白黒画面に、ジャズヴォーカルが全編を流れる。監督は濃い顔の二枚目俳優ジョージ・クルーニー。本人もマローとコンビを組むプロデューサー役で登場。ブッシュや小泉が国を指導している現代へのメッセージ。また、堕落したテレビに対する警告(ホントにW杯みたいなものが無い限り、テレビ見ないもんね)。でも、米ソ冷戦構造が終焉して、弛緩しきって、小さな情況に埋没するわれわれへの警鐘とも言える。北朝鮮がミサイル発射したのに、ドイツ・イタリア戦に夢中になってたもんね。死にそうになるまで寝ないで働いた昔を思い出して、悲しくなった。自分は、いつ、はぐれちゃったんだろう。

映画「隠された記憶」

2006-05-28 01:56:40 | 映画
 徹夜を覚悟しながら、出張の準備していたら意外と速く終わったので、心残りが無いよう、このブログだけはあげておきます。いつも料理ばかりで、たまには映画の話もね。18日に見たフランス映画「隠された記憶」。オーストリアのミヒャエル・ハネケ監督の作品。「良い作品」とかいう評価ではなくて、とにかく「すごい映画」です。ボクは水戸黄門的な予定調和の映画が好きと書きましたが、正反対の映画でした。
 中身はエチケットなので言いませんが・・・。エライ知的な監督です。観たあとぶっ倒れそうになりました。観客の知性も試されるかもしれません。と、言うよりさまざまなレベルで観ることの出来る作品です。カンヌ映画祭で監督賞など3部門で受賞したのが納得できます。渋谷の円山町、ホテル街の中のユーロスペースでやってます(多分、確認の要あり)。この映画は、独りでじっくり観ることをお薦めします。ワンカットも見逃さないでね。
 写真をプリントスクリーンでコピーしちゃいましたが、宣伝と思って許してください。

映画「私の頭の中の消しゴム」で花粉症に?

2006-04-02 07:35:43 | 映画
 映画「私の頭の中の消しゴム」観た。涙と鼻水止まらず。昼間に続き映画花粉症?イェジンちゃんがカワユイ。ちょっとカワイク撮り過ぎ!男優もカッコつけすぎ?負けた!!オペラ・トゥーランドットのアリアは、結婚式の場面で使われてた。
名セリフがいろいろあった「許すということは、心の部屋を一つ空けること・・・」ウーム、部屋たくさん持ってないしなー。「自信過剰じゃないの。世の中は怖いものなのに」ハー怖いものだらけだ。「この病気は新しい記憶から消えてい行く・・・」アー悲し。「ここは天国?」キッパリ地獄さ。

B型気質チェック(B型の彼氏)

2006-01-13 16:35:01 | 映画
 映画「B型の彼氏」の宣伝用看板にある「B型気質チェック」前のブログは読めないででしょうから、何とか読めるイメージを再掲します。別ブログサイトで、コメントによるアンケート調査を行おうとしたのですが、結局3人からしか回答がなく、有意の統計が取れませんでした。ハハハ。

朝から不愉快です!

2006-01-12 12:15:50 | 映画
 ブルーな気分で、スペイン坂を登ってパルコの前を通りかかったら、映画の看板出てました。「B型の彼氏」だって。どうせ「我が儘」「身勝手」「発想は天才的だが長続きしない」などというネガティヴなキーワードが並んでるに決まってる。血液型が人間を決めるんじゃないワイ。毎日、ヤナ事ばっかしなのに、本当に朝から不愉快だ。でも、ためしに看板の性格判断やってみたら「限りなくA型に近いB型です。もっとB型ぶったら」だって、何のこっちゃ。イ・ドンゴン主演で1月28日封切り!ボクは絶対に観に行かないのだ。こういう3流ラブコメディを見る人の気が知れない。観るとまた泣いちゃうんだろうな。

「Always 3丁目の夕日」観ちゃいました!

2006-01-06 23:09:50 | 映画
右の写真、Web画面の再撮だからPiracyにならないですよね?先日、仕事を抜け出して、観てしまいました。東京タワー建設が時代背景だから、昭和31、2年。私もハナ垂れの小学生でした。遠足でも行ったしな~。古行淳之介役のこどもの好演が光ったけど、茶川竜之助役の吉岡秀隆、鈴木オート社長の堤真一もえかった。小雪はあまり好きなタイプじゃないけど、今回は見直したね。もうちょっと汚れた清純派に描いてもらいたかったけど。化粧をもうちょっとドギツクしてくれれば、ボクが当時踊り子さんに対して抱いていたイメージにぴったしなんだけど・・・・。独りで観にいったから、あたり憚ることなく思いっきし初泣きしてしもうた。あまりくさい場面はなかったんだけど、ボクの郷愁のドツボに入ってしまったと言うわけ。時代が変わって失われたものも多いのです。優しさとか・・・