FlamBay

夕暮れて、ワイン片手に、独り言。妖しげな妄念に囚われる間もなく、漆黒の闇が広がる。C`est la vie!!

飽食と粗食の間

2006-11-27 21:53:02 | 料理


 土曜の夜から飽食が続き、少々反省。日曜の夜は、活きの良いハマグリをアクアラインの「海ほたる」で見つけたので、クラムチャウダーにした。ハマグリは、殻を硬く閉じていたので、湯がいて開いたところで、身をとってザク切にした。煮汁はスープに投入。たまねぎ、にんじん、ジャガイモは5ミリ角くらいに。コネティカットのStew Leonard'sのクラムチャウダーを思い出した。これプラス、フランスパンに、ディジョンマスタードをつけたボンレスハム、ロメインレタスを載せ、アスパラをサラダ代わりにした軽い晩飯でした。ワインはコートデュローヌのSaint Cosme、バランスのよい好感のワインだった。これでも粗食とは言えないので、間かな?

 前夜の晩は、千葉県某所で海鮮鍋。イセエビはデカカッタ。NYグランドセントラル駅のオイスターバーのLobsterを思い出した。これつながりで、日曜のクラムチャウダーに繋がったのかな。日曜は、明らかに飽食だね。
 


ヒルズのX'masイルミ

2006-11-23 17:26:41 | グルメ


 先週につづき、Rヒルズに行った。確か先週は無かったと思うのだが、今は発光ダイオードを使ったクリスマス・イルミネーションでギンギラギン。携帯で撮ったのであまりよくないけど、噴霧器、もとい雰囲気だけ。フレンチの「悪くない」レストランに行った。その名の通りだった。鴨のジビエを注文。ソースは豚の血、鴨の血では濃厚なソースが作れないとのこと。ややパンチに欠けるが、予想外に優しい味だった。カレラと同じサンタバーバラ、セントラルコーストのPinotを飲んだ。名前忘れた。カレラとそっくりの香りと一口目の印象だったが、舌に転がしても、ほのかな甘みがあり、ワンランク上のお好みだった。その後、Hヒルズに行って珍しいドイツの赤飲んで帰った。チャンチャン。


春のワルツ イ・ソヨン

2006-11-21 22:40:30 | つぶやき

  NHK・BS2木曜日の韓ドラ「春のワルツ」。ほとんど見られなかったのだけど、HDDレコーダーに録画していたのを時間を縫って見て、ようやく追いつきました。ただ今週はお休み。ビスコンティ週間で、お休み。ヴィスコンティは好きだけど、すでに観てるし、「ルートヴィヒ」は、史実を知りすぎ。「春のワルツ」の方がヨイのに。ザムネン。次回、第8回は30日だそうです。久々の韓ドラだけど、結構、切なくてヨイです。何といってもヒロインの敵役、
ファンの憎悪を一身に浴びるソン・イナ役のイ・ソヨンがヨイです。

メガネを掛けると、上の写真とはまるで違う怜悧な顔になるのだけど、掛けないとカワユイです(劇中では一切メガネをはずさない)。プロの役者だね。
アホか(自分に向かって言ってます)?
   ぺ・ヨンジュンの「スキャンダル」に出て、彼のファンからの猛反発を招いたとか、記憶に無いなー!一応MONKOREANで確認しました。化粧は変わったけど、
ソン・イェジンちゃんのように大異変ではないと思うのだけど・・・・・。ウム


激旨・いいカゲン・中華・薬膳鍋

2006-11-19 01:34:35 | 料理

  
寒くなってきたので、趣向を変えて薬膳鍋を作ろうと、食材を求めて渋谷東急地下のFoodShowに行くも、豆鼓(トウチー)が無く、ずるいことを考えて下の写真の「四川の味」という瓶詰めを購入。

 ニンニクを、焦がさないよう、ごま油茶色になるまで炒め、土鍋に適当に水を入れ、鶏がらスープの素、秘伝?の「四川の味」を半分投入。これに、すりおろした生姜、砂糖、酒粕、アニス、クコの実、八丁味噌、最終的に見つかった豆鼓を、どれも一人だけ自分を主張しないように、加えて、後は煮込むだけ。
 食べる時、加える具材は、しいたけ、豚肉、青梗菜、きのこ類(ボクはデカなめこ、舞茸、えのきを入れた)、娃娃菜(ワワサイ=赤ちゃん白菜=甘くて繊細な白菜)を。
煮えたらたっぷりの刻んだネギ。
〆は、勿論、中華麺。激旨でありました。

順番は前後するけど、アパタイザーは、山芋づくし。
  
左は、山芋をすって、刻んだキョウリを加え、だし醤油を好みで加えたもの。食感を楽しむ。右は山芋を輪切りにして、にんにくとアボガドで炒めたもの、塩コショウだけ。
イモみたいだけどコリコリしている。
前菜の際のワインはコートデゥローヌのシラー、420。鍋が始まったら、中国ワイン張裕。〆はアルザスのPinotでした。今年のボージョレはマズ過ぎ。
images

デザートはK沢、Tのもの。さすがカリスマ・パティシエの作品でした。
 
images 
器は、写真上段左からヘレンド(ハンガリー)、アビラント(仏)
下段左からデルフト(オランダ)、アビラント。
すべて現地で購入。
カップ&ソーサー買う時は、必ずケーキ皿もね。
コレクションやってないなー!


長城葡萄酒

2006-11-12 22:42:25 | ワイン
 今晩は、中華薬膳鍋だったので、中国ワインのGreat Wallを持っていった。負けないワインだった。中国土産の長城葡萄酒。中国には、3大ワインがあって、 ①Great Wall(長城)②Changyu(張裕)③Dynasty(王朝)。昨日飲んだのは②で、今晩、飲んだのは①の長城。3つの中で、最も歴史が浅く80年代半ばに創業し苦労して育て上げたらしい。一番いける。いずれも、基本はCS(カベルネソービニオン)だ。①は、河北省城美北の産で3種の中では一番ボク好み。カベルネだと思わないで、飲むと、ほのかに八角(アニス)の香りがしたりして、中華とものすごく合うワイン。向こうで飲んでいて、一番感心した。③は最悪。②は①の2倍の値段の割には・・・・?侮る無かれ中国ワイン。ワインに砂糖を入れて呑んでいたのは昔の話。昇り龍の上海では、ワインは一番人気の酒類だそうだ。アレだけ広い国土だから、葡萄の収穫に適した土地はいくらでもあるはず。

憧れのポレンタ創った

2006-11-11 21:58:58 | 料理


 ラザーニャの野菜ミルフィーユと勝手に名づけた。アムステルダムのレストラン「温室」で、ヒントを得て創ってみた。ラザーニャのパスタに、なすとズッキーニを茹でて、空ら煎りしたのをジェノベーゼ・ソースをつけながら交互に挟み込みこんだアンティパスタ(?)。最高でっせ。

 
  メインは鶏もも肉のトマト煮込み。鍋は新兵器、ルクレーゼのキャセロール。今日の料理の目玉は、ポレンタ。煮込みの横のマッシュポテトのようなヤツ。ポレンタ粉(とうもろこしの粉)が東急フードショーの成城石井にあった。北イタリアの家庭料理。昔は貧しい農家の主食。小麦粉で作ったらしい(小麦粉で作ったのは、クロアチアのザグレブで入院したときに病院食で食べてトロウマになっている!)。コロンブスのアメリカ発見のときに米原産のとうもろこしがヨーロッパにもたらされ、この料理の材料になったらしい。ポレンタ粉をオリーブ油と水、塩で煮て、練ったもの。最後に溶けるチーズを少し入れた。
煮込みとの相性抜群だった。
好き嫌いはあるかもしれないが、ボク好み。
 須賀敦子さんのエッセイ「ミラノの霧」に出てきた料理。一度作りたいと思っていた。
須賀さんの生活感のある知性、感性が匂うようなディッシュ。
1ヶ月滞在しながら、仕事以外は風邪で寝込んでいたミラノも思い出して、
メチャクチャ感激した。
須賀さんは、今、ボクが一番惚れている人。もう亡くなられて8年経つ。
昔の人はすごいね。


 
  今日のワインはこの3本。左はブルゴーニュ・ドメーネ・デゥパニス、凡庸だった。右はシャンベルタンの白。良かった。真ん中が中国土産のカベルネ。日本では、急成長の中国株として知られているらしいのだけど、山東半島、大連の東シナ海を挟んで向かいにある煙台で造られた張裕ワイン。意外な味わいのワイン。その内、有名になるポテンシャルを秘めている。


北京にも HardRock Cafe

2006-11-11 21:34:38 | 旅行


 講演とパネルに出席するため、とんぼ返りで北京に行ってきた。ホテルのすぐ横にあったハードロックカフェ北京。前回、5月の北京は郊外だったので、中心部に近いところに泊まるのは天安門事件以来、17年ぶり。余りの変貌ふりに仰天。ハードロックカフェを見るにつけ、
あの事件は何だったのだろうかと思う。 

  
 共産党のシンボル赤い星もデザインとして使われているだけ。その下の文章は
”No drugs and nuclear weapons allowed”
「ヤクと核兵器は持ち込み禁止」だけど、Noがどこまでかかっているかが問題。

   
 朝の北京。朝もやではなくてスモッグ。手前は工人体育館。朝の気温は2度くらい。東京よりかなり寒い。北京市内はどこも建設ラッシュ。無秩序な東京みたいになってしまうのだろう。北京らしさを残して欲しい。


大変なオリーブオイル

2006-11-05 23:38:07 | 料理


 今日大変なオリーブオイルを開けた。スペインのカタロニアの「レストルネル」。樹齢500年のオリーブの古木で採れたオリーブが原料。ほとんど門外不出のオリーブ油。左の黒い箱は木箱である。ラベルの絵はコロンブス。木が植えられたころに、コロンブスがアメリカ大陸を発見したとの意。樹齢については、古文書も残っているとのこと。950mlで370ユーロ、日本円で5万円強。パンにつけて食しましたが、塩を加える必要なし。バランスがよく、オリーブの香りも品がよくマイルド。オリーブ油のロマネだ。もったいない、もったいない。


サボイづくし

2006-11-05 23:26:53 | 料理


 サボイ=ちりめんキャベツ。使いたいと思っていた食材。キャベツの縮れたもので、なかなか手に入らない。成城石井に入荷。写真は3品の中の一つ。サボイのパスタ。ちりめんキャベツとベーコンをみじん切りにして、コンソメスープと隠し味のアンチョビ、小麦粉をバターで溶いたプールマニエを混ぜ、パスタにかけたもの。
ちりめんの食感は変わらず、最高の歯ざわり。

このほかに、ちりめんキャベツとコーンビーフの炒め物、サボイのロールキャベツを作ったが、めんどいのでアップしない!アー、サボイの虜になってしまった。


ワインは、コート・デュ・ローヌのぺラン・レゼルブ。
らしい、妖しいワインでした。ネコ派満足。


ロスティ

2006-11-04 06:41:06 | 料理


 「ご招待」があり、メニューを聞いたら、ポテト系が無い。冷蔵庫に新ジャガがあったので、久々、Rostiを作った。ベーコンもあったけど、リビーのコーンビーフも良いかなと「Corned-Beef Rosti」に。レシピは簡単。
 材料はジャガイモ、玉ネギ(小さめの乱切り)、コーンビーフ(ベーコンでも良い)、塩、胡椒、ナツメグ。 
 ①ジャガイモは電子レンジで硬めにチンして、スライサーでかなり細めのスチック状にしてボールで塩コショウとナツメグをお好みで。
②炒めた玉ネギとコーンビーフを混ぜて、フライパンにバターを敷いて焼くだけ。
食欲もりもり。


Rostiは、苦手のサンジョベーゼで食したが、持参したワインはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのボア・デ・モワンヌ(シャトー・ジゴニャン)。
ネコ派にとっては◎、ゴロニャンでした。


Pinotづくし(es送信)

2006-11-03 09:44:20 | ワイン
ES内の写真をチェックしていたら、一昨日の某待機のあと数人で行ったH宿Bで飲んだワインの写真が出てきた。僕の好みでPinotばかり4本やって、最後のボトルが写真。いずれも特徴があって良かったし、順番もよかった。レストランで飲むと5万は下らないだろうな。貧乏ネコ派も満足。
以下がリスト。
1 Calera Central Coast(サンタバーバラ)
2 Evesham Wood(オレゴン)
3 Alain Verdet(コート・ド・ニュイ)
4 Mt. difficulty(ニュージーランド南島)
フランスワインがリストに入るのも最近珍しくなくなってきた。