Diary

インレー湖の蓮糸・Inle@Myanmar 20

2014-10-29 | Myanmar 2014

インレー湖に行きたかった理由その4

蓮から紡ぎだされた糸が見たくて♪

水上住宅見学した後またしばらくボートを走らせInn Paw Khon 村。

蓮糸のワークショップが何軒かここにある。

3年ほど前に旅行雑誌の1ページにインレー湖の蓮からできた糸の記事を読んで以来

ぜひとも見てみたいもんだ、とずーと思ってて

蓮の茎から繊維が抽出されるのを目の前で見られた時はそりゃ~感激♡♡♡♡♡

インレー湖に4種類咲いている蓮の花。

その中でもこのピンクの花の蓮の茎からしか繊維は採れないとの説明。

花から糸を紡いでるんだとばっかり思ってたけど、実は茎からだった。

おばさまが茎をナイフで切って

びよ~んと伸ばすと茎の中の繊維がたくさん!!!!

それに少し水をつけ、手のひらでころころとして糸にしていく。

なんとも気の遠くなる作業。

1日でできる糸の長さは本当にわずかだし、

ストールなんかを作るには何千本の茎が必要になってくる。

全て蓮の糸で織られていて、色も着けられていない状態。

ちょっとしか採れない糸でこんだけのサイズとなると

非常にびっくりな値段になっちゃうのも仕方がないか・・・・。

大判ストールはウン万円(涙)。

インター族の人々は1000年以上も前からこの作業してるんだとか。

夏は涼しくて、冬は暖かい蓮糸の織物はお坊さんの袈裟になって

お寺に納められたりしてるらしい。

なんて高価な袈裟なんだ・・・・。

ここでは蓮糸以外にシルクも取り扱ってて、

シルクと蓮糸混合の品もたくさん織られていた。

色染めは自然の草木を使ったモノから

化学薬品のものまでいろいろ。

タマリンドとかの木皮だったかと思うけど、他がなんだったか忘れてしまった。

とっても丁寧に工場見学させてくれた後、ショップへ。

もちろん蓮糸だけで作られたストール欲しかったけど、あんまりにも高価すぎるので断念。

さんざん悩んだけど結局ここでは何も購入せずに終了。

蓮糸の製品なんて買う機会はそうそう無いし、せっかくだから何か欲しいかなぁ~と思っていると、

ボートのおにいさんがもう1軒お店に寄りたい?って聞いてくれた。

さっきのワークショップからボートで進むこと2分!

結局このショップで蓮糸とシルクの混合で織られたストールを購入。

シルクが入ってるから若干値段は抑えられてるけど、

ここしばらく衣類に対してあまり物欲がなかったワタシの

めずらしく高価な買い物。

でも念願の蓮の糸なのでOK♪



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