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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第768回】醍醐味

先日は恒例の木曽ひのき体験ツアー

皆様、とっても良い経験が出来たようです。

本来は私もご一緒したかったのですが、

私用で伺う事が出来ずに残念でした。


しかし、皆様のご納得のお顔を拝見出来たので

一安心です。


このツアーにご参加頂くと私達がなぜ

木曽ひのきという無垢材に、ここまで

情熱を傾けるかが、ご理解頂けると

思います。


年輪が毎年毎年、僅かながらに外へ

成長し1本の柱になる訳ですが、

その過程で出来る木の模様や芳しい

薫り、元々日本人が大切にしてきたもの

を再認識出来る貴重な機会です。


木を張り合わせ、工業製品として

世に送り出す事が悪いという事では無く


カエルが水に飛び込むのを見て、

直感的に『古池や』と読む日本人の

感性と、りんごが落ちるのを見て

『万有引力』を思いつく「彼ら」との

ものの見方、考え方の違いを、木材

という材料を通じてあらためて

考えされられます。


『石は地球の造山作用の圧力によって

つくられた最も優れた自然の

圧縮材であるのに対して、太陽を求めて

空へ伸びる生命力を繊維として内包

している木材は、自然が生んだ最も

優れた引張材である。だから石で文明

を築いたヨーロッパが、圧縮の文明で

あるのに対して、木、しかも軟木を用いて

きた日本文明は引張力の文明である』


と....有名な誰かが言っておりました^^;


物に触れ、材料に即して文化を見直そう

という立場に立つとき、木のぬくもりが

、私達の国民性にどのような影響を

与えたかを考えるのは、興味深いことで

あります。


このように木の中に生きてきた民族

の歴史の中で、歴代の権力者が愛して

やまなかった木曽ひのきの魅力に触れるのが、

ツアーの醍醐味です。

宜しければご参加くださいませ。。
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