バイク乗りの不定期雑記帳。

バイクのメンテナンスやら修理やら料理やらの雑記帳です。
ぼちぼちですが…

よーやく自分のための

2017-02-18 20:44:25 | 日記
ここのところ、他人のバイクを直してばっかりだったので今日は自分のために…



まずは林道取材用のCRM!
こいつのリアブレーキから。
借りてすぐに取り回しの時に「キーッ」と何かを引きずる音が…
たぶんブレーキだろーなーとは思っていたから

チェックしてみると

ブレーキロッドを目いっぱい引っ張ってました。
イヤーな予感がするのでリアブレーキを分解してみました。




シューが全然ありません。
ベースのアルミまで削れる寸前!
ディスクブレーキで言う鉄パッド寸前!
よくもまあこんなんで乗ってたものです。

手前が新品、奥が既存のシュー。

清掃とグリスアップして完了!

引き続きでCT110のメーターが動かないのでチェック。



まずはメーターワイヤーがちぎれてます。これは知ってたから新品が届いてます。
で、仮組しても動かない。メーター本体かメーターギアか?


タイヤを回してもメーターギアが回らない。(;・∀・)

うーん…異常は無さそうだなー…


こっちも……ん?


爪が曲がってる!

歴代のオーナーが爪の嵌め合いを無視して押し込んだな?
これをプライヤーで直して確認したら動いた!

あとは清掃とグリスアップして完了!

これくらいだとちょっと物足りないかなー?と思うけど気分は気持ち良いですね。

明日は早朝に試乗しよっかなー。

とある冬の一日

2017-02-14 19:57:13 | 日記
とある寒い日、友人から「息子のバイクのエンジンがかからなくなったんだけど・・・」と、連絡が。



このバイク(マジェステイ250)は近所に住む同級生が売りたいってのを紹介したもので息子さんは専門学生。



放置するとかからなくなるからな!と口を酸っぱく伝えたんだけど蓋を開けたらコレだ。



しゃーないから行きましたよ。





外装を剥ぐってキャブを分解して掃除して・・・。
もちろん本人にも手伝わせます。

ついでにプラグも確認して結構くたびれていたから新品を買いに行って交換して・・・



組み上げてテスト走行して、「次は無いからな!」と言い渡し帰宅。



昼飯を食べて昼寝してノンビリ過ごしていると件の同級生が「クラブマンのエンジンがかからんのだが・・・」



ブルータス お前もか!



行ってみると放置車を結構前に手に入れたもののエンジンのかかりがずーっと悪いとの事。


チョークを引いてもセルを10秒くらいまわして「ブルッ」と、一瞬だけかかる→またセルを10秒回して・・・の繰り返ししてかなり回すとエンジンがかかるらしく、なんとかならないか?と。

詳しく聞くとキャブの掃除は自分でやったらしい。
各所の貫通確認もした!ゴミや詰まり、破損もない!との事。


じゃあエアスクリューの戻し数は?と聞いてもパッとしない返事なので、とりあえず分解。





とりあえずせっせとキャブ外し。




セルを外さないとキャブが取れないステキな仕様。



まずは分解、確認。




結果はチョークに通ずるガソリンの通路の詰まりとエアスクリューの回転数の異常でした。



組み上げてチョークを引いたらセル一発。



直ってよかった♪



でもさすがにキャブクリーナーまみれの手がカサカサで右手人差し指の爪下の肉が割れて血だらけは参った!痛い。

こんな状態なのに一日で二台はなかなかきつい。

放置車の修理はしばらくやりたくない・・・

なんてこった!

2017-02-05 04:39:56 | 日記
少し前に知人より「近々、某バイク雑誌の取材があるんだが出てくれないか?」とオファーがありました。
面白そうなので、一旦は受けたものの条件を聞くと車両の条件が少しだけ合わないのと時間的にも厳しそうなのでご辞退を申し出た所、代わりの人が見付からないらしく少し困った事になってしまった。

最悪は編集部側に車両の条件を折れて貰うしか無かったが運良く取材に適応したバイクを知人より借りられる事になり、話しが一気に進行しました。

が!である。
その車体が
・登録を一時抹消してある
・半年放置してあるためエンジンが掛からない
・アクセルが動かない(固着か?)
と、いった具合。
車両が取材記者と同じなので非常に都合が良いし他に持ってる人もいないのでそれらを直す事を条件に貸して貰った。

(雑誌販売前なので詳細はかなり伏せてます。ごめんなさい。)

まずはエンジンが掛からないと始まらないのでキャブの清掃とアクセルの固着剥がしから。

アクセルはたぶん、スロットルボディが2サイクルオイルの粘りで貼り付いているだけだろうと、キャブクリーナーを吹き付け、放置で直ったのだが問題はフロート室内の状況。

まぁ腐ったガソリンが緑化とかタール化してんだろーなー。キャブクリーナーが少なくなったから、また買わなきゃならんのかー…などと、考えながらフロート室の貼り付きをドライバーの柄で「コンコン!」と、衝撃をくわえてもなかなか取れないので強めに叩いたら



「バキッ」って変な音。


フロート本体が割れちゃった…Σ( ̄□ ̄)!
写真には写ってませんがもう片方は下に転がってます。

あーあ…(;・∀・)

しゃーない。買いに行くか…



後日、店に取りに行き支払いの時にわかったけどパーツリストでは1500円だったのに2500円に値上がりしてた。出るだけマシか。

ここまでは順調だったんだが(順調か??)
フロートを取り付けるためにピンを貫通させるキャブ本体側の取付穴が両方共に割れていた事が判明。

先の画像で、汚いのでわかりにくいけど拡大するとわかるかと思います。

組んでみるともちろんダダ漏れ。

だがオーナーは普通に乗ってたって言ってたしなー。

よーく見ると割れたのは下側3分の1くらい。
かろうじてピンを保持出来ている。
とりあえずこれで組み上げてテスト走行しつつ取材日までに間に合わせるように中古品を探すか…

前途多難な取材になりそう。

あ、ちなみに骨折した指はほぼくっつきましたが爪下で内出血していたのを爪に穴を開けて血抜きしたため、爪の下に空間が出来て、古い爪の下に新しい爪(皮膚が硬化したもの)が出来てきました。
ほぼ完治かな?と、いったところです。