最近またまたカメラブームが訪れている私です。
私ごとで恐縮ですが、東京での生活を終え、出身地である広島に帰ることにしました。思えば東京に出て四半世紀、当初の思いとはだいぶかけ離れた生活をしてきたように思います。特にこの私が子どもを4人も儲けるだなんて、思ってもいませんでした。そんな私が東京スキンタッチ会と出会い、スキンタッチ教室を開催する機会が増えるつれて小児はりをする機会も増え、ひいてはそれが子育てにも生かされたとように思っています。親が言うのもあれですが、子どもたちは周りに愛されるなかなか良い感じの大人になりましたし。
ところで東京スキンタッチ会ですが、来年度は20周年という節目の年です。この中途半端な会（良い意味で）がよくもまあここまで続いてきたものだと感慨深いものもありますが、それはさておき、このタイミングで広島に移住するのはあまりにもって間が悪い。ですから広島にいながら来年（2025年）の総会までは会長職に留まる予定です。広島に移住するにも関わらず、東京の名を冠する当会の会長職を続けるのはかなり微妙な感じがしますが、もう少しだけ続けさせてくださいませ。
それにしてもなぜ会長をやることになったのでしょうか。なぜこの私が会長職を引き受けたのでしょうか。子どもが４人いてそれでもって男性だということだけで推薦されてしまいましたが、私自身、子どもに関わる会の長という立場が経営に有利になるだろうという打算があったのは確かです。そして人前で話をするのを克服したいという思いもありました。いまだに人前は苦手ですが、少しばかり話ができるようになったのは、この会のおかげだと思っています。巷には勉強することだけを求める「クレクレザウルス」と密かに呼んでいる輩の多い昨今、与えることを尊ぶ、利他の境地に至る人の多い場所に身をおくことで、少しばかり成長したように思います。そして自らの立ち位置にブレが少なくなったのも、この会に身を置いていたことによるものだと思っています。
そんな私ですが、最近人生の幕引きや人生のダウンサイズを考えることが多いです。まだそんな歳ではないと言われるかもしれませんが、誰もが死の前で平等である以上、いつどうなるか誰にもわかりません。今放映されているドラマ「春になったら」や映画「エンディングノート」での終活の在り方も、これからを考えるきっかけとなっています。とりあえず、農家にあこがれ農学部にいき、青年海外協力隊を経て農家に奉公。そこで農業の大変さ、田舎暮らしにおける人間関係の大変さを学び日和ってしまったという後悔。今、子育てがほぼほぼ終了し、もう一つのしたいことだった自らの思いを実現させるべく動くにはこのタイミングしかありません。もちろんスキンタッチ会とのご縁はこれからもお願いしたいと思っていますが。
会にはこれからも関わるつもりです。だって私を育ててくれた大切な会ですから。幸い今関わっている衆議院議員秘書という立場も利用し、東京に来る機会を作ることはできそうなので、大いに利用させてもらいます。とりあえず、私のこの会への思いは、鍼灸師さん自らの発信に利用してもらいたいということです。もし利他の精神とともに発信できる人になりたいという思いがあるのであれば、この会は利用価値があるかと思うのです。人とつながり、行政や地域とつながり、他業種とつながりを持つ鍼灸師が多くいるので、自らの発信ツールの一つにしてもらいたいと思っています。
最後に、広島で鍼灸を続けたいとは思っていますが、どうなるかわかりません。目標としては、広島で東京スキンタッチ会を介して講習会や勉強会をしてみたいとは思っています。東京で得た知見を広島でも再現し、鍼灸師だけでなく子育てに関わる人とつながり、地元での繋がりをより積極的にやっていきたいとは思っていますが、元来の無精と秘書仕事との兼ね合いで、はてさてどうなることやら。ただ、先日のスタッフ会議で出た「サテライト講習会」構想はなかなか面白いかな、って思っています。まだ発案されたばかりですが、やってみたいことの一つになりました。とりあえず「これからがこれまでを決める」という座右の銘とともに、良きにつけ悪きにつけ、これまでの全てのことを、これまでの生き方に生かしたいと思っています。
ドラマ「春になったら」
映画「エンディングノート」
元気で活躍されることを祈念します。
私の大ファンでもあるカープ情報がいただけたら幸甚です。