鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

妊婦や子どもの治療は割に合わない(^◇^;)??

2024年02月28日 | 安産・逆子
治療院のガス管は50年選手!
頑張ってくれてます!

【2023年10月に書いたブログより】
大下先生
逆子対策の詳細をたくさんメールくださりありがとうございました!
感動しました。
他のお灸のところも以前問い合わせしたら6回来てください途中で治っても来てくださいみたいな感じで、
いや移動も辛いのにセット料金目当てで容赦ないなと思っていたので、
先生の患者さんに寄り添ってくれるところに感激してます。

逆子治療も経営の核にしようと頑張り始めた当初、回数券を作るとか、来院回数を増やすとかして来院回数を増やす努力をしていた。十数年前はまだ逆子の鍼灸治療を標ぼうしている所が少なかったし、そんな努力も相まって、うちのしょぼいサイトも検索上位にあり、毎日のように逆子治療をする頃もあるにはあった。だがそうなると、首都圏以外からの来院もあるし、高い週数の妊婦も増える。結果、1度しか来院できない妊婦が増えてしまった。その対応に、普段の生活での注意点を助産師や産科医の意見を参考に伝えるようにしていたら、いつの間にか初診時に1時間半くらいかかるようになってしまった。だから初回は治療費のほかに、指導料という名目で2500円をもらうようになったが、それでもこの界隈では安い方、それでなんとかやってこれたのは、一人治療院の融通の良さであり、宣伝にお金をかけないからのなせる技。実際家での過ごし方も逆子直しにとても大切だし、結局それは安産にもつながる。毎日来院させなくても、自宅でのセルフケアと日常での過ごし方のちょっとした工夫で下を向く可能性は高くもなる。

こんなことを言ったらあれなのだが、子どもや妊婦を定期的に来院する固定客にするのは難しい。中高生にもなれば勉強やクラブ活動に忙しくなり来院しなくなる。妊婦なんて結局その時期は数か月。そして72万人しか生まれない時代だ、経営を考えるに、果たして妊婦や小児治療をメインにしていいのかという疑問が生まれてしまう。それでも妊婦や子どもを治療のメインにしたいのであれば、患者の来院回数を増やすのは経営的に必要なこととなる。私は治療回数で稼ぐのはどうかと思う立場だが、スタッフを抱えている治療院だと、それができなければ治療を続けることが難しいかもしれない。

このような考えなので、鍼灸院をやるにあたり、妊婦や小児をメインにするのはかなりのギャンブルだと思っている。ただ、妊婦や子どもの治療はとても楽しい。小児はりは、子どもの少ない地域ということから営業的に難があったが、喜んでもらえるのが素直に嬉しく、またとても楽しかったので、お金にはならなかったが積極的に行った。

とりあえず、女性専門とか自らに子どもがいるからとかだけでは選ばれないのがこの分野の難しさだ。だから近所に妊婦や子どもはどれくらいいるのか、小児科や産院、行政との連携はできるのか、はたまた妊婦や子どもの治療の学びをどうしていくか等々、考えなければいけないことは山ほどある。私に関して言えば、男性一人の治療院でここまで妊婦や子どもが来ていたのは珍しいのではないかと思っている。これは妊婦や助産師、産科医から直接話を聞きつつ、自らも積極的に色々と学んできた結果だと自負している。この界隈、鍼灸師との学びは情報交換だけだ、そこから学ぶことはあまりない。特に子どもの治療はアウトプットが大切で、それは東京スキンタッチ会から多くを学んだ。そんな感じで、とにかく一般論は全く意味をなさない分野過ぎるので、治療院の地の利や自らの経験、そして鍼灸師としてどうしたいのか、どうなりたいのか等を考慮した上での戦略がより大切になる。その気さえあればこのご時世でも妊娠や出産、そして子どもの治療での生計なんてなんとでもなる。その気さえあれば。


逆子が10ヶ月まで継続
帝王切開前最後の健診(37w0d)にて頭位確認
出生時の体重3900g
病院到着後4時間にて出産
それもこの大きさで初産で安産って

令和5年(2023)12月22日、厚生労働省は令和5年10月分の人口動態統計速報を公表しました。速報値などを元に計算した結果、令和5年の出生数は72万6,416人になるとの見込み。昨年の出生数77万759人(確定値)よりも5.8%程度減る見通しとなりました。

私は1967年生まれなので丙午では無いのだが、早生まれなので丙午世代に含まれる。この1966年は出生数が大幅に減ったのが特徴で、その数136万人は前年より46万人 25%も減少していたことになる。翌年の1967年の出生数は194万なので実に42%の反謄をみている。

鍼灸師が教える子どもつぼ健康法を教える団体が東京スキンタッチ会です


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