鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

逆子体操に思うこと

2024年04月09日 | 安産・逆子
春ですねぇ、、
外苑前の花壇です。

十数年前までは多くの病院で逆子体操を教えていましたよね。日赤医療センターだなんて、別室で逆子体操の実際を助産師さんが教えていたほどです。それが今ではプリントをくれる病院だとまだマシな方、指示が無いどころか、ご自身の判断で、で話が終わる病院も増えました。病院側の言い分としては、エビデンスなんて無いんだから、といった感じでしょうか。

そういえば、病院で教えるのって、だいたいにおいて胸膝位なる猫のポーズのような姿勢でしたよね。でも、ブリッジ法とかエレベーター法、骨盤高位なる、仰向けで行う逆子体操も有名です。だいたいにおいて、胎児の位置は正常だけど、胎児以外の臓器が骨盤に寄りすぎていることによる逆子ちゃんが多いですよね。そういう赤ちゃんにはブリッジ法の方が絶対にお勧め。胸膝位の体操はどっかに力が入ってしまいがちなので、胃腸がゆったりしにくいみたいなので。妊婦さんにもよりますが、そういった話もおいおいできたらいいな、って思っています。

とりあえず、最初に話をしたように、逆子体操を否定する医師は多くなりました。当然といえば当然ですよね、エビデンスはないですし、逆子体操を頑張りすぎて、体調を崩す妊婦さんも少なからずおられますから。ですから妊婦さんが医師に逆子体操の事を尋ねても「エビデンスが無い」「切迫になる可能性がある」と言う場合があるのです。病院側としては、とにかく逆子であろうがなかろうが、お腹のなかで育ってくれれば良いだけなのです。変なことをされて緊急帝王切開にでもなれば、危険性が格段に上がりますので。とにかくまずは安全、そこが病院の最も大切にしなければいけないことなので、本当は運動や呼吸法を教えたいところですが、病院の指示したことをやってトラブルが起きた時への対処を考えるとね、適当な運動とか安静とかいった言葉でモゴモゴするわけです。とにかくトラブル回避が大切です。骨盤位外回転術なる、おなかの外から赤ちゃんを回す方法をしなくなったのも、そういう事もあるかもしれませんね。そういう現状を中野区の個人病院で長年毎日のように外回転術をしていた産科医が嘆いていたのももう10年以上前になりますでしょうか。そんな話はともかく、以前は結構いろんな病院で外回転をやっていました。外回転の情報はなかなか入ってこないので今は知る由もありませんが、確か東大病院や聖路加、育良、警察病院、自衛隊中央病院とかは積極的にやっていましたよね。とくに日赤医療センターに成育、慈恵は、外来でも受け付けていましたので、隔世の感を感じざるをえません。あっ、今もやってるかな。

そういえば、都立大塚は逆子でも経腟分娩をしていましたが、コロナ禍を経てどうなっているのでしょうか。毎日のように逆子治療をしていた頃は、妊婦さんにその病院の方針を色々教えてもらっていましたが、最近は妊婦さんを扱うことが少なくなりましたし、ネットの情報は頼りにならないので、本当にわからなくなっています。

逆子体操に戻りますが、私はやらない手はないと思っています。特に仰向けでのブリッジ法は、立位や座位の続く妊婦さんには逆子云々関係なくお勧めしています。消化器系の下垂だけが問題になってる場合だと、本当によく効きます。30センチもあげる必要はありませんよ。5~10センチもお尻のしたに何かを入れれば、内臓がなんだかちょっとだけ上に行ってるな、ってな気持ちになるかと思います。それで十分、その姿勢で息を深くゆっくりする。とにかく胃腸をゆったりさせる。それだけで下を向いてくれる確率は高くなります。胸膝位の体操も、あれは赤ちゃんも骨盤に埋もれているような場合に有効なだけなので、ほとんどの場合は必要ないような気がします。それよりもハイハイの姿勢で部屋を歩き回るとか、この姿勢で息をゆったりするとか、その方が逆子直しに良いと思います。

私が思っていること、もうちょっと具体的に書いてもいいかもしれませんね。ということで、私の伝えているやり方、最近教えてるのは日を改めて書けたらいいな、って思っています。

2018年1月のブログです
今もあまり思いは変わっていませんね


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