「おおしたさん」のブログです

思っていることや考えていることを、気ままに書いています。

やっぱり兄弟仲は良くあって欲しいなぁ

2024年03月08日 | 子育て
外苑前の何気ない風景です

【2023年1月のブログより】
子育てで一番大切にしてきたことは兄弟仲だ。そのためにあれこれ考えて育ててきたつもりだが、子ども自身「自分が親から一番愛されて育てられた」という気持ちを抱くというか、錯覚するというか、この気持ちさえ持つことがきれば、他の兄弟にも優しくなるだろうし、兄弟仲は良くなるのではないかという仮説を立てて子育てをしてきた。

子育てで大切にしていたことの一つに兄弟仲があります。結構なお金持ちさんがたくさんいる場所に住んでいることもあるのでしょう、遺産相続のいがみ合いとかを垣間見る機会が多々あるのですが、そういうのを色々と見てきて、兄弟仲の良し悪しは親の責任だよなぁ、って思うようになりました。実際兄弟といえど、能力や個性は全く違います。兄弟間でも合う合わないがあるでしょう。そして親も人の子、ここは好きだなぁとか、ここは嫌だなぁとか、色々あると思います。一人一人個性の違う子どもたちがどうしたらお互いを尊重できるようになるか。これは親の責任だと思って、年長者としての矜持とともに、子どもと向き合ってきたつもりです。

特に勉強に関していえば、うん、なかなか難しかったです。勉強が嫌いな子はとことん嫌いでしたし、好きな子はとことん好きでしたし。この世の中、勉強ができるにこしたことはありませんが、皆がこうも違うと、一人一人とどのようなスタンスで向き合うか、本当に悩みましたし、いまだにこれで良かったのか、正直自信がありません。

ただ、せっかく兄弟として同じ釜の飯を食べてきたのだから、全く環境の違う場所で生きているとしても、そして普段は交流がなかったとしても、何かあった時にお互いに支えあえる関係でいて欲しいな、っていう気持ちはあったりします。でもこればっかりは子どもたち次第ですし、私がこうなってほしいという願望は単なる願望、それは本人たちが考えていくことなので、どうなっていくか楽しみにしたいと思っています。

ほんと、子どもたちが皆、自らの意志を持ち、自らの足で歩んでいるのは素直に嬉しいです。子ども4人は全員まだ20代ですが、すでに2人は結婚しましたし、長男には子どももいます。あと1人もそう遠くないのでは、なんて嬉しい想像をしている自分がいたりもします。そしてここのところずっと懸念していた、長きに渡り悶々と受験勉強に明け暮れていた子も、ようやく希望する大学に行くことになりました。本当に嬉しい知らせです。

出生数が減少しているにもかかわらず、子育てを親にだけ押し付ける社会が相変わらず続いています。そして若者の5人に1人が子どもを望まない世の中です。でもこの子どもの少ない世の中で、子育ても良いものだよ、とは言い続けていきたいと思っています。というのも、私自身、子どもがいる生活がとても充実していましたし、子育ての経験を通じて、自らの成長もあったように思うからです。もちろん成長したいがために子育てをしたわけではありませんが、感性や考え方、忍耐等、あの自然災害を体現している子どもと付き合ってきた人と付き合っていない人とでは、ちょっとものの見方に違いがあるな、って思ったりもしています。結構スリリングな感じで子どもを育ててきましたが、これで本当にひと段落しました。個性的な子どもたちに助けられつつここまでこれたことに、感謝しかありません。


共働きを希望する若者がマジョリティとなる一方で、5人に1人が子どもを望まないことが、就職支援サイト「マイナビ」の調査で明らかになった(2025年卒の大学生・大学院生を対象に実施)。



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