「おおしたさん」のブログです

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合水子穴が合ってるみたい

2023年09月14日 | 東洋医学、東洋思想

今日はこの肘のツボについてです!


肺は悲しみや憂いと関係し、皮膚にダメージを受けると悲しみや憂うつ感が増すと東洋医学の本にある。アトピーの傾向として物憂げな方や共感力が強い人が多い気がするが、この辺りは私もそうだがまさに肺体質の人と重なり、皮膚と肺の関連の強さを考えたりもする。

独り言です(^◇^;)
合水子穴

人体で最も大きく、そして最も原始的な感覚器官である皮膚をどう扱うか、そこへの着目は東洋医学を生業とする私にとって当然の事だった。それに注目して鍼にお灸に自らに実践してきたからこそ、この年になってだが、ようやく喘息や皮膚炎等から悩まされる事が少なくなった。

元来肺体質なので仕方無いと言えばそうなのだが、やはり喘息は辛いし痒みはしんどい。だから色々試してきたが、冬場の薄着や石鹸を使わない生活だけでなく、鍼治療も自分には合っていたみたいだ。おかげでそのあたりのトラブルは減っている。ただ自分のバランスは肺虚から腎虚に移り、当然治療方針たる証も腎虚として治療することが増えている。

そんな感じで腎経の弱さが目立つようになり何年が経つだろう。以前は咳嗽寒熱を症状とする経金自穴たる経渠を補う自己治療ばかりであったが、ここ数年は腎虚か腎脾相剋、年を取るとはこういう事を言うのかと思うことしきりだ。

体は変化する。ずっと変化せずそこにとどまる事はない。だから治療方針が変わるのも当たり前。全てのものは生まれては消えていくというあの「anicca(諸行無常)」 を思い浮かべつつ、年を重ね、できなくなることが増えつつある今も大いに喜びたいといった、これを書きつつ別のことに思いを馳せる自分がいたりする。

ということで最近は肺経の合水子穴の出番が多い。腎虚と言っているのに肺経だけを補うというのもどうかと思うが、五行穴における合水穴、肺金経上に子穴にあたる尺沢穴への自己施術は様々な感覚を教えてくれる。


温冷浴に冬場の薄着、これを始めてかれこれ15年にはなると思う。温めるためには冷やすことも大切だと思い温冷浴を実践してきたのだが、これは多分正解だったと思う。現に風邪もひかなくなったし、感情にも良い影響があったと思っている。

aniccaは諸行無常のこと。全てのものは生まれては必ず消えていく、という意味です。

私が4月頃に患った、夜中に息ができなくなるのがまさにそれ。「腎中の精気」との関係なんです。
呼吸に関係するからって「肺虚」や「肺実」から診てしまいがちだけど、私の場合は腎を補って心窩部のつかえが取れ、それでよくなるんです。

原穴と書きましたが、腎経の兪土穴でもあるので、土を意味するツボでもあります。
だから腎経の中では腎を痛めつける、いわば剋穴ともなるわけで、たいそう脾との関係も大きいわけです。



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