「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

自立とは心の支えを持つこと

2024年07月15日 | 子育て
近所のかわゆい狛犬さん
目線くれました (^。^)!!
 

自立とは心の支えを持つこと。心の支えさえあれば、嫌で嫌で仕方のない、直したいところにしか目がいかない自分自身のありのままを、そのまま受け入れられるようになるかもしれません。そしてそれがあれば、嫌われるのも悪くはないと思えるようになるかもしれません。

心の支え。それを育むのは幼少期です。赤ん坊の無意識は、心の支えで育ちます。もちろんそれが育たず大きくなった人もいますが、大人になってだってなんとかなります。不遇な境遇を過ごしたと自認する人が、人との出会いで生きやすくなった、そんな話も多く耳にしますから。もちろん長年培ってきた性質なので、一朝一夕に変わることはないでしょうが、たとえ時間がかかったとしても、心のバリアを解放した人を何人も知っています。

強そうに見える人や、ハッピーに見える人、いつも前向きで成功をつかんでいそうな人だって色々あるんです。明日何が起きてもおかしくない世の中に生きているのですから、安心して生きている人なんていやしません。だからこそ、心の支えが必要なのです。結局のところ、今いる境遇での感動、素敵な朝焼けに自信をもらったとか、線上降水帯最中のバケツをひっくり返したような雨の中をランニングしてエネルギーをもらったとか、日常の些細なことをどう捉えるか、ただだけなのです。フランクル先生の言うところのあれ、あれさえあれば、それだけで生きていけるものなのです。

そんなことを考えつつ、もしかしたら権力や名声を求めるって、とどのつまり、愛を求める行為なのかもしれないな、って。そんな事を思いながら、この本を読み進めました。世のため人のためと言いながら、誰かに認めてもらいたいといった欲に向上心、そういうのを強く求める人って、本当は愛に飢えているのかもしれません。政治家を間近に見る機会が増え、権力欲の強い人を垣間見て、いっそう強く思った次第です。

うん、条件付きの愛で育ったのかなぁ。子どもはそんな条件付きの愛を見破るはずなのですが、どんな風に大人に丸め込まれたのかなぁ。良い点数をとったからお寿司を食べに行こうとか、お手伝いができたから、よい学校に受かったから愛してあげるとか。意識では子どもを愛してるフリをしても、無意識ではこの子に良い大学に行ってもらいたい、良いとこに就職してもらいたい、みたいなのは結局見破られるものなのです。そういう態度が巡り巡って親子関係を崩壊させていくのです。大人になってからの親子関係の崩壊、なるべくして、というのを多く垣間見てきたので、勉強よりも出世よりも、今この瞬間を生きる子どもたちの無意識を大事にすることの方が、余程大切なのよと、そんなことを思った次第です。


貧しくて恵まれない家庭に生まれたとしても、子どもに関心を持ち熱心に関わる親が傍にいれば、子どもは未来に大きな希望を持ち、困難な環境から逃れやすいという。

毎日自らへの課題に意味付けに忙しい私、なんだかんだと毎日ささやかなる一人プチハッピーを見つけつつやってます。

それが自分を支えてくれている。
そんな感じがしています。

だから、自らへの意味付け、フランクルの「意味への意志」を引き合いに出すのはおこがましいのですが、そんな感じのことをコレからも続けていきたいし、続けていかなくちゃ!って、、


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