「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

子どもがいると羨ましい??

2023年05月01日 | 子育て
渋谷に用事あったので、久しぶりに「明日の神話」
エネルギーをもらいました!


紫陽花の季節までもう少し!

すっかりネガティブワードになってしまった「子育て」という言葉。子どもがいる、子どもがいないでの対立もしばしば見かける。確かに子育ては大変だが、あの全くもって思い通りにいかない子育ての中に、思いがけない喜びがあったりした。だから体験としてはなかなか興味深いものだった。ただ、子どもは本当に手がかかる。そもそも動物の中で最もか弱い人間の赤ちゃんは、集団で育てられることを前提として生まれてくる。だから親だけに全てを押し付ける、今の世の中の仕組みの中で子育てをするのは、はっきり言って誰得でもない。

集団で子どもを育てる。それが当たり前の世界が果たしてこれからやってくるのだろうか。少子化に核家族、周りを見渡せば一人暮らしも多いこの世の中で、集団で子育てができるようになるには、まずは母親父親を支える仕組みを構築し直す必要があるだろう。もっと気楽に、そして子育てをしている姿が羨ましいといった、お一人様のお怒りを買いそうなことが平気で言えるような仕組み、お金をばら撒くよりも余程大切な事のように思うのだが、果たして皆さんはどのようにお考えだろう。

人口減少は一旦始まったら止まらない。早急に手を打たなければいけない時期はとっくに過ぎた。でも少しでもこの日本を維持するためには、手遅れだとしても早い時期に着手しないとけない。

そもそもこの国土に1億人は多すぎるとの意見もある。だから人口減を見越して5000万人くらいでやっていけるようグランドデザインを考えてみるというのも手かもしれない。だがそうなると、労働人口をどこに委託するか、悩みは尽きない。

いやそんな話をしたいのではなかった、子どもを増やすことを第一に考えるよりも、子どもを育てることは楽しいとか子育て中の人は社会で優先されるとか、そういう社会になるにはどうしたらいいかを先に考えた方がいいと思うのだ。そうすれば少しは子どもも増えるかもしれない。少し前にツイートしたのを思い出し書いてみたが、今回もかなりとっ散らかってしまった。

このコラムによると、早婚晩婚が少子化に与える影響は少なく、その原因は未婚者の増加であり、婚姻数の減少であり、子どもを産む対象である母親の絶対数の減少だと断言している。

実際これからますます子どもの数は少なくなる。仮に母親一人当たりの子どもの数が増えたとしても、そもそもの人口が減少しているので今の人口を維持するためには1人の母親が最低5人は産まなければならないらしい。

乳幼児死亡率が高かった時代、コミュニティを維持するためには一人一人を大切に育てなければいけません。

日々の労働に追われ、加えて栄養や衛生状態の好くない時代においては、実の親が我が子に幾ら愛情を注いでも、肉親だけで子供を育てるのは大変なことであった。子供は実の親だけでなく多くの仮親に囲まれて育っていった。
(佐野賢治著「ヒトから人へ」)

コミュニティのそこいらに親がいる状態、子どもを寄ってたかって育てる習慣、親子が孤立しがちな昨今と比べ、どちらがいいのかわからなくなってしまいます。


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