「おおしたさん」のブログです

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少子化と晩婚化、そして高齢者が一気に寿命を迎える時代

2023年01月25日 | 子育て
孫ちゃん指先がとっても器用!
小麦粉粘土でずっと遊んでる!
その集中に寄り添うお嫁ちゃんとの動画に朝からほっこり( ´∀`)



大炎上した麻生副総裁による少子化の原因と晩婚化の話、家庭の全てを妻に任せ、ふんぞり返って仕事をしてきた男性陣の象徴的な発言として実に興味深い。今の少子化は晩婚化によるものかもしれないし、そうではないかもしれない。そこは精査ができてないので何とも言えないが、麻生さんは自身の持つ有権者への訴求力が高い言葉だと勘定したのであろう、この発言の裏に、年寄りが牛耳る日本の未来はこれからも暗たんたるものになると確信することができた。

これまでも問題となってきた政治家による炎上系発言であるが、抜け目のない政治家が誰に向かってどのような言葉を発信するか、計算してのものも多いように思う。「今の少子化の原因は晩婚化によるもの」という言葉に賛辞を贈る人もそれなりにいるとは思うので、ただ憤るだけでなく、その発信された言葉はあらゆる角度で検証する必要はあるだろう。

それにしても、皆が言えないことを代弁しているという責任感と、取り巻きの不甲斐なさはなんとかならないものだろうか。

実際日本の要職にある方々このような言葉を発信するのであれば、副総裁としてその打開策も同時に提示する必要があるのだが、これまでも思いつきを垂れ流すことが多かった方なので、多分今回もそうなのだろう。

そういえば、「PRESIDENT Online」に掲載された独身研究家である荒川和久氏のコラム『政府の対策は「ひとりで5人産め」というようなもの…人口減少の本質は少子化ではなく「少母化」である「ひとりの母親が産む子供の数」は減っていない』は面白かった。詳細は本誌を読んでもらうこととして、少し紹介させてもらう(以下にもリンク先を掲載)。

このコラムによると、早婚晩婚が少子化に与える影響は少なく、その原因は未婚者の増加であり、婚姻数の減少であり、子どもを産む対象である母親の絶対数の減少だと断言している。実際これからますます子どもの数は少なくなる。仮に母親一人当たりの子どもの数が増えたとしても、そもそもの人口が減少しているので今の人口を維持するためには1人の母親が最低5人は産まなければならないらしい。

結婚はしないし一人が良い、と公言する人も少なくない。実際35歳を過ぎて実家暮らし、大好きなアーチストの追っかけとプロ野球観戦が至福の幸せ、彼氏がいたら楽しいかもしれなけど、特に子どもが欲しいわけでもないし、今で十分だと思っている。そんなおひとり様を堪能する人が後を絶たない時代である。このような方が結婚し出産をしたいと思うだろうか。仮にこれらの人が全員結婚し出産をしたとしても、人口が減少している今、少子化問題は解決することは無いというのがこのコラムだ。

それらを踏まえた上で、もっと残酷な現実が突きつけられる。それは「多産時代に生まれた高齢者たちが一気に寿命を迎える時代に突入する」ということだ。仮に少子化にストップがかかったとしても、高齢者も同時に支えなければならないのだ。果たしてこの体力がこの国にあるのかどうか、言わずとも判ると思う。

この現実にどう立ち向かうのか。いや立ち向かうのではなくその流れに身を任せてやり過ごすのか。何をどう選択したとしても、この現実に真正面から向き合う事なくしてこの国の未来は無い。

この国はすでに破綻していると思えば、各々はアクションを起こしやすいかもしれない。自身の幸福のあり方を、世間の雰囲気に呑まれて、他人に委ねてしまうような生活を送るのではなく、一人ひとりが自身の「足る」を知り、足元の幸福に目をむける訓練が必要になりそうだ。

そんな時代に入っているのだと麻生さんの思いを聞いて痛感した次第だ。



岸田総理大臣が今年の主要テーマに少子化対策を掲げるなか、自民党の麻生副総裁は少子化の最大の原因は晩婚化との見方を示しました。

自民党・麻生太郎副総裁:「(少子化の)一番、大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているからです」

麻生副総裁は講演で、女性の初婚年齢が「今は30歳で普通」だと指摘し、複数の子どもを出産するには「体力的な問題があるのかもしれない」と指摘しました。

そのうえで、少子高齢化で「医療や介護の費用が増え、負担が重くなる」と強調し「中長期的には日本の最大の問題」だと危機感を示しました。




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