感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

マイケル死す!

2009-06-26 20:53:31 | 日記
朝からマイケル・ジャクソンの死のニュースで悲しい1日だった。

それ程マイケルの熱烈なファンではないけれど、彼の曲やダンスは好き。

いい曲は沢山あるけれど、「ビリー・ジーン」が一番好きかな。

後、ジャクソン5時代の曲もいいものが沢山あるし、マイケルの可愛く高い声がとてもいい!

そして、彼のダンス!

初めてムーンウォークを見た時は驚いた。

キラキラの手袋で帽子に手をやり、ス~ス~と滑る姿が目に焼きついている。

貧困の家庭に育ち、子供の頃から一家のために歌って来た。

人気が出ると、家族も周りの全ての人もマイケルを金のなる木のように群がった。

かつてマイケルは自分のことを
「ボクはお皿の上のスパゲティのようだ。」と言ったそうだ。

一皿のスパゲティを求めて、無数の人が周りから手を伸ばして来るって。

大スターの孤独ってヤツ。

大人で何の思惑もなくマイケルに近づいて来る人はいなかったらしい。
だから大人は信じず、子供だけしか信じられなかったとか。

悲しいね。

黒人と言う人種差別にも苦しんだ彼は、白人になりたいと思っていた。

「なぜ、黒人のスーパーマンはいないの?黒人のピーターパンはいないの?」って。

整形も否定していたが、誰が見ても白人になろうとお金をつぎ込んでいたのは明らかで。

エリザベス・テーラーが理想の顔だって聞いたことがある。

小さい頃から貧困と人種差別で相当辛い思いをしたんだろう。

可愛い黒人の少年が、成長して大人になるに従って顔を変えて行く。

私が一番カッコイイと感じるのは「スリラー」の頃だ。

少し鼻を小さくしているが、このくらいで十分だったのに、彼はドンドン変わっていく。

ある時期から肌の色も真っ白になり、アゴも割れ奇妙な顔に変化した。

そして、奇行も目立って・・・。

体も顔も崩れて行ったような。

スリラーの頃のままでいたら、今回のような死もなかったのではないかな?

心身共に病んで行くマイケルを誰も助けてあげられなかったのか。

黒人だからこその才能で大スターになり、黒人と言うコンプレックスが彼の命を縮めた気がする。

私達日本人にはわからない人種差別。

未だに人種差別が強く残るアメリカの象徴のようなマイケル。

オバマが大統領になったこの年に、彼は逝ってしまった。

黒人である自分自身を好きでいてほしかったな。


この間は忌野清志郎が亡くなった。

今年は何だかとっても悲しくて寂しいね。