感性のままに。

平凡な主婦の独り言です。

魅惑の仏像~その1

2009-06-04 21:50:01 | 趣味
再三言っているが、私は仏像が大好きだ。

決して仏教徒でもないし、むしろ無宗教なのだが、日本の古い仏像にとても惹かれる。
勿論、私にとっては芸術品としての仏像なのだ。

何しろ、顔がいい!
特に古い日本の仏像の顔は、外国のそれとは比べ物にならないほどいい顔をしていると思う。
あくまでも、私の主観なんだけれど。

厳しく、優しく、慈悲深く、荘厳で。

そんなに仏像が好きなのに、実は数えるほどしか本物を見たことがない。


この日曜日まで、国立博物館で「国宝 阿修羅展」が開催されている。

この興福寺の阿修羅像も私の好きな仏像の一つだ。

少年のような少女のような顔立ちと憂いを含んだ表情、そしてスレンダーな体。

初めて意識したのは、中学の頃か・・・。
何を隠そう、その頃、私は阿修羅像に似てると言われたことがあるのだ。

それなのに、中学の修学旅行ではまるで印象がない。
見たかどうかも覚えていない。。。。

そして、高校の修学旅行でも見たはずだが、これも殆ど覚えていない。

我ながら情けない。
なんと、子供だったことか!

その後、初めて私の心にズッキーンと来たのが、大学の古美術研究旅行だった。
やはり、大学生になった私はそれなりに成長したのだろう。

その存在感に、早速ポスターを買ってパネルに張り、部屋に飾っていた。


今回の展覧会では、阿修羅像が360度グルッと背面まで見られるらしい。

阿修羅像の後姿が、またいいと言う。

三つの顔のうち、右の顔は、ギュッと唇を噛んでいる。
その表情もよく見えるそうだ。

1300年もの間、何回も災難から逃れて来たその目は、今を憂いているようだ。


ああぁぁ~見たい
上野なら新幹線ですぐなんだけどな。



何回かに分けて、私のお気に入りの仏像について書いて行こうと思います。





お気に召したらポチしてね にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村