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木造城

2013-07-25 05:06:26 | 三重県
 木造城

2013/6/23

三重県津市のお城めぐり

 伊勢国司北畠氏の一族、小造氏の居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 木造城
よみ: コツクリ
別称: 木造御所
所在地: 三重県津市木造町
現状: 田
築城年代: 貞治五年・正平二十一年(1366)
築城者: 小造顕俊
形式: 平城
遺構: 本丸跡
規模: 標高約7m
文化財: 市指定史跡
訪城日: 2013/6/23


≪ 訪城記 ≫

松ヶ島城から小造城へ向かう。

民家前の狭い道を戻り八雲神社とコスモ石油跡地の交差点を右折、北西へ約700mの突き当りの海近くの運河のような川の前を左折、すぐにもう一度左折、南西へ向かい、道なりに大きく右に曲がったら市場庄町信号を右折して国道23号南勢バイパスを北上、三渡川に架かる三渡大橋を渡り、中勢バイパスを進み、雲出川を渡ったら木造町へ入る。川を渡って約700m進んだといころで側道を降りてすぐの信号を右折、中勢バイパスの高架下をくぐり約500m東進した水田地帯の道路北側にこんもりと土が盛り上がった場所があり、ここが小造城の本丸跡です。車は道路脇に駐車しました。意外と通行量がないので安心です。

木造町の北はずれの水田地帯でちょっと広い道の北側のこんもりとした土盛りの上に説明板と小造城址碑があるのみです。


≪ 歴 史 ≫

貞治五年 (1366) 北畠氏の一族、北畠大納言顕能の次男顕俊が城郭を築き、小造氏としてこの地に居住した。
小造氏の二代目は、第二子の俊康が相続するが、京都に住してたため小造城は波瀬城主小造雅俊に攻められ支配下に置かれる。しかし、俊康は将軍の加勢を得て奪い返し、南朝方と戦う。
三代持康の代に牧城を築く。六代政宗の代に川方に城を築く。
享禄元年 (1528) 七代俊茂の代に新城を築く。
天文二十三年 (1554) 伊勢国司北畠晴具の三男具政が小造家の養子となり、九代となり戸木城を築く。
永禄十二年 (1569) 織田信長の伊勢侵攻で小造具政、長政父子は信長に降り、南伊勢の案内をする。さらに信長の次男で北畠氏を継いだ北畠信雄に仕える。


≪ 写 真 ≫


小造城全景


小造城の土盛り


小造城址碑

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
近鉄名古屋線桃園駅から2km、徒歩約40分。
<車>
伊勢道久居ICを降りて国道165号を約3.5km東進、中勢バイパスとの分岐信号を右折、次の信号を左折して中勢バイパス沿いの下道を南下、約1.1km進んだ信号を左折、約500m東進した水田地帯の道路北側にこんもりと土が盛り上がった場所があり、ここが小造城の本丸跡です。車は道路脇に駐車可能。


≪ 位置図 ≫

小造城


紹介したお城の数 100城



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