いったいどれだけの野草の種が埋まっているんだろうとあきれるくらい。
土があるところもないところも、そこかしこから緑がふき出してくる、春。
特に雨が降った後は、生きる喜びに満ちあふれているのがありありとわかります。
パワーをもらって嬉しいんだけど、困ったなぁな野草たち。
がんがん抜かれる定めだけど、せめて綺麗に咲いた花だけは、覚えておいてあげようと思いました。
最初にご紹介するのは、垣根の下に可憐に咲く、タチツボスミレ(立坪菫)です。
上の写真のお花です。
アップで見るとこんな感じです。
上の花びらが開いているものと、閉じているものがあって、どうしてなのかなぁって眺めていました。
スミレの花ってとっても可憐なんですねぇ。
葉っぱが見事にハート形なのも、愛おしいです。
次は、とってもとっても小さなお花、2種類です。
まずは、タチイヌノフグリです。漢字は書きません!なんて漢字を当てるんだ(怒)!!
2ミリくらいしかありません。
小さいです。
ちなみに、たぶん同じ系統のものだと思われるお花。
これは、オオイヌノフグリという名前です。
野原でよく見かけますね。
この花を見るたび「あー、ツユクサだ~、またこの季節が来たなぁ」と、ウン十年ずうっと名前を勘違いしていました。
今年、お花の名前を調べるようになってから分かったのですが、気づいたときどんなにショックだったか。
風流な名前で大好きな花だっただけに余計にダメージが大きいです。
・・・・・・、話が脱線しました、すみません。
もうひとつのちっちゃなお花、キュウリソウです。
すっごく可愛くないですか~~~?
これもきっと2ミリくらいしかありません。
ピントが合わない~~~。
お花にとても詳しいジージさんに教えていただいた、ワスレナグサ(勿忘草)に、少し似ているなぁって思います。
大きさは全然違うでしょうけれど(笑)。
今まで気がついたこともなかったお花ですが、よく目を凝らせばこんなにも可愛いお花たちがいるんですね。
ふう、視点をもう少し上に戻しましょう。
我が家の庭にはいろんな生き物がやってきますが、一番嬉しいのはやっぱり……。
猫さんですね。
イブちょ、大警戒中。
単なるお散歩だったようで、すーっと通り過ぎて行きました。
そんな、猫ちゃんが通り過ぎていった辺りに一輪だけ咲いていたのは、このお花。
とても発色のいい、凛としたお花ですね。
ニワゼキショウ(庭石菖)です。
ピンクのお花をもうひとつ。
紫カタバミ(オキザリス)です。
以前にアップしたカタバミの黄色いお花より、一回り大きいお花です。
あれ?カタバミ??って思って葉っぱを見て、やっぱりって思いました。
ふふ、お花の種類が分かるようになるって、嬉しいです。
それから、毎年蔓を伸ばしてお星様のような可愛いお花をつける、ヘビイチゴ。
偶然隣り合わせになっていてラッキーでした。
黄色いお花が、こんなに赤い実になるなんて、信じられないけれど現実です。
ヘビイチゴは食べられないこともないけれど、味がない、そうです。
こんなに美味しそうなのになぁ……。
ここまで、我が家の庭に咲く野草のお花を見ていただきました。
家からしばらく歩くと、ちょっと離れただけでまた違った野草が咲いていますね。
あんまり綺麗だったので、写真を撮りました。
もう少しお付き合い下さいね。
友達の家に遊びに行こうとてくてく歩いていると。
畑の土手に、紫色のじゅうたんが見えてびっくりしました。
アジュガ、というそうです。
またの名を西洋十二単。
優雅な名前ですね。
これのもう少し白っぽい花を、十二単と呼ぶそうで、たくさん着物を着ているように見えたのでしょうね。
畑をされている方が植えられたのか、自生しているのかは分かりませんが、見事でした。
またてくてく歩いて行くと、黄色いちょうちょのようなお花がすうっと伸びていました。
菜の花の一種だと思うのですが、名前は分かりません。
形がとっても可愛いでしょう?
素敵な出会いにウキウキしながら歩いていると、また!!
なんと工事中の敷地の中に、満開で咲いていました!
紫色の発色が素晴らしいですね。
ナヨクサフジ(弱草藤)だと思います。
こんなに綺麗な花が見られるなんて、歩いてきて良かったなぁ……。
帰りは、オニタビラコ(鬼田平子)の可愛いお顔を見て帰ってきました。
黄色くて小さな花、好きだなぁ……
幸せ気分で帰ってきたのでした。
今回も長々とお付き合いありがとうございました。
最後はイブちょのスペシャル画像でお見送りしますね。
じゃーーーーん!!!
イブししまい(笑)。
我が家に唯一あった、猫服です。
ずっと忘れてたのですが、何年も経ってからふと思い出しました。
勿忘草のおかげかな?
なんだかマジメな顔して、給食当番みたいだなぁ……。
旦那の手を離れた途端、一瞬でブンブン!と脱がれてしまいました、とさ。
それでは、また次回です