セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

しろちゅはこだわりやさん。

2013-08-31 14:40:40 | 
我が家に来た時から人間をとっても怖がっていたしろちゅ。

3年以上経った今も、ちっとも体に触らせてくれません。


無理に慣れさせようとした時期もありましたが、追いつめるだけだと気づき、今はもう彼女のしたいようにさせています。


しかし最近ずっと見ていて思うのは。

これってしろちゅのこだわりなんじゃない??ってことで。


例えば、旦那が仕事から帰ってきて、私がごはんを和室のこたつテーブルに並べに行くと。

しろちゅはびゅっ!と階段まで逃げて行ってしまいます。

毎日必ずです。


階段で待機中。





でも、おかしいんですよ。

以前は確かに、とっても私たちを怖がっていたので、2人で入ってくるのが恐ろしくてダッシュで部屋から逃げて行っていました。


けれど、今は違うんです。


おやつなどのおねだりをしているときは、和室に私たちが入って行ってもちっとも逃げないんですよ。

なのに、ごはんを並べに行くと、超ダッシュで逃げて行きます。


だからこれはもう、条件反射というか、しろちゅのこだわりかもなぁって。


あ、旦那は、和室のテレビの音の種類を怖がっているんだって言うんです。

確かにテレビを消してしばらくすると和室に入ってきますが。

その時には私たちはリビングに移動しているので、どっちが正解かは分かりません。


とにかくいなくなるまで待つ。

いつまででも待つ。

いくらでも待てる。

そんなしろちゅの様子を動画で撮りました。


敷居のところに葉っぱを置いて、食べてね~って言って。

私がわりと近くにいるので、欲しいのに近づいてきません。

私がしろちゅのためにどくと、いつものことなので分かっているのですね。


動画内での私の行動はこうです。


しばらくそのまま待つ

   ↓

ちょっと離れてみる

   ↓

廊下まで出てみる

   ↓

洗面所のドアを開けて、入った音をさせる



そんな流れです。

ちょっと退屈かもですが、見てみて下さいね。


ちなみに、あたまが上下にふわふわと動いているのは、草が食べたくて集中していてそうなっています。

この微妙な動きがたまらなく可愛いんですよ!







リンクはこちらです。

動画『まだ食べないもん。』



いなくなるまで絶対食べない。

徹底しているでしょ?

これ、おやつの時もそうなんですよ。

目の前に置いてやって、見ていたら絶対食べないので立ち去ります。


私にとっては悲しいこだわりです……


ウェットフードとかたま~に草も、目の前で食べてくれるやん~~!!

なのにどうしてそんなにこだわっちゃうかなぁ。



ふと見上げると。


こんな体勢や。




こんな誘惑や。




こんな肉球放り出しまで。





これで触るなってひどいですよね。

昨夜また旦那がふら~~っと手を出しかけて、慌てて止めましたよ。。。

気持ちはとっても分かります、が……。


ネコパンチが飛んで来たら、ぱっくり皮が裂けますからね……。


触られたくないのも、最近は怖いからよりも単にイヤだからってほうが大きいんじゃないかと思うんです。

だって指先クンクンはしてくれるんですよ!!


イヤなことを強要されて、ネコパンチ!

ベッキーさんみたいに、『Don't touch me!!!」って感じなんでしょうね。



人間にはとってもキツイしろちゅですが、猫相手だともうベッタリです。

いつものてっぺんに突撃~~~!!




ピアノの上にも突撃~~~~~~!!!






しろちゅさんはなんというか、難しい猫です。

でもこれも猫、なんでしょうね。

岩合さんの番組にも、しろちゅに似たような対応をする子がいましたし。


でもねぇ、しろちゅ。

触らせてくれたら、いっぱいいっぱいなでなでして、カイカイして、きれいきれいしてあげるよ。

近くにいても怖くなくなるよ。

ねえしろちゅ、嫌がらないでこっちにおいで。おいで。


言葉は通じないけれど、しょっちゅうそうして呼びかけています。



まるまるおてての箱座り、この短くて入りきらないおててにちょっと慰められつつ。






嫌がられてショックを受けて。

でも可愛らしさにすぐうにゅ~~んと癒されて。

ツンデレな彼女との生活は、毎日そんな感じです



途中までこだわりを忘れていたしろちゅの動画もアップしておきますね。






リンクはこちらです。

動画『はっ、そうだった』



こだわりを思い出しちゃうまでの、一瞬の可愛い表情が撮れました。




最後に。

久しぶりにFacebookに記事が紹介されました~。

うれしい~~~!!

こないだの庭猫の記事でした。

イブちょが子猫のころの写真の中で、阪神タイガース柄のティッシュケースがどうやらツボだったようです。


たくさんの方が見に来て下さったようで、ありがとうございました。







それではまた次回です~~~


のんびりとイブ散歩

2013-08-28 21:29:13 | 
にゃ~~ん、にゃ~~~ん。

イブちょがお散歩おねだりを始めました。


はいはい、と、いつものベストを着せて、ひもをつけて。

私が服を来たりしている間、一足先に玄関で待機中。




にゃ~~~~にゃ~~~~にゃ~~~~!

それはもう、しつこいほどの鳴き方で、私を急かします。

はいはいはいはい~~!!

もう、イ~~~ッてなるほどのうるささですよ。。。



お外に出ると、まずはあちこちクンクンチェックです。


-ここ、すごく気になるな~。




-むむむむ……、いろんな猫の匂いがする……。




-どうやらここが、猫の道らしい。





ちょうどここの木の下が、あの通り道なんですよ。

イブちょ、正解!!


のらじょやジュニア、シンバの匂いがするんでしょうね~。



イブちょの森で、だいぶ伸びてきた雑草をぱっくり。




-次はどれをぱっくりしようかなぁ~。





-こっちにもボクの好きな草があった~~。

ぱっくり。





-たくさんむしゃむしゃして、は~、おいしかった。


-さてと、一番だいじなところをチェックしなくちゃ。




-クンクンクン。ま~た匂いをつけていったなぁ~シンバったら。





-ここはボクの場所なんだからね。プンプン。





しっかり縄張りアピールができたところで、おうちに帰りましょう。



入れば待っているのはしろちゅさん。

可愛くイブちょに甘えにきます。




イブちょに好いてもらえるよう、あの手この手で誘います。




近頃大人な男になってきたイブちょは、優しく何度もペロペロペロ。


ラブラブです


お帰りの儀式を終えて、ほっとして。

冷たいコーヒーでも飲みましょう。





お散歩に行く前は、もう邪魔くさいなぁって思うこともあります。

しつこい鳴き方にもイライラして。


けれど。

一緒にお散歩して可愛い姿にほっこりし、帰ってきて満足そうなイブちょを見ると。

貴重な時間を過ごさせてもらってるんだと、やっと思い直します。


まだまだ未熟者な私です。




最後に、先日ダイエットをしていると書いたら、ブログをいつも見に来て下さっているジージさんから素敵なお腹痩せトレーニングを教えていただきました。

立って足を3~40センチくらい開き、ヒザを伸ばしたまま、右手の甲を左足先の外側に……タッチ!

その反対も、それぞれ5回を1サイクルにして 左右2サイクルするといいのだそうです。

それから毎日やっているのですが。


体が固過ぎて指がじっとも足先まで届いていません

それでも反動をつけて、ぎぎぎ……と必死に伸ばしています。


この日もせっせとトレーニングしていたら、イブちょがからまってきました。







リンクはこちらです。

動画『イブちょと腹筋トレーニング』



まだまだ甘えたさんなところがあって、でもそれが可愛いからそのままずっといてほしいなぁと思う、今日この頃です。


ジージさ~ん、頑張って続けますね~~!

ありがとうございま~す!!!

あ、トレーニング、してみられる方へ。

頭を下げてずっとしていると、自律神経などが弱い方は頭がくらくらすると思います。

どうぞ無理なさらないで下さいね。

座ってしてもOKだそうですよ。


それでは、また次回です!!

待っていた雨

2013-08-26 22:25:42 | 猫と雨と空
おとといのこと。

静かにスヤスヤの午後。








夜から雨になると聞いて、ワクワクしながら待っていました。


まず始まったのは、音のない稲光

夜だから空中がぴかっ!って何度も光って。

音がなくて不気味だった。


ゴロゴロ、と来たら、雨が降り出しました。


やっっっっっっと、雨が降ったぁ~~~~!!!!

まともに降ったのは実に3週間ぶり!

16日に一度パラッと来たのですが、一瞬であがって地面が黒くなることもなく。

またピカーンと晴天続き。

干涸びすぎて、一夜干しからスルメになるところでした。


大きな雨音とぶわっと入ってくる熱風。

土の香り、緑の香りがする風。

しっとりとした空気を大きく吸い込みました。


イブちょとしろちゅと一緒になって、しばらく網戸越しにお外を見ていました。


雨を見ている二人。

だんだん雨脚が強くなっていくと……?

音量にお気をつけ下さいね。






リンクはこちらです。

動画『豪雨と猫』


また戻ってくるかなぁと、ちょっと最後が長くなってしまってすみません


3週間前に降った時は、ざっと降ってすぐにあがってしまったのですが、今回の雨は強く弱く断続的に降ってくれて。

これなら各地の水不足が少しは解消されるかもと嬉しくなりました。


雨音を聞きながら就寝





次の日も雨は降ったりやんだり

夕方、雨がやんでしばらくすると、シンバがやってきました。




今日はなんだか可愛らしい顔に写りました。

イブちょは相変わらずの甘え声でした。



夜になって。

あれ、ちょっと涼しいなぁ……、クーラーが寒いかも??

一度消したりしました。


しろちゅのぎうぎうも、この日は心地よかったのかずっと二人でくっついていました。






旦那、お風呂上がり。

一人頂上を占領中のしろちゅがあんまり可愛いからと、つい手を近づけてしまった。


シャー!!!


うお、しろちゅがふいた!!


何度もシャーシャー言うので、シャー顔を撮ってやろうと私はカメラをスタンバイ。

しろちゅのシャー顔。







この口、ヘビみたいやんね……。

あのキバから毒汁が出てくるんちゃうん?コブラみたいに……

とりあえず悪魔顔やねぇ。


旦那としばししろちゅがむき出したキバについて話していると。


なんと、一段下で寝ていたイブちょが頂上に飛び上がった!!

そして……。


なんと、しろちゅをペロペロなめだしたのだ!!!

私たちがおもしろがってシャーシャー言わせていたから、イブちょはすごく心配になったみたいです。

-だいじょうぶ~?落ち着いて! 怖くないよ~~~。

そんな風になぐさめているように見えました。


イブちょ、優しい……。

優しさに感動するとともにイジメてしまったことを反省した夜でした。


ちなみにしろちゅはこのあと頂上から降りましたが、別段逃げて行く訳でもなく床でゆったりくつろいでいました。

よかった~~。



そして今朝。

……え、なんて涼しい……!!!!


クーラーは全く不要で、扇風機にあたっていたら寒くなるほどで。

昨日一日強烈な日差しから雲が守ってくれたから、地面の熱が冷めたんだ!!

空に広がる薄いグレーの雲に、大感謝でした。


ずうううっと、晴天続きだったから。

雲があるってありがたいと思えるようになった。

干物になりそうなほど渇いていたから。

雨がほんとうに恵みであると、体で分かった。


自然を肌で感じられる、すごい夏でした。


今日の暮れかけの空には見事なひつじ雲。

季節は一気に秋へとその舳先を切り替えたのかもしれません。


なかなか見られない美しい雲でした。

















広い広い空に手を伸ばし、う~~~~ん!と伸びをして。

横へ広げて涼しい風を感じて。


思わずスキップして我が家に帰りたくなり、ほんとにしながら帰りましたよ。

(人通りはありませんから!!)




本日。

『35度以上の猛暑日ゼロは7月4日以来、約50日ぶり』

ニューストピックスに上がった文字に、ほんと大変だったなぁとうなずいていました。

お外にクーラーがかかってるみたいに涼しくて、優しい冷たさの風。

ほんとうに、気持ちのいい日でした。

この休憩日のおかげで、またがんばれそうだなぁって思いましたよ


それでは、また次回です~~~



ささやかな夏の花たち

2013-08-21 20:53:23 | 庭の花
ちょっぴりダイエット中のセツです。

顔からちょっとずつスリムになってきています。

食事制限をしても筋肉が痩せるだけ、皮下脂肪は取れないと聞き、腹筋背筋などゆるゆるとやっております。

めざせ!スマートボディ!!

(何回も痩せているのですが何回もリバウンドしてるんですよ~)



日中があまりにも暑くて公園にもちっとも行かず。

身近なお花を少しずつ撮る日々です。


なので今回は全て、徒歩20秒圏内のお花たちです。


まずは、うちのお庭から。


暑さだけでなく蚊がとっても嫌いな私は、ここのところ水やり以外庭を放ったらかし。

小さな花壇が2つ、雑草に消えました。

あまりの暑さにカリフォルニアローズが枯れてしまいました。


しかし、悪いことばかりではなく、いつもはさんざん引っこ抜かれている雑草たちが花を咲かせはじめたのです。





ハゼラン(爆蘭)というそうです。

英名はコーラルフラワーです。


すっと高く茎を伸ばし、小さくて可愛いピンクの花を散りばめてくれます。

1つの花のサイズは7ミリくらいでしょうか。


後ろに柵が見えていると思うのですが、この向こう、つまりお隣から、その名の通り種がバン!と爆ぜて我が庭にやってきました。

暑さにも乾燥にもちっとも負けず、つやつやと葉を広げてどんどんと咲いていきました。

ピンクのお花を可愛いなぁ、可愛いなぁと眺めて過ごしていたら、あれよあれよと言う間に横の花壇の半分以上をこの花が占領してしまいました。

コツコツと引っこ抜いていたら見られなかったお花。

土があると、予期しない出会いがあるものですね。


もう1つ、これも雑草なのですが、茄子のお花に似ています。






イヌホオズキです。

ものすごーくちっちゃいです。

5ミリくらいかなぁ。

葉っぱはすごく広がるんですけどね。


こんな小さなお花を、しゃがんでちょいちょいと触ってみるのも癒しになっています。


ハゼランもイヌホオズキも、夕方に咲くんですよね。

朝や昼に見たくても、花が全部終わってしまったのかと思うくらいシュンとしています。




朝のハゼランです。

2ミリくらいの小さなピンクのつぼみと赤い実が可愛いでしょ!!




もっと夜にならないと見えないのがオシロイバナ(白粉花)ですね。

暗くて撮影や修正が難しい!


これはいつもシンバがこすこすしているオシロイバナです。




そしてこちらは、昼間暑さに負けてシュンとしているかに見えた、門の外のオシロイバナ。




なんのなんの。やっぱり強い花ですね。

見事に咲き誇っています。



黄色とピンクが一緒に咲いているので、たまにこんなお花も。








毎年これが楽しみなんですよね~~。

いろんな混ざり具合を見るのが。

当たっているライトが黄色いので、色が悪くてすみません。


あと雑草の花(?)で、形が綺麗なものを1つ。






カヤツリグサ(蚊帳吊草)です。

どこにでも生えている雑草ですが、よくよく見てみれば線香花火のようで可愛いです。

先っぽを見ると、花ではなく葉っぱかもしれませんね。杉のイメージです。




さて、雑草以外には、お庭ではこんなお花たちも頑張っています。




ペンタス、パニックタワーです。

色は、この三色。








暑さに強いと書いていたので買ったのですが、その通りでした!

葉っぱもツヤツヤです。


そして、大きなヒマワリの葉っぱをくぐるようにして顔を出しているのが。

ミニバラです。




年に何度も咲いてくれて、いい香りを放ってくれて、ほんとうにありがたいお花です。

暑さと乾燥に負けず、また花をつけてくれてありがとう。



さて、庭を出てみましょう。

門を開けて外に出た途端、足元に敷き詰められているのは、父が雑草対策で植えた竜の髭。




これは葉っぱが長い種類のようなのですが、お花が咲くことに初めて気がつきました。


ほとんど白に近いピンクのつぼみ。




花が開くとこんな感じです。




これもとってもちっちゃいお花ですが、ころんとしていて可愛いですね。


そこにはこんなお客さんも。




褐色のショウリョウバッタです。

枯れ葉と見分けがつきませんね~。

ぴょん、と飛んでから見つけるまで、時間がかかりましたよ。

一見枯れてポロポロになった雑草の葉っぱに見えますが、よお~~~く見るとそれは穴ではなくてちゃんと体で。

素晴らしい擬態だなぁと思います。


最後のお花は、徒歩20秒のところの花壇に咲いているナツズイセン(夏水仙)です。






見つけたときは、うっきゃ~~~!と大フィーバーでした。

なんて綺麗なユリだろう……。


ところが調べてみると。

これはユリ科ではなくヒガンバナ科だそうなんです。

どこからどう見てもユリなんですが、まんべんなく茎から葉が出ているユリとは違い、地面からひゅっと茎だけ伸びているんです。

Wikipediaの写真を見ると、確かに彼岸花の咲き方に似ていました。


念入りに水やりをされている近くにお住まいの方を見たことがあるので、その方のおかげで見ることができたようです。

感謝感謝です。




連日の晴天で1つだけいいことがあるとすれば。

それは、毎日お月見ができることだと思います。

今晩は、数年に一度の『ブルームーン』の日だそうです。




ブルームーンと言っても月が青く見える訳ではなく(ちょっとドキッとしましたが普通に黄色っぽい色でした)。

周期的に、夏至や秋分のように一年を4つに分けた場合に、通常3回しか満月が見られないところを4回見れたときに、その3回目の満月をそう呼ぶそうです。

1ヶ月に2回見られたときもそう言うんだとか。






夜の空にある雲は、青みがかって立体的で、まるで絵画の世界のようで大好きです。


オシロイバナを撮りに出てきて、良かったなぁ。




うっとり。



最後にイブちょとしろちゅの昨晩の様子です。




平和な夜です。


それでは、また次回です~~~


我が家の庭猫 ~2013年 夏

2013-08-20 10:47:39 | 庭猫
こんにちは、暑い日が続いていますね。

こちらは何週間も雨が降らず、何度目か分からない渇きを覚えています。

水はいくらでも飲めるのに、庭がカラカラだと心もカラカラになるんですよね。

どうしてだろ。

庭も私の一部になってきたのかな。




溜まりに溜まった写真をなんとか整理してDVD保存しなくちゃと、パソコンの写真をいろいろ見ていたら。

懐かしい写真が出てきました。






しみじみと見て、今の状況にそっくりだなぁと思ったのです。


そうだった、イブちょもしろちゅも、元はみな庭にやってきてくれた猫だったのだと。



懐かしくていろいろ掘り起こしてみると、あんまり可愛かったので、改めて記事にすることにしました。


見たことある方もいらっしゃると思いますが、どうぞお付き合い下さいね。



2009年12月。クリスマス・イブ。

車で家に帰ってくると、門の前にちょこんと白い子猫が座っていました。

ピシッとお座りしてこちらを向き、私が来るのを待っています。


「ど、どうしたん……?どうして待ってくれてたの?」

こわごわ近づいていくと、少し距離を取るそぶりはするものの、ちっとも逃げません。

じいっとこちらを見ています。

ねこまんまをあげたらぱくぱく食べ、おうち入る?ってドアを開けたらてくてく入ってきて。

和室に座ってくつろいでくれました。


ずっと猫を飼いたかったけれど家の中で生き物を飼ったことがない私はずっと躊躇していて。

でも、この出会いが運命的なものに思えて、飼おうかな!と踏ん切りがつきました。


その日に旦那に送ったメールの添付写真。




ちっちゃくて細かった。

この日のことは、こちらの記事に詳しく書いていますので、よろしければご覧下さい。


来てすぐの頃。






今考えてみれば、この時からすでにこのティッシュケースがお気に入りだったようです。

今でもよくこれで、じゃれてケリケリして遊んでいますよ。

阪神柄(笑)。



お気に入りの一枚。




眉間をきゅ、と寄せるクセもこのころからだったんだなぁ。

まだ目や耳がばっちいですね。

家の中で暮らすようになって、徐々に綺麗になっていきました。


クリスマス・イブに我が家に来たから、名前はイブ。

『ちょ』は旦那があとから付けました。




動物が大好きなお隣の奥さんも、イブちょのことを知っていました。

もう一匹、兄弟がいるよ。

もうちょっと茶色くて、鳴き声が低いの。


しかしなかなかその子には会えず、季節は本格的に氷点下の寒さへと突入したのです。




2010年2月。

庭に猫が2匹やってきました。




まだ成猫になりきれていない大きさの2匹。

外は昼でも身を切るような寒さで。

風も強かった。

こんなに寒いのに、ずっとお外で……、夜なんてどうするんだろう。

子猫は体温調節がまだうまくいかないと言うし……(←イブちょを飼いはじめていろいろ勉強した)


茶色いほうはイブちょに姿がそっくりで、この子があのもう一人の兄弟だなってすぐ分かりました。

いつも寄り添っているもう一匹はタヌキのような面白い顔で。


もしもイブちょがこんなところで夜を過ごしたら……と思うといてもたってもいられず、なるべく雨風が当たらない一画に段ボールハウスを作りました。




気に入ってすぐ使ってくれて、ちょっとほっとしました。

いつも2匹一緒。

寄り添って温め合って生きていました。



旦那は2匹を見て、茶色い方をちゃいろちゅ、




白いほうをしろちゅ、




と呼ぶようになりました。



ごはんをあげると、ちゃんと二皿に分けて置いているのに、ちゃいろちゅはオレが食うんだ~~~とがうがうしてしろちゅに食べさせず。

しろちゅはまるで大和撫子のように後ろに控えてじっと待っていました。


イブちょとは兄弟だし、もちろん仲良し。




こんな風にして、この冬が過ぎていきました。




2010年4月。突然。

ちゃいろちゅの姿が見えなくなりました。


大人になり、旅立って行ったのかなぁ……。

しろちゅを残して? うーん……?


その頃家の庭には。

怖い大人の野良猫たちが、毎日のように2匹を襲いにきて、可哀想に蹴散らされていました。

しろちゅはすごい瞬発力なので、一瞬で物陰に隠れていましたが、ちゃいろちゅはどこまでも追いかけていかれて大変そうだったのです。

自分の住処を求めて旅立って行ったのか、それとも人懐っこかったのでどこかで飼われたか。

もう知る術はありませんでした。


一人残ったしろちゅ。




毎日オス猫がうろうろするし、子供ができちゃうかもしれない。

手術をしようと決意しました。


家に入れたらもう、お外に出すなんてできません。

責任を持って、我が家で飼うことに決めました。



初日、イブちょとの隔離のため作った2メートルの段ボールの柵を、ジャンプで一気に飛び越えたしろちゅは。

2階でしばらく潜んでいましたが。


すぐにイブちょには懐いて、ぴっとりと仲良しになりました。




少しずつ背中に色がついてきています。


イブちょと一緒にごはんを食べ。




イブちょと一緒に眠り。




ちゃいろちゅの穴を、イブちょがしっかりと埋めてくれました。


良かったね、しろちゅ。

ようこそ、我が家へ。





こうして我が家の飼い猫は2匹になったのです。






その後しばらくして、ちょくちょくやってくるようになったのは、のらじょでした。




のらじょという名前も、私が『野良』と言っていたら旦那が『じょ』を付けてしまいました。

なんというか、貫禄のある姿に妙な安心感がある子でした。


うちの二匹とご対面~~~。




なぜかしろちゅは、のらじょをあまり怖がりませんでした。




綺麗な毛並みですね~。

色合いと柄を見ると、イブちょとしろちゅを足して2で割って、膨らましたような感じだったので、もしやお母さんかなぁと思ったこともありました。

思い出した頃にひょっこりとやってくる、不思議な雰囲気の猫でした。




イブちょはのらじょが来るといつもデレッデレに腰砕けでしたよ。

大好きでした。



庭の前を時折通り過ぎる野良猫たち。




襲いかかってくるヤツもいました。




コイツはほんとうに怖かったです。

『ヤツ』と呼んで、私が何度も真剣に追い払いました。

顔はけっこう可愛いのに、ジャンプして網戸の真ん中辺りにビタン!!

ものすごい声を出して、網戸越しに乱闘になったイブちょを守ろうと抱き上げたら、手が一瞬で血だらけになりました。

猫のケンカには素手で入っちゃいけないと、そのときやっと分かりました。


庭で見かけるたびに追い払って、だいぶかかってやっと来なくなりました。

可愛そうだけど、ヤツだけは無理でした。



そして今年、夏。

たまに訪れるのらじょが姿を見せなくなって数週間。


久しぶりにイブちょのうなり声が聞こえて慌てて駆けつけると。

のらじょに少し似たスマートな猫がやってきました。




大人しくてとっても可愛いので、ジュニアという名前をつけました。




しかしイブちょには、他のオスを自分のテリトリーに入れる心の広さはなく。

ジュニアが来るたびにものすごいうなり合いがご近所中に響き渡ります。


そのうちもう一匹が低いうなり声とともにやってきました。




我が家の庭で三つ巴。

茶色いほうはライオンぽいので、ライオンキングから取ってシンバと名付けました。

実はしばしば旦那が、茶色いからちゃいろちゅ、と呼びはじめていたのです。

違う~~、ちゃいろちゅはイブちょの兄弟でしょ!

区別してもらうために、名前は必要でした。



シンバにはイブちょ、かなわないと思うのか。

しっぽを足の間に入れて、横向きに倒れておなかを見せています。


オシロイバナにいつもこすこすしています。





昨日の夜の動画です。






リンクはこちらです。

動画『訪問猫シンバ』



近頃は、ジュニアが姿を見せなくなりました。

シンバは、2日に1回程度、夜にやってきます。




今回こうして思い返してみると、イブちょもしろちゅもみいんなうちの庭猫だったんですね。

そして、イブちょが来てくれたから、今まで素通りだった家の庭に猫たちがやってくるようになったのです。


私は家を猫屋敷にしてしまえるほどの余裕はありません。

イブちょとしろちゅを守るので精一杯。

あんまり猫に来られても、可愛いから嬉しいんだけれどちょっと困るときも。


けれど。

一匹も訪れない日は。


ちょっとだけさみしいなと思うようになりました。



猫は家に2匹もいるのに。

不思議ですねぇ。



さてさて、これからいったいどんな猫たちが来てくれるんだろうなぁ……。

楽しみに待ちたいと思います。


それでは、また次回!