セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

猫と人と

2013-01-31 14:32:59 | 撮影散歩
今日もごろりん。

いい調子。




ちょう!




しろちゅの細目。初めて見たかも。




よっぽど明るくないと、見えません。



今日の風景は、神島の次の日に行った、愛知県にある常滑(とこなめ)という町です。

伊良湖岬から船で知多半島へ渡り北上すると、焼き物の町として有名な、常滑に到着します。





この町に来たのは、ガイドブックでこの景色に惹かれたからです。

土管坂、というそうです。

こんな景色、見たことない。

しかも、この町、映画『20世紀少年』の撮影スポットがたくさんあるんです。


観光案内所で町の散策マップと一緒に、映画の撮影スポットの地図ももらい、歩きだしました。



徒歩で回れる範囲に面白い場所が集中しているので、とても回りやすかったです。


まず目についてびっくりしたのは、町に点在する可愛い手作り作品。






土手のコンクリートに、こんな作品たちがたくさん展示されていました。

猫のものが多かったです。


本物の猫にも出会いましたよ。




この子は、階段が撮影スポットになったあるお寺にいました。

お寺で大事にされているのでしょう、おだやかで美しい猫ちゃんでした。


住宅地の塀の間からぴょっこり顔を出した、真っ白な子。






青い鈴がとっても似合ってますね。


町には、古い木造の建物がいくつも残り、独特の雰囲気があるような気がしました。

ちょっとジブリっぽい感じ?





写真はへたっぴですが、蔦の絡まる木造の建物は、なんだかそんな雰囲気だったんです。



手作り作品にも本物も、猫がすごく多い。

それは、人にとって猫という存在がどんなに癒しになっているかということなんだろうと思いました。

出会えただけで、ハッピーになれる。

なんて素晴らしい存在なんでしょうね。


次回も、少し常滑の写真をアップしますね。

それでは、また。


さくらんぼの木の下で

2013-01-30 02:34:18 | 
今日も楽しくイブ散歩~。

充分におひさまが上がってから出るので、だいぶあたたかい。

イブちょはとってもご機嫌さん。

イブちょの森にて、飛んでいく鳥さんを眺めて。




ふと見かけた、爆ぜて落ちる種たち。




それでは、今日も元気よく。

ごろり~ん!




横の低い壁にじゃれていたと思ったら。




とうっ!!




壁をキックしてずざざざ~!

これ、最近のイブちょがお気に入りの遊び方なんです。


地面がきれいになるわ~ふふふふ……。


久しぶりに、さくらんぼの木の枝で遊び始めたイブちょ。




遊ぶかな~と思って木に引っ掛けておいたら、見事にヒット!











とっても楽しんでくれたようです。

隙間からこんにちは。





愛おしいなぁ……。



本日のメジロさん。




どうも散歩中からずっと、鳥さんたちにおねだりされているような気がしてならず、一羽にわたしの顔スレスレを飛んでいかれて、観念。

はいはいとミカンを持って行きました。


私が近くにいるにもかかわらずひっきりなしに飛んでくるメジロさんとヒヨドリさん。

お腹すいてたんでしょうね~。


そうなると、我が家のメジロリアンズ、出動です!






今日はしろちゅもガン見でした。


二人でおしりウズウズ。




そろって動くのが面白いです。


日が傾いても、まだジッと見続けている。




今日は退屈せずに楽しめたね。

良かったね、鳥しゃんにありがとって言っておきなよ。






今日の風景は、一回お休みにさせてくださいね。

ただいま準備中です(^◇^;)


それでは、また次回( ´ ▽ ` )ノ


中望遠レンズの世界(+伊良湖岬)

2013-01-27 21:12:18 | 猫+撮影散歩
サラサラっとちらついた雪が、あっという間に世界を真っ白に。

こんな日は、両手を広げて空を見上げ、大笑いしたくなります。


風がきつかったり、寒かったりして、イブ散歩は超特急!!

写真がちっとも撮れないので、レンズを中望遠に変えて、いつも離れているしろちゅにロックオン!




最近は、ねむねむの時はあまり逃げなくなり、たくさん撮らせてくれます。


たまにはイブちょもどアップで。




しろちゅ、ちょっと見返り美人で撮ってみようか。




にゃに、後ろから近づかれたら怖いじゃない。




まあまあ、そのままそのまま。




はい、撮れたよ~。ありがとね~。


イブちょとねむねむしてるのよ。




あったかそうだなぁ。


このレンズは単焦点なのでとても明るく、いいボケ感でふわっとした雰囲気になる気がします。

だいぶ寄れますし、距離があるしろちゅを撮るのが楽しくて夢中になりました。

一枚一枚が宝石のように感じます。

ほんとうにありがたいなぁ。


あと、鳥さん撮影会第二弾。

こちらは望遠レンズで。

またヒヨドリさんとメジロさんです。
















メジロさんの中には、お腹の中のほうの羽毛が黒い子もいるみたいです。




さて、今日の風景写真は。


伊良湖岬にある恋路ヶ浜と灯台辺りの遊歩道です。


宿の目の前にある砂浜です。




広い砂浜で、貝殻を探したり打ち寄せる波をぼーっと見たあとは。




素敵な遊歩道をゆっくりお散歩しましょう。

ドラマの撮影とかできそうな、綺麗なところ。

浅見光彦シリーズとか、ここで撮らないかしら(笑)。


太陽の光で、まぶしいほどに輝く海。








あんまりキラキラ綺麗なので、動画を撮りました。


伊良湖の海 動画



かっこいい灯台があります。




絵になりますねぇ~。



ここの遊歩道は、ほんとうに綺麗に清掃されていて道にゴミがまったく見当たらず、すごいと思いました。

景観を守ろうと一生懸命整備されているこの町の方々の気持ちがとても伝わりました。


伊良湖岬のことを、「ああ、あそこ何もないやろ?」という人もいます。


けれど、無駄な物を作らず、岬の美しさをなるべくそのまま守り続けている、それだけで充分だと思いました。

それだけで、おつりがくるほど素晴らしい。

ここはそんな場所でした。



椰子の実、という歌がありますね。

 
名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ
 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月

旧(もと)の木は生(お)いや茂れる 枝はなお影をやなせる
 われもまた渚を枕 孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ

実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂
 海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙

思いやる八重の汐々 いずれの日にか故国(くに)に帰らん



恋路ヶ浜の大きな石碑に、この歌のことが書かれてありました。

民族学者として有名な柳田國男さんが23歳の帝国大学生だったころ、この地の出身であった宮川春汀さんから語られた故郷の素朴な民情に心を惹かれて、夏期休暇の50日間を伊良湖村で過ごしたそうです。

滞在中、柳田さんは、近くの村々や神島を散策して、風光明媚な自然を見て素朴な村人達と親交を深めたのだそうです。

そんなとき、ここ恋路ヶ浜に流れ着いた椰子の実を偶然見つけた柳田さんは、後に友人の島崎藤村さんにその話をしたそうです。

島崎さんは、遠く南洋の島からはるばるやってきた椰子の実に、自分が故郷を離れてさまよう憂いを重ねて、この有名な詩を書いたのだそうです。


たまたま訪れた浜辺で、まさかこんなことが分かるとは思わず、とてもうれしい出来事でした。


それでは、また次回。

あったかい日は

2013-01-25 01:11:04 | 猫+撮影散歩
今日は夜まで暖かい日でした。

暖かいと、イブ散歩がとても活発になります。

歩くというより常に駆け足。

今日は珍しくダッシュを2回もされて、ちょうど手を離している時だったので焦りました。

暖かくて体がカチンコチンにならないから嬉しかったのだと思います。

まずはお気に入りの石板でごろりん。




ヒヨドリさんが飛んで行くのを見上げています。




この木、登ってみようかな。




最近は、向こうを見るのに上手におっちんできるようになったよ。




今日はメジロさんいないのかな……?




車が好きすぎるな。




小人さんかな……?




イブちょさんでした!


おうちに帰るとしろちゅがお出迎え。

うーん、っていつもノビをする。






背中柔らかいね~しろちゅ。

曲がり過ぎじゃない?

これ正面から見たら超可愛いんですが、なかなか撮れなくて。

そり返り過ぎてむいんと上がるおててがもう、たまりません。


爪とぎちてたのよ。




メジロリアンズ。




むーん。



先日、この顔をしているイブちょの前に、たまたまごはん皿が二つ並んでいて、「まるでお供え物みたいやな~」って旦那が言ったんです。

「確かに、福の神的な?」

「そう、イブの神?」

「いいねぇ、イブの神!」

かくして、この顔をしている時のイブちょは、福の神イブの神と呼ばれることとなったとさ。



さて、今日の風景写真は。


神島の後、たどり着いたお宿をご紹介します。

伊良湖岬の恋路が浜にあるお宿、『月の渚』です。

なんと当時、じゃらんの口コミで☆5.0だったんです!

お値段も私が泊まった中で過去最高でしたが(汗)。

文句なしに素晴らしいお宿でした。

お部屋。




お食事。








そして一番凄かったのが。

部屋付き露天風呂。




どーん!

右手に見えるのは神島です。

窓が全開になるので、潮風を感じながら、大海原を見渡しながら、お風呂を満喫できます。

いやはや、最高の気分でした。


このお宿は部屋数が少なく、お部屋は裸足で歩いても気持ちいいくらいピカピカに拭き清められていて、とっても落ち着きました。

居心地はいいし、女将さんや仲居さんもとってもお優しい方々で、帰るのが名残惜しくて仕方がありませんでした。

あ、そういえば、私たちが泊まったのは、最上階の『名残の月』という名前のお部屋でした。

お部屋から月の光も見えたし、まさに名前の通りの宿泊となりました。

なかなかこんな贅沢はできないので、また還暦の時とかに来ようと思います。


食事が美味しいところで、海を見ながらぼーっとできる素敵なお宿を探しておられる方には、ぜひぜひ、オススメですよ!

安くはないですけどね(^^;;


それでは、また次回。



追記。

先日の鳥さんの記事、『スタッフにアピール』にチェックを入れておいたら、Facebookで紹介してもらえました!!!

gooブログ 我が家のメジロリアン


やったー!!

他の方々の写真もどれもおもしろく、これからは時々覗きに行こうと思います。

あたちのもの(+神島編6)

2013-01-22 09:45:40 | 猫+撮影散歩
昨夜から、あたたかい雨が降っています。

『しとしと』、まさにそんな音が、静かな闇のなかから聞こえてきて。

日本人で良かったなぁって、しみじみ思いました。

しとしと、いい響きですねぇ。


さて、昨日のイブちょは。

何度もお外おねだりをして、うろうろと2部屋を行ったり来たり。

猫の春、だからでしょうかね。

それか、おとといセットしたミカンに鳥がやってくるからか。


「ね~、お外行こうよ~~~」




もう行ったやん。一日一回です!

「ふわ~、退屈ですよ、ぼかぁ」




連写の産物。なかなかいいタイミング。


旦那、そのままそのまま!

はい、チーズ!




いいねぇ、もう一枚……って、え?




そこまで嫌がらなくても……。

悪かったよ。


お風呂から出てくると、おー、仲良く寝てるなと思ってよく見たら、




しろちゅ、イブちょの手を上手に使ってまぶこい寝。

うまくもぐったなぁ。


さて寝ようかと思ってもう一度見に行ったら。




うーん、仲良しこよしだね~。

いいなぁ、私も混ぜてほしい~~~!


指をくわえて見ていると。

いつもならカメラを持って近づくと、しろちゅは目を見開いて緊張するのに、

あろうことか!




ことん、と、イブちょの方に頭をもたせかけたのだ!!!


ひーーっ!! なにその甘えたポーズ!!

明らかに私が見ているのを見て、ふふんってなったでしょう!?

今はっきり聞こえたわよ、『これ、あたちの』って!!


……、初めて猫に嫉妬を覚えたわ……。


えぇえぇいいわよ。仲良く寝んねしてちょうだい。

プンプン。






気を取り直しまして

今日は神島編の最終回です。

まだまだ高いところにいます。

弁天岬。




綺麗な岬ですねぇ。


ずっと道を下って行くと、小さな海岸に着きました。




ニワの浜、というそうです。

ここでは、不動岩と呼ばれるカルスト地形を見ることができます。




海の水はとても綺麗で、大小さまざまな石が流れ着いていました。




鳥羽駅で買ってきていたお弁当をここで広げることにしました。

ちょうど綺麗に並べられた木材によっこらしょと座って、寄せては返す波を見ながらランチタイム。


海を見ながら食事って、憧れてたんだぁ……。

お弁当は、これ。






フタを開けると『ふるさと』の曲が流れるようになっています。

柔らかいお肉をおいしくいただきました


この音楽の電池がですね、なかなか切れなくて、フタが開くたび音が溢れ出す

ずっとガシャガシャと袋を持って歩いたので、何度もそんなことがありました。

これ、ぜったい電車には持ち込めないです


動画がありますので、アップしておきます。

お聞き苦しい声が入っておりますが(恥)、これしか動画がないので

てっきり写真を撮ってると思ってたんですよ~。

音が出ますので、お気をつけ下さい。

モー太郎弁当 ふるさと



実はここの浜を古里の浜だと勘違いして、勝手に感激しております(苦笑)。



さて、ゆっくりと海岸を満喫して、また歩きはじめます。

と、すぐそこに、こんな石碑がありました。




なんと、ここは鷹渡りというものが見れる場所だそうです。

風が海へと吹き抜ける、このさわやかな場所で、鷹が空を悠々と飛んで行く……、なんて風情があるのでしょう。

心の中まで風が吹き抜けて行くような心地がしました。


お天気も良くなってきて、海がきれいに見えるようになり、るんるん気分で歩いて行くと。

古里の浜(ごりのはま)が見えてきました。

でっかい岩が海岸にでん、と立ちふさがっています。




自然に削られた海岸線の形を目でなぞりながら歩きます。




浜辺って、どうしてこう心が躍るのでしょう。




古里の浜、この辺りに昔は集落があったと考えられています。

津波などが原因で、集落は今の場所に移ったようです。

今は、浜の名前にその名残があるだけだそうです。

ここに住んでいたんだよ、と覚えておくために、ふるさと、と名付けたのかもしれませんね。


さて、次に乗る船の時間がせまってきました。

ちょっと小走りで港へ戻ります。




沖を航行するタンカー。どこの国から来たのかなぁ。




急ぎながら旦那が。

「この島、なんか怖いわ」

と言いました。

えっ、と私はびっくりしました。

この島の怖さを感じていたのは、私だけではなかったようです。

しかもここで旦那が溝に足がはまり手を強打。

「怖い~~~

本気で怖がってました。


旦那は大阪育ちの都会っ子。

私も中途半端な田舎っ子。


なんとも足元もおぼつかない二人旅です。

お船に乗ったらきれいな宿に行くからね~~、もうちょっと頑張って。

はげましながら、小走りで船着き場へ到着。

なんとか時間までに間に合いました。


しかし、時間になっても船が来ない。

なんで~!時間、合ってるのに!!

もしかして帰りは別の場所からとか。

いやありえないでしょ~~~!?


離島ですからこの日の船はこれで終わり。

宿にたどり着けません。


泣きそうになりながら辺りをバタバタと走り回ります。

と、ジャージ姿のおじさんがてくてくと歩いてきました。

すみませ~ん!と事情を話すと、

「ああ、今、もうおらんやろって出たところやわ」

「ええ~~!?」

「まっとりや、今呼んだるわ」


おじさん、セッタをパタパタいわせながら船着き場へ走って行きます。

私たちも慌てて追いかけます。

呼ぶってどうやって?無線かなにかでかな。

するとおじさん、おーい!と海に向かって大きく手を振りました。

すると、小さな船が、やってきたではないですか!!

ほんとにちょうど出発したところだったようです。

おじさんがいてくれて、ほんとに良かった。

何度もお礼を言って、船に乗り込みました。

船長さんは、若くて日焼けして精悍な顔立ちで、まさに海の男!!って感じで惚れ惚れしました。

しかし、見惚れる暇もなく船酔いがきて、すぐに眠ろうと努力する私。

着くまで15分くらいかなぁ。脂汗をかきながら必死に耐えました。

波をグイングインと乗り越えていく感触が、今でも忘れられません。


乗ってきたお船です。



バタバタしてたので、降りてから撮りました。

降りたところは伊良湖です。ここは愛知県の渥美半島の先端。

美しい海岸線のあるところです。

震える手で宿にお迎えを依頼する電話をし、自動販売機でジュースを買ってなんとか飲み。

歩いた疲れと船酔いがましになるまで、船着き場で休みました。

小さい船はめっちゃ酔いますね。


さて、神島の旅はこれで終わりです。

時間的には、朝、鳥羽の港を出て昼の2時くらいには伊良湖についていますので、ほんとに短い滞在時間でした。

港で猫ちゃんの一匹も見つけたかったですが、残念ながら旦那の生き物センサーにも引っかからず。

それだけがちょっと残念でした。

でも、最後に島の優しいおじさんと触れ合えましたし、心に強く残る、いい旅でした。



最後に、宿から見えた神島です。




中腹に小さく、あの灯台が見えています。

夜になって、部屋のベランダに出ると、とても心強い光が届きました。


次回からは、伊良湖の写真をアップしようかなぁ。

それでは、また。


ちなみに、旦那は未だに、

「あそこは怖かった、観光気分で気軽に行くとこちゃう」

なんて言ってます。はははは……

私の旅に付き合うと、とんでも僻地に連れて行かれるねぇ。