セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

桜の吉野山 その5

2013-04-24 07:00:00 | 吉野山
西日の時間が来ました。

全ての景色に魔法がかかる時間です。

煤けた工場も、油の浮いたドブ川でさえ。

金色に光り輝く素敵なものに変えてしまう魔法。


心は光るものへと吸い寄せられて、魔法にかかったようにシャッターを押しています。

そんな西日の時間。

私はやっぱり魔法にかかりながら、吉野山の小道を歩いていました。


あちらを向いても桜、こちらを向いてもまた桜。

魔法にかかってしまっている目では、全てが宝物のようにキラキラに見えて。

柔らかい土の道を歩きながら、ずっと写真を撮り続けていました。



歩くたびに新しく現れる、一目千本と言われる桜たち。





読経の声が時折聞こえてきます。

山のお寺だけあって、とても力強い声です。



青い空は全てを浄化してくれる作用がある気がする。






珍しく、八重のしだれ桜です。

濃いピンクと黄緑色の新芽がとても可憐ですね。


分岐点に来ました。




如意輪寺方面へ向かいます。


開けた場所に出ると、自由にくつろぐ旅人たちの姿があります。






外国からの旅行者も幾人か見かけました。


またすごいポイントです。






なんだかこの塊だけそのままゴッと浮き上がりそうだなぁ。

天空の城ラピュタみたいに。

薄いピンクと濃くなってきた影のコントラスト。

ちらりと覗く新緑もいいスパイスですね。


このあたりは、うーん、そろそろ中千本なのかな?

表示があまりないので、うまくご説明できずすみません。



まだまだ遠い、蔵王堂の屋根。




ずいぶんと日が沈んできたのが分かりますね。

しっとりといい色合いになってきました。



魔法にかかっている谷間。




森の精のように、白い桜が輝いています。



そしてここで。

急に目に飛び込んで来たのは、鮮やかなピンク色!!

この色は!!




ミズバツツジです~~~!!!

馬見丘陵公園で見かけた、あの紫がかった大人なピンク。

そんな可愛くてたまらない木が、道にアーチを作っている!




なにこれ。すごい。

シロヤマザクラとミツバツツジがコラボしてる(笑)。




……すごい場所へ来たものです……。




突然現れた桃源郷のような場所に、しばらく呆然と立ち止まっていました。

ここでこんな、まさかの再会があるとは……。

お花に頬擦りしたいほど、嬉しくてホッとしたのでした。



それでは、今回はこのへんで。

次回、ついに最終回です。

いえ、ドラマやアニメのように、怒濤のシナリオはありません(笑)。

帰路につくだけです。

どうぞまた、見に来てくださいね


それでは、今回のお見送りは動画にします。

イブ散歩中のころころ映像です。

イブちょ、おひもで遊ぶ



見にくい方はこちらからどうぞ。

『イブちょ、おひもで遊ぶ』


うい~~~~。




おっさん座り(笑)。

背中だけ見ると猫じゃないみたい。

実はおなかにひっついたツツジの葉っぱを必死に取ろうとしているの。

花のつぼみの近くにある葉は、落ち葉になるとものすごい粘着力!

肉球にひっつくと、ウェットシートでごしごししても剥がれないです。




つぼみの横の茶色いところです。

きっと、ツツジの蜜がついちゃってるんでしょうね。

興味がある方は、ちょっと触ってみて下さい(笑)。




たくさん遊んで夜になったら。

ねむねむしているところにしろちゅがずずいっと。




うーん、完全形


それではまた次回!お会いしましょう~