暗闇のベールをめくると鉛色の空。溶け込まれてしまいそうな感じで、「イキツカァカラコセイキツカァカラコセイキツカァカラコセ…♪」と、幻想的な音楽が流れてゐた。海岸にある数軒の民宿の上階窓、次から次へと子供たちが、途切れることなく無数飛び降りている。それは尋常な数ではなく、こんなにその旅館によく人がいたなと思わせるくらいに。オレは降って来るそれらを避けて歩き廻った。そして、眼前の海、突如現れた巨島(小高い丘のようでもある)からは水があふれ出しびっしりと自衛隊員が群生、そ(あふれ出す水)の最中一心不乱に匍匐前進を繰り返してい、またその孤島は、段々とこちら側に近づいて来た。それら行為(匍匐前進)は儀式的なものであり、また彼らには皆表情がなく非人間的な感じがした。そして、如何やら今遭遇しているこの場面は黒沢清監督による空想科学映画のラストシーンだった模様。(脳内通信発の情報によると。)これが世界中から愛される監督の作品かと大いに感心する。浜辺のテラスでは俳優たちに監督がそれぞれ撮影後の感謝状(?)みたいなんを直截手渡していた。西田敏行から松田龍平まで。その、起用した俳優のタイプの広さには脱帽。(実際、二人が出演した映画があるかは不明。)浅野(忠信)は、何故自分だけ手紙をもらえないんだ?と怒り心頭しながらそこら中を駆け廻っている。んで、もうそろそろ日本に帰る最終便(フェリー)が来る頃だと思い出し、ここは何処か南国の島なのだと、改めて気づかされた。ま、ユングだったらこの夢、如何分析するか知らんが、、、ディスストーリー・ベースドオン・マイ・“スウィート”・ドリーム。
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