On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

開場から、伝説の始まりまで

2006-02-21 23:13:03 | 2006-2018Naeba


ブリザーディウム前の「松風」で夕食をとり、そのまま20:20整列開始。

300よりわずか前の番号だったので、期待と不安が、50/50。

苗場マジックは、

幸運・不運、どちらに働くの?!



ドキドキしながら、前の方に続いて、いよいよ入場。

ブリザーディウムに足を踏み入れる…心臓が早鐘状態でした。


1500席なら、帝劇の1階席分くらいか~などと考えていたので(マニアな比較)

自分が思いのほか前のほうへ進んでいることに緊張…もしや…相当前では…

4列め!

舞台下手袖が目の前で、センターには遠いものの、舞台のヘリはすぐそこ!

ひゃあぁぁ!あんなに近いところに立つかもねっ?!

隣にいた後輩の細い二の腕を鷲づかみ、ぶんぶん振ってしまいました。ごめんよ。


後輩的には「一列後ろでも、センター寄りから早い番号の人を入れればいいのに」

とやや不満気な様子でしたが、既に私は舞台に立つ5人の姿を、誰もいない空間に

幻視のように思い浮かべて、へらへらしていたのでそれどころではありませんでした。


と、言いつつも隣の方の香水の強さに滅入ってしまったり、やっぱりセンターいきたい、

なんて欲を出してしまったり。(むしろセンターも越えて上手の北山さんポジション前に)


場内アナウンスで、お子様が泣き出したら速やかに退場してね、というようなことが

繰り返し流れていたのですが、そうそう簡単に身動きできないほど詰まっている状態で

どうするんだろうと話していたのですが、後輩と私の結論は「大玉転がし」の要領で

お子さんを頭上リレーで会場外へ流すというものでした。

そんなくだらないことで、緊張をゆるめつつ。


開場から流れていたABBA。

「Mamma Mia!」な気分でしたよ、私も確かに。

21:30を過ぎようとした頃、この曲で終わりかな…あ、また新しい曲…

…あ、途切れた!!


くる!!



…っと、思ったら、「ダンシング・クイーン」が流れて、えぇ~(苦笑)


会場中から苦笑いとも失笑ともつかないどよめきが起きたのは同じ気持ちの表れです。



やっと客電オフ!

暗転して、ほのかにパープルの薄闇のように浮かび上がったステージに、

じっと目を心を凝らして、その時を待ちます。

ひとり、ふたりと現れ、キーボード、ギター…の位置につこうとした瞬間、後輩が

「楽器もやるんですか?」と、こそっと呟いてきたのに、こける気持ちを抑え、

「…バンドの人たちだから…」

(さすが、ゴスって5人なんですね!と無邪気に言い放つだけのことありました)



そんな後輩から、舞台に目を戻すと、中央にあつらえられた白い階段に座る影。

登場に沸いた会場が、すっと、静かになって、その人をスポットライトが照らすと…

ヤスでした。


「長い、長い…」と本を手に、語り始めました。


・・・ごめんなさい、この二言しか覚えていないです。

あとはもうドキドキしてしまって、姿は目に入ってくるのに、耳には何も入ってこなくて。

真夜中に、ぽつんと、フロアライトだけで照らされたような姿、

ページを繰る横顔を息をのんで見つめていました。


おそらく、物語の登場人物のように、4人が現れる趣向だったかと。


そう・・・次々に現れ・・・



北山さん。    ・・・・・・!!


・・・北山さんっ!

なんですか、その格好はっ!!



と、北山さんが現れた瞬間ぶふっと噴きそうになって、思わず口元を押さえました。


だって・・・紺の、王家の軍服の礼服のような・・・

しかもフサフサのついたロイヤルマフラー!


…すごすぎます。正視できなくなっちゃった。

何がすごいって、上はそんなにドーン!バーン!みたいなのに、

下は至って普通の白のパンツというアンバランスさ、でしょうか。


さらに出てきた酒井さんの全身あまりの普通さに、そのギャップに目をむき。

黒ぽん?!衣装部の仕業ですか?!

涼しげな顔で、いつも通りばっちりトータルコーディネイトできている黒ぽんを

うらめしく凝視。

髪がすっきりしたてっちゃんは、すごみさえ感じるサングラスでばちんと決めている。


ヤスが語るのを聴いていて、ふと小堺さんが「やりたいことがたくさんあるグループ」

と言っていたのを思い出しました。(G10・副音声)


演奏だけに特化してしまう時勢で、他の人々が次々に止めてしまったことを

諦めずに、あくまでもエンターテイメントを追求するゴスの姿勢。


そういったことを本当に、目の当たりにして、ますます、胸が高鳴ります。



物語はやがて・・・


Comments (2)    この記事についてブログを書く
« 一夜明けて | TOP | グッズへの道 »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふぅ~っ。 (5night)
2006-02-22 19:55:59
mihoさん!なんてステキな文章を書くんですか?

と思わず唐突に聞いてしまいました。

もしかして、プロですかっ?

mihoさんのドキドキ感やその時に感じていたことが伝わってきます。とても。

そしてその場の雰囲気もよく伝わってきます。



北山さんはまさしく王子様のような格好なんでしょうか?

それにしてもオープニングからもうドキドキ

、ワクワクですね。

この続きが気になって仕方ありません。



mihoさんって透明感のある白い→ってどんなだ?

そんなイメージがあります。

いつかお会いできるといいなと思ってます。

とこっそり告白です
返信する
焦がれる愛 (miho)
2006-02-23 01:43:26
5nightさん



登場には焦らされましたよ~3ヶ月待っていたその思いが大爆発!でした。



北山さんは、王子というよりは王様だったみたいです。

ほんとにねー・・・今思い出してもあの異色さが北山さんならではです。



いやいや、変なところで切ってしまってごめんなさい。

ライブ編、書きかけているんですけど

うおーっとか、ひゃあーっとか、だいすきー!みたいな言葉しか

出てこなくて。

それよりは少し落ち着いていたライブ前を書いてみました(笑)



なんだかいつも褒めて頂いてとても恐縮なんですが

透明感なんていうのとはかけ離れていますよ!根は毒舌ですから

お会いできたときにがっかりしないようにして下さいねー



「白い」はよく言われます。北山さんにも、これだけは負けません←勝手に対決 
返信する

post a comment

Recent Entries | 2006-2018Naeba