世の中には子供好きな方もいて、「結婚はしたくないけど子供だけは欲しい」なんて言葉も聞きます。しかし我々人間は男女の両性がいなければ子孫は残せません。いや人だけじゃなく多細胞の高等生物(知性は関係ない)は殆どがそのはずと思っていました。しかし例外的な繁殖方法で単為生殖というのがあるそうです。
コモドオオトカゲが“処女懐胎”
世界最大のトカゲとされるコモドオオトカゲが、交配せずに子どもをつくる単為生殖をしていたことを、英国などの研究グループが明らかにし、21日付英科学誌ネイチャーで発表した。
脊椎(せきつい)動物の単為生殖は珍しく、報告例は約70種、全体の約0・1%程度にすぎないという。
発表によると、英チェスター動物園で飼育中の雌が、雄と接触がないまま今年5月に産卵。ふ化前に割れた3個の卵の遺伝子を調べたところ単為生殖が確認された。残る8個の卵は、来年1月にもふ化する予定という。
また、ロンドン動物園でも2年以上雄と接触がなかった雌が産卵。4匹の子どもが健康に育っており、遺伝子からやはり単為生殖と分かった。
コモドオオトカゲは近年生息数が減少し、多くの動物園では雌だけを飼い、ペアリングさせるため雄が転々と移動しているのが現状。こうした雌の隔離飼育が単為生殖を誘発したとみられるが、単為生殖の子どもは必ず雄になるため、雄と雌の比率が偏り、遺伝的多様性が損なわれる問題点も指摘されている。
[2006年12月20日18時25分]
(日刊スポーツの記事から)
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「古世界の住人」の川崎さんのブログにも面白い事が書かれています。