石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

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〈本文は、敬称略〉

石巻食文化力による地域再生プロジェクト

2012年08月08日 | グルメ情報
8月6日にコーストマザーズJEENと石巻しみん市場主催の「石巻食文化力による地域再生プロジェクト」の試食会に行ってきました。

コーストマザーズJEENとは?
石巻・女川地区で女性の立場から漁業を考える女性漁業士のグループです。
コーストマザーズは「浜のかあちゃん」の意味でメンバー4人の頭文字をとってJEENと名付けたのだそうです。

今回の試食会、食材テーマは「カナガシラ」「ホタテ」「マアナゴ」「アオッコ」です。
そのうち「カナガシラ」と「アオッコ」は市場価値が低く、地元でもあまり食用として用いられていないような魚で、いかに調理で付加価値を付けて目玉商品化出来るか?というのが狙いのようです。






カナガシラ料理の数々。
味は淡泊で何の料理にも合うのですが、小骨がたくさんあるので、食べるのに苦戦
小骨をいかに処理するかが今後の課題になりそうです。


こちらはホタテ料理。スーパーで見かけるホタテよりも貝柱がだんぜん大きく、食べ応えがあります。ブルスケッタやガーリックバター焼きがとても美味しかったです。


こちらは穴子料理コーナー。
石巻ではマアナゴを「ハモ」と言います。
ただ西日本で珍重されている「鱧(ハモ) 」とは別物。
棒寿司やちらし寿司など王道の料理が並びます。


こちらはアオッコのコーナー。
アオッコとはブリの幼魚をさすのだそうです。石巻地域ではアオッコ→ワラサ→ブリと呼び名が変わるのだそうです。


いざ試食開始です
36品目の試作品を前に、参加者したみなさんの箸が進みます

食後にはアンケートも回収され、人気の高かった料理は、「石巻まちなか復興マルシェ」で商品化されるのだそうです

試食を終えた後、石巻しみん市場の左座進介さん(通称サザンくん)によるプロジェクト紹介がありました。
 今後は、現在課題である外部へのPRや異業種間連携を解決するため、ワークショップや地域特産物の開発を行っていく予定だそうです。


お次は、食環境ジャーナリストの金丸弘美先生による地域活性化事例の紹介がありました。
雑魚や、今まで販売されずに廃棄されていた食材を加工し付加価値をつけて商品化。
大ヒットし、農林漁家レストランや道の駅の目玉商品となっている実例がいくつもありました。
 今回の試食会を皮切りに、今まで埋もれていた食材が観光の目玉になっていくかもしれません。
 コーストマザーズJEENの次の動きが見逃せませんね。          

(S.O)


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