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3年連続お江戸へGO!【美術館編】

2019-03-17 | おでかけ
お江戸のいいなぁと思うことのひとつは、美術館がたくさんあること。地方の美術館に回ってこないものとかもあるし、いつでも何かしら観たいものが開催されてるっていうのが素晴らしい。まぁ、もう少し空いてたらゆっくり見られるのにっていうのはあるんだけど。
今回も、マラソンエントリーの後と、最終日に美術館に行ってきました。



クラフテッド コーヒージェリー フラペチーノ3月2日、エントリー終わって、お台場のスタバで夏になると出てくるメニューを堪能しました。
コーヒージェリーの入ったフラペチーノ。いつもショット追加でオーダーします。これ美味しい♪








その後、私が国芳、若冲、芦雪が好きなので、東京都美術館の『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』を観てきました。
特設webサイトはこちら

東京都美術館『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』チラシ


私はときどき図書館で絵画の作品集を借ります。
写真や印刷と、実物とはまったく違うとは理解していますが、それでも今までは、実物を見てその繊細さに感服することはあっても、今回のような息をのむほどの感動は初めてでした。
若冲の「象と鯨図屏風」も作品集で目にしていましたが、とにかく本物に圧倒されるのみ。
いくつもの鶏図も生命力溢れ、今にもここに飛び立ってくるのではないかというほどに素晴らしく、やはり本物の持つ力というものはこういうことなのだとあらためて思いました。


絵の勉強は、お手本を忠実に真似ることから。その上で独自の視点と画風をつくりあげるのだと思います。
この展示では虎の絵だけでも、若冲「虎図」、芦雪「猛虎図」、曽我蕭白「虎図」、狩野山雪「龍虎図屏風」と、絵師の個性を比べることができて面白いですよ。


私の好きな国芳といえば、がしゃどくろの「相馬の古内裏」も有名ですが、やはり猫。
「其のまま地口・猫飼好五十三疋」(東海道五十三次に登場する宿場を、猫に関したダジャレに置き換えた戯画)や「猫の当て字 ふぐ」がありました。

「流行猫の戯」の片割れの「猫松山」以前国芳の美術展があったときに会場に置かれていたというガチャガチャが、昨年某ショッピングモールにも置かれていて、わたくしガチャりましたらば、「流行猫の戯」の片割れの「猫松山」が当たりました。(本当は「見立東海道五拾三次 岡部 猫石の由来」の「踊る猫叉」が欲しかったんですけどね)
もう一回ガチャってまた猫松山だったらイヤだなぁと思っているうちに撤去されてしまったので、またどこかで見かけたら踊る猫叉狙いでガチャろうと思っています。
(素晴らしい国芳のカプセルトイはこちらのもの⇒歌川国芳 猫の立体浮世絵美術館





          



お江戸最終日の3月4日も美術館に行きました。
出発前に月曜が休館じゃないところを探して、私の好きな国芳の、弟子の河鍋暁斎の展覧会をやっているサントリー美術館にしました。
webサイトはこちら⇒サントリー美術館 河鍋暁斎 その手に描けぬものなし

一昨日の東京都美術館の奇想の系譜につながる絵師でもあり、戯画とともに狩野派の繊細で美しい絵も多く展示されており、天才とはこういうものかと感銘します。
カラスの水墨画「枯木寒鴉図」、ちょっとユーモラスな「風神雷神図」、血まみれの残酷絵「処刑場跡描絵羽織」、定番画題の力強い「虎図」などなど、まさに“その手に描けぬものなし”。

驚いたのは、昨年訪れた旧岩崎邸や鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルが、暁斎晩年の弟子だったことです。コンドルが所蔵していた作品が展示されており、また暁斎から口伝で学んだ絵画技法を体系的にまとめた本もありました。


美術館出口には金沢の不室屋さんのカフェがあり、懐しさもあって休憩しました。
相方は生麩ぜんざい、私は季節の麩あんみついちご、そして加賀棒茶。
不室屋さんのカフェで
スタイリッシュで上品なカフェでした。加賀棒茶がおいしくて、まったりしすぎてこの後あわてるのでした。


         


それぞれの展覧会の様子のリンクを貼っておきます。

東京都美術館 奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド


サントリー美術館 河鍋暁斎 その手に描けぬものなし



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お江戸、お寒くて申し訳ない。。。 (すー)
2019-03-21 11:38:20
お疲れ様でした
!寒かったですね~~ずっと、こたつでテレビを観てました完走、すごいですね!

美術館、私も最近は行くようになりました。
でも、全く分からなくて、お友達がいつも解説書を作成してくれて。。。美術館の空気が一番好きです( *´艸`)
サントリー美術館はお茶やランチどころがいっぱいですよね。
猫さんのお庭やお菓子のセンスは、やっぱり美術が好きというそこなんですね~~ソラマメちゃんたちのお土産は何だったのかしら??おとうしゃん、おかあしゃん、お疲れ様でした
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冬に戻ったよ~ (eowyn)
2019-03-22 14:33:36
◆すーさん
あの日と翌日、なんで私がお江戸に行くと寒くなるんじゃーって感じでした(涙)
昨日はお江戸で、そして今日はこちらでも、サクラの開花が発表されました。こういう時期に行きたいわー!

美術館は私もよくわからないので、音声ガイドを借りてじっくり鑑賞したらいいと思うんですよね。
すーさんのお友達は素敵ですね~。

河鍋暁斎は、展示期間の途中で一部の絵の掛け替えがあるので、2度行かないと全部みられないしくみです。
お時間あったら、是非お友達とお茶しながらでも、足を運んでみてくださいね。

>お庭やお菓子のセンスは、やっぱり美術が好きという
わはははははははは、恐縮です
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