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障害のある方が地域で自立し、個性を尊重し安心して暮らせるようサポートするヘルパー派遣をしている事業所です。

第40回 衛生通信    

2017-10-24 16:21:26 | お知らせ
今回は不眠症についてお知らせします。         
不眠症とは、夜寝つきが悪い、眠りの途中で何度も目が覚めてしまう、朝早く目が覚めてしまう、眠りが浅く、十分眠った感じがしないなどの症状が続き、昼間に眠気や注意力の欠如、疲れなどの体調不良が起こる状態を言います。

日本においては、約5人に1人がこのような不眠症で悩んでいるとされています。
不眠症は20~30歳代に始まり、加齢とともに増加して、中年、老年に急激に増加します。
夜勤のある医師、看護師、警備員、ヘルパーなどのお仕事は、夜勤によって生活リズムが崩れやすくなっているので、夜勤明けでふらふらなのに、横になって目を閉じてもなかなか眠れないという経験をされている方がいるかもしれません。
人間には1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっていて、意識しなくても昼間は体と心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わります。
夜間の休息状態に無理やり起きて仕事をすることは、体内時計に逆らっているので、どうしても生活リズムが崩れてしまい、不眠症になってしまう確率が高くなってしまいます。

~夜勤・シフト勤務の生活リズムの改善方法~

1日が24時間あるのに対して、人の体内時計は約25時間でリズムを刻んでいます。
このズレを修正する重要な因子が「光」です。「光」は強力な覚醒作用があるのでうまく利用することによって、生活リズムを改善することができます。
従業員が夜勤勤務をしているある企業では、次のような工夫をしています。
・夜勤の時、通常より照明を明るくした
・帰宅する時はサングラスをかけ、帰宅後速やかに眠れるようにした

その他、夕方の運動はぐっすり眠るのに効果的で、湯舟につかった入浴は熟睡感が高まります。

夜勤勤務をしているヘルパーさんは、くれぐれも睡眠を重視して、自分のできる範囲で工夫して睡眠に繋がるようにしてみてください。

睡眠障害の場合は、専門の医師による適切な治療が必要です。
症状が改善しない場合は、専門の医師に相談して適切な治療、処置を行ってください。
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