エンジョイ

障害のある方が地域で自立し、個性を尊重し安心して暮らせるようサポートするヘルパー派遣をしている事業所です。

第42回 衛生通信

2017-12-22 10:55:19 | お知らせ
今回は健康診断についてお知らせします。
エンジョイでは、労働安全衛生法に基づき、従業員全員に年一回、健康診断を受診していただいています。
引き続き、佐藤寿一クリニックが健康診断の窓口となっていますので、従業員の皆さまにおかれましては、心身ともに健康でお仕事をしていただくためにも、健康診断受診にご理解とご協力をお願いいたします。
健康診断では、血液検査・尿検査・レントゲン検査・心電図検査などが行われますが、今回は血液検査で行われる、肝機能検査の中のγ(ガンマ)-GTPについてお伝えします。
γ-GTPは、肝臓に含まれている解毒作用に関係している酵素で、アルコールに反応します。
このγ-GTPは肝臓や胆管の細胞が死んだときに血液中に流れ出すため、肝臓や胆管がどれくらい壊れたかを示す一つの指標になります。特にアルコール性肝障害や、胆石で胆道が塞がれたことが原因で数値は上がりやすいと言われています。γ-GTPの数値が高くても100以下であれば、アルコールを控えることで正常値に戻ると考えられます。しかし、γ-GTPの数値が100以上と数値が高い場合は、脂肪肝が進行していると考えられるため、精密検査をお勧めします。

肝機能に良い食べ物
●タウリン
タウリンは、主に魚介やたこ、いか、魚の血合いなどに多く含まれる成分です。
血圧やコレステロールや血糖値が高い人、飲酒をする人、身体のむくみが気になる人にお勧めです。
●オルチニン
オルチニンは、肝臓でアンモニアを分解して解毒し、尿素に変える働きがあります。そして尿素は尿に含まれて排出されます。アンモニアは細胞内でのエネルギー生産を妨げるため、疲労にも関係するとされており、肝臓で解毒作用が正常に働いていないと、アンモニアが解毒されず、疲労がたまってしまいます。
オルチニンを多く含む食品は「しじみ」です。昔からしじみは肝臓に良いとされ、しじみの味噌汁などが良いと言われていました。昔の人はこのことを知っていたんですね。
青森県産業技術センター工業総合研究所の実験によれば、零下4度が冷凍処理のベスト温度で、オルチニン量は8倍に増えるそうです。
肝臓はたくさんの細胞からなる体内最大の臓器です。肝臓には、主に3つの機能(代謝・解毒作用、胆汁の生成、分泌)があります。肝臓は痛みなどの症状を出すことがあまりないので、異常があっても気づかず、異常に気づいたときには病気がかなりの進んでいることがあります。年に一度の健康診断で、肝機能検査の値をチェックしてみましょう。

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