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英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

多読と精読の併用

2008年12月18日 | リーディング
 理解度にはあまりこだわらずたくさんの英文を読む多読と、細部までしっかり理解する精読の併用は英語力を伸ばす上できわめて有効です。多読はおおむねやさしい教材になりますので、スピーディに英語を英語のまま理解する能力を伸ばせます。精読によって正確な読解力をつけることができます。精読だからといって難しい英文を選ぶ必要はなく、やさしい英文でも精読の訓練は可能です。

 以下はTIMEFORKIDSの精読を通して判明した誤読例です。

The Fight Over Alaska's Oil
という、アラスカの石油開発と自然保護をめぐる記事(英検準1級TOEIC750点レベル)の冒頭に、
White. The arctic landscape is many shades of white. というくだりがあります。ここのshadesは「影」ではなく「色合い」という意味です。

Remembering Rosa Parks
という公民権運動の先駆者のひとりであったローザ・パークスの死を伝える2005年の記事(英検準1級TOEIC750点レベル)には
But Parks shared the credit.というくだりがあります。ここのcreditは「信用」ではなく、「功績」という意味です。1955年に白人男性にバスの座席を譲らなかったローザ・パークスの逮捕が抗議行動に火をつけ、1964年には公共の場での人種差別を禁じる法律が制定されました。しかしローザ・パークスは功績をわかちあい一人占めしなかったことを記事は伝えています。


 英語は外国語である以上日本語の単語と完全に一対一で対応するわけではなく、上記のような多義語の理解は正確な英文読解に欠かせません。

 TIMEFORKIDSはけっして難しい英語ではありませんが、ネイティブが日本人読者をまったく意識せずに書いた「天然英語」です。細部まで正確に読む精読と大量に読む多読の併用で、ネイティブの発想で英語を英語のまま理解することができるようになってきます。
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