英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

2010年センター試験英語

2010年01月18日 | 大学受験英語
①一昨年のobserve,昨年のrunのような大学受験生にはやや難しい多義語の出題が消えたのは残念です。多義語を軽視して一語一義主義に走れば頭は固くなります。

②文強勢問題のような常識さえあれば解ける問題が消えたのは歓迎したいです。

③makeshiftやhave a penchant forといった大学入試レベルを超えた単熟語を含む文を読ませて英英の定義での意味を問う出題が続いたのも歓迎したいです。この問題への有効な対策は英英辞典に日頃から親しむことで、そうすれば英英思考ができるようになります。この手の問題が増えて特化した問題集を出すような出版社が出てくれば、大学受験生のみならずあらゆる英語学習者にとっての利益になるでしょう。

④図表の読解能力は英語力とは直接関係がないと思われるため、実用英検の長文問題のようなシンプル化を望みたいです。

※当ブログでは読者の意見、要望、論争等を常に歓迎しております。ご意見、ご要望等はsuzuyasu@wmail.plala.or.jpでも承っております。
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毎日新聞連載「下流の宴」における受験英語攻略法

2009年10月13日 | 大学受験英語
 いま私が購読している毎日新聞に掲載されている「下流の宴」(林真理子著)という連載小説がとても面白いので、本日のような新聞休刊日は手持ちぶさたに感じてしまうほどです。
 で、その小説はいま、高校を出て数年たったアルバイト女性がある出来事から一念発起して医学部を目指すという場面にさしかかっています。カリスマ講師とおぼしき指導者のもとで英語の勉強にいそしむシーン(10月9日)には以下のような描写がありました。

(引用開始)
 幸いなことに、珠緒の英語のスタートテストはわりとよかったらしい。奥谷からは「長文訳を毎日二つずつ解くように」という課題が出ていたが、これもそうむずかしくないものばかりで物足りない。
(引用終了)

 和訳によって理解の度合いを確認できるのは一面の真理です。しかし和訳しなければ気が済まない悪癖がいったんついてしまうとこれはやっかいなことになり、最近のセンター試験のようなスピードを要求される試験での不利は免れません。
 「これもそうむずかしくないものばかりで物足りない」というのは、やさしい問題を与えられた受験生の多くが共有する思いでしょう。ただこと英語に関しては、やさしいものを速く正確に訳さずに理解できるようになれば圧倒的に有利になります。速く読めれば必然的に多読も可能になりますので語彙は増え、語感も良くなります。
 受験勉強を始めたばかりの「下流の宴」のヒロイン珠緒さんにはまだ、長文訳などやらせなくていいのにと思わずにいられません。
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「受験英語の神様」の名言

2009年04月09日 | 大学受験英語
 いままでここのブログでは、三面記事が読めない受験生に社説を読ませて訳させるような受験英語のあり方について批判を重ねてきました。ただけっして翻訳という行為を否定するわけではなく、めちゃくちゃな順序の英語教育を否定するだけの話です。
 受験参考書の中には、伊藤和夫著「英文解釈教室」のような、翻訳家から高く評価させるような本もあります。しかし子ども向けペーパーバックを読めない受験生が難解な英文の翻訳技術を学んでも英語ができるようになるわけはありません。

 とはいえ、昨日本屋をぶらついていて思わず買ってしまった「伊藤和夫の英語学習法」(駿台文庫)という本の中に以下のような一節がありました。

(引用開始)
 僕がいつも言うだろう。授業が効果をあげるのは、その内容が10だとして、そのうち5つはすでに十分知っていることであり、3つは言われれば思い出すことであって、全く知らないことは2つぐらいの場合なんだって。「読む」という作業もそれと同じで、5つは知っていること、3つはだいたい分かっていること、2つが全く知らないことぐらいの文章が読んで分かる文章なんだ。極端な言い方をすれば、読む前に「分かって」いるから、読んで分かる、「読めて」いるから読めるんだよ。ところが、君たちの知識や教養をみくびるわけではないけれども、今の試験問題の大部分は、日本語で書いてあっても、そう簡単に君たちに分かる文章ではないはずなんだ。その意味で、読む前に「分かって」いない文章を「ななめ読み」したり、「飛ばし読み」したところで、結局は妄想と誤解しか生まれてこないのさ。
(引用終了)

 「今の試験問題の大部分は、日本語で書いてあっても、そう簡単に君たちに分かる文章ではないはずなんだ」という指摘が「受験英語の神様」と呼ばれるような英語講師からなされていたことは注目に値すべきことです。97年に他界した伊藤和夫氏の95年の著作ですので晩年の、しかも病床で構想された本です。だから思いのたけを歯に衣着せることなく書いたのかもしれません。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の伊藤和夫語録には

「英文を左から右へ、上から下へ、一度目を走らせるだけで、全てが終わっている」

「いいかい。訳せたから読めたんじゃない。読めてるから、必要な場合には訳せるんだ」

「一文一文の正確な理解をおろそかにしたままで、キーセンテンスだのパラグラフリーディングだのと言ったところで、砂上の楼閣に等しい」

といったものが掲載されています。いずれも英語学習者にとって普遍的妥当性のある指摘だと思います。ただこういった英語学習はレベル相応の教材を使って初めてできることです。
 難解な英文を読んで合格答案を作成する方法を教えることに関して伊藤和夫氏が達人であったのは衆目の一致するところでしょう。ただもう少し受験英語の本格的批判をやってほしかったと思わずにはいられません。「日本語で書いてあってもそう簡単にわからないような英文」を減点されないように和訳して合格点をとる技術よりも、「日本語で書いてあってもそう簡単にわからないような英文」は大学入試あたりで使うべきではないという見識の方がはるかに世の役に立つと思います。外国語はそう簡単に身につくものではありません。中学高校の六年間普通に英語を学んでネイティブの子ども向け読み物をすらすら読めるようになれば、それは十分満足すべき成果です。

(引用開始)「伊藤和夫の英語学習法」より
 君たちの憧れのまとである東大生ですら、その東大の教官からは、定員増の結果下位3分の1は「講義についていくのが大変だ」とか、「中学生レベルの英語さえまともに読めない」とかいう評価しか受けていない(産経新聞社会部編:「大学を問う」新潮社p46)ことも知っていていいんじゃないか。
(引用終了)

 こと英語に関して、こういった状況の元凶は、アカデミックな入試問題に固執するバカデミックな大学教官にあるといって過言ではありません。

 念のために書いておきますと、「日本語で書いてあれば簡単にわかるような英文(おおむねTIMEFORKIDSレベル)」を高い精度で読めるレベルに達した受験生ならば、「日本語で書いてあってもそう簡単にわからないような英文(おおむねTIME,NEWSWEEKの論説記事レベル)」が出題される大学入試で合格点をとるのは難しくありません。ライバルの多くは「日本語で書いてあってもそう簡単にわからないような英文」にばかり取り組んできた結果、「日本語で書いてあれば簡単にわかるような英文」すら満足に読めないレベルなのです。一定期間過去問に取り組んで入試慣れすれば負けるわけがありません。
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大学入試英語と英検1級

2009年04月05日 | 大学受験英語
 余計な苦労をせずに英検1級、TOEIC900点レベルに到達するには、日本語へのこだわりが強い大学入試英語(最近のセンター試験はその限りにあらず)の弊害を回避することが欠かせません。極論すれば受けずに済むに越したことはないとはいえ、そうもいかない人が多いでしょう。実用英検を通して大学入試対策をすると、英語思考力を伸ばしつつ入試対応力をつけることが可能です。
 英検準2級、2級の英語がセンター試験対策になることはしばしば指摘されています。
 英検準1級では大学入試レベルを超えた語彙問題が出題されるとはいえ、長文問題は素直な良問でしかも日本語が介在しない客観式であるため、大学入試英語の二次対策に適しています。二次には記述式が多いとはいえ、客観式が満足にできないようでは記述式でいい結果を出せるわけがありません。
 さて、英検1級の英語はどうでしょう。語彙問題の大部分は大学入試英語を超えたレベルですので、偏差値アップに直結するものではありません。しかし問題自体は素直な良問が多いため、英英辞典を片手に語彙の過去問に取り組むと英英辞典習熟の良い教材になります。英英辞典を使いこなせる英語センスがあれば入試本番で大いに有利になります。
 英検1級の長文問題は、東大京大、早慶上智のような難関大学よりやさしいといっても過言ではありません。問題文自体がそれほど難しくない上、日本語が介在しない客観式ですので、下線部訳や大意訳を要求される難関大学の過去問に早くから取り組むよりは効率的に英語思考力を伸ばせます。
 英検2級でコンスタントに満点近いスコアがとれればセンター試験でも満点近いスコアは可能でしょうし、準1級に合格できるレベルであれば二次対策も楽です。1級長文問題で7~8割とれるレベルなら、難関大学の下線部訳や大意訳問題で合格点をとるのは難しくないでしょう。1級に合格できるレベルの受験生ならば合格点を超えた点数の上積みも可能です。
 入試直前の秋の英検まで受けるのはやり過ぎにしても、6月の英検を終えてから本格的入試対策を始めても十分間に合うと思います。ただ要注意なのは6割程度の得点で合格させられて上の級のレベルの勉強を始めたりすると、基礎ができていないにもかかわらず応用を学ぶ結果になって、同じ級を何度受けても合格できない「英検難民」になってしまう可能性が高いということです。英検協会が合格ラインを八割程度に上げれば「英検難民」が減る結果、受験者も収益も一時的に減るかもしれません。しかし英検の社会的信用は高まり、大学入試対策として英検を受ける受験生は増えるでしょう。「英検難民」でグーグル検索をかけたところ、英検の合格ラインの低さを問題視するサイトがあるのは非常に心強いです。「英語は基礎をしっかりやらなければ絶対に上達しない」という声が広がれば日本の英語教育も変わるはずです。
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大学受験対策としての実用英検

2009年03月31日 | 大学受験英語
 英検1級、TOEIC900点を取るための効率的な学習方法を紹介するにあたって、いわゆる受験英語に対する批判は避けて通れません。英語を効率的に習得するには、入門期と通訳者・翻訳者のようなプロを除いては極力日本語の介在を抑えた学習をすることです。しかし大学入試英語においては古色蒼然たる英文和訳問題や和文英訳問題がいまだに少なくありません。
 日本語を多用する英語学習になじんでしまうと、訳していてはスピードについていけなくなるTOEICや、全問が英問英答化された英検準1級以上で伸び悩むことが多く、英会話も苦手になる傾向が強いです。和訳や英訳などさせなくとも英語力のチェックは十分できるにもかかわらず旧態依然たる出題を続ける大学入試英語関係者の石頭ぶりにはあきれかえるしかありません。
 とはいえ、受験英語の弊害を回避しつつ英語力を伸ばして、入試でも合格点を取る方法がないわけではありません。大学入試二次試験には悪問が少なくないとはいえ最近のセンター試験は良問化が著しいため、二次準備に取りかかる前にセンター試験での高得点を目指すという戦略はきわめて理にかなっています。センター試験と英検(準2級、2級)はレベルも問題形式も共通性が高いため、英検(準2級、2級)対策がそのままセンター試験対策になります。
 英検準1級に関しては、大学入試対策としては難しすぎるという指摘もあります。しかし実際に出題された問題を見てみますと、たとえば2007年第一回の語彙問題25問のうち21問は単語力を問う問題で、うち16問(soothe, statistics, habitat, inevitable, sufficient, confide, stimulate, compensate, compliment, deprive, comprehensive, detect, exploit, deliberate, authorize, cultivate)は大学JUKEN新書「英単語ターゲット190 0」(旺文社)に収録されています。準1級語彙問題は傾向が変わりやすく、半分以上が大学入試レベルを超えた出題になるケースもあるとはいえ、準1級長文は素直な適語補充問題と英問英答問題が毎回出題されています。内容的にも難関大学の長文問題よりはるかにやさしいため、準1級長文で6~7割くらい取れるようでないと難関大学の合格ライン突破は困難でしょう。日本語が介在しない実用英検準1級長文問題は恰好の大学入試二次向け「英語対策」になります。6月の英検で準1級一次に合格できるくらいになってからおもむろに英文和訳や和文英訳といった実戦的「入試対策」を始めても、英検準1級レベルの素直な客観式長文問題が解けないライバルに負けるわけはありません。大意要約問題であれ下線部訳問題であれ、正確な読解力なしにテクニックを学んだところでそれは砂上の楼閣に過ぎません。
 実用英検協会のサイトには「私の教え子の中には“英語試験マニア”が何人もいた。彼らの多くは大学進学のために大学入試センター試験を受験する必要があったにもかかわらず、高校3年の秋口まで英検などの検定試験や英語能力テストを数多く受験していた。彼らから、大学入試センター試験専用の勉強をもっとしておけばよかった、という話を聞いたことは今まで一度もない」という指摘がありました。英語力さえあれば入試対策などはそれほどしなくても突破できるのが大学入試英語です。大学受験対策に実用英検受験は大いにお勧めできます。
 ただ実用英検の場合、合格ラインがかなり低く設定されているため、6割程度の得点で下の級に合格させられて上の級を受験して伸び悩む英語学習者が後を絶ちません。9割位コンスタントに正解できるようになってから上の級のレベルの英語に取り組むようにすると、同じ級を何度受けても落ちる英検難民になって英検協会のカモになることなく、スムーズに英語力を伸ばせます。ちなみに大学入試英語の場合ですと合格ラインは実用英検よりもさらに低くなっています。日本語がごちゃごちゃと介在していることに加えて5~6割取れればOKといった粗雑な受験英語をやってきた大学生が英語力を伸ばせなくなるのも無理はありません。

 以下は、2003年のNews Archiveから選んだTIMEFORKIDSの写真入り記事で、それほど難しいものではありません。しかし高い精度で、できれば速く読む訓練を続けていくと英語力は順調に伸びていきます。ネイティブがネイティブのために書いた天然英語は、英検対策にもTOEIC対策にも大学入試対策にも有効です。

Should Kids Grade Kids?(TOEIC600点、英検2級~準1級レベル)
 学童がテスト用紙を交換して採点するあり方をめぐって裁判が行われました。
☆入試頻出単熟語 court, according to, violate, correct, embarrassing, sue, apply

Silver Turns into Gold for Canada(TOEIC600点、英検2級~準1級レベル)
 ジャッジの不正が発覚し銀メダルが金メダルになったカナダのフィギュアスケーターについての記事です。
☆入試頻出単熟語 share, debate, capture, award, suspend, involve, evidence, beat, protest, strip, confirm, complete, competition

Talking About Freedom (TOEIC600点、英検2級~準1級レベル)
 米国最高裁判事が企画した「民主主義教室」についての記事です。
☆入試頻出単熟語 launch, serious, promote, appearance, exception, provide, opportunity, belief, share, society, value, theme, threat, come up with, focus, duty, moral, justification, principle, contain, constitution, religion, vote, obey, lawyer, abandon, temporarily, imaginary
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やさしい英語で大学受験英語対策

2009年03月28日 | 大学受験英語
 アメリカの小学校4~6年生向けのTIMEFORKIDS のカバーストーリーにはたくさんの大学入試頻出単語が掲載されていることを前回紹介しました。
 特筆すべきは、TIMEFORKIDSのカバーストーリーには多数の大学入試頻出単語が掲載されることがあるのではなく、毎回のカバーストーリーにほぼ例外なく多数の大学入試頻出単語が掲載されることです。以下は2008年のTIMEFORKIDSのカバーストーリーと、登場した入試頻出単語です。

That's All She Wrote
 ハリー・ポッターシリーズと著者の現況を伝える記事です。
☆入試頻出単語 struggle, evil, conclusion, entertain, compel, definition, invent, term, heritage, realize, encounter, devoted, translate, fame, fortune, profound, produce, religious, object, protest, describe, prolong, tolerance, transform, political

Can India Save its Working Kids

 インドの児童労働問題を伝える記事です。
☆入試頻出単語 barely, employer, extend, prohibit, hazardous, include, ban, figure, force, withdraw, suggest, survive, offer, optimistic, rescue, poverty, thrive, industry, democracy, resource, prosperity, insist, improve, conduct, survey, determine, aim, eliminate, rural, combination, investment

 たった二本の記事に合計50語以上の入試頻出単語が登場しています。ただ上記の単語を全部理解している受験生はそう多くないでしょう。子どもニュースの英単語が理解できていない受験生に大人向けの英文を読ませるような大学入試英語を通して英語力を伸ばすのはきわめて困難です。逆に、TIMEFORKIDSのようなやさしい英文を大量にインプットして頻出単語の語感を掴んでから入試準備にかかれば圧倒的に有利になります。まずは子どもニュースを速く正確に理解する力を養うことです。
 英語であれ日本語であれ、やさしいもののインプットが不十分なまま難しいものに手を出すとほとんどの場合伸び悩みます。しかし、富士山の裾野のようになだらかに広がるやさしい英語の大量インプットを心がければ英語は誰でも使えるようになります。TIMEFORKIDSを全国販売するような出版社が登場すれば日本の英語教育は大きく変わるでしょう。
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大学受験英語とTIMEFORKIDS

2009年03月22日 | 大学受験英語
 入試はとにかく合格しないことには困ります。その結果過去問演習主体の勉強になりがちです。しかし多少傾向が変わっても対応できるような底力は、英語であれ国語であれ読書抜きには養えません。

以下はアメリカの小学校4~6年生向けのTIMEFORKIDS のカバーストーリーから選んだ記事です。
 2000語近くが収録された売れ筋の大学入試対策単語集と照合したところ、記事一本当たり20語前後の入試頻出単語が含まれているのがわかりました。

New school rules help, but kids must learn to choose good foods

 アメリカで増加する一方の肥満、その原因である食欲の科学について伝える記事です。
☆入試頻出単語 replace, reflect, concern, increase, epidemic, require, ban, appetite, produce, survive, biology, ancient, ancestor, scarce, starve, gather, ingredient, guilty, inform, consider

One Bad Bug!
 インフルエンザの流行と対策、それから新薬について伝える記事です。
☆入試頻出単語 exactly, expert, collapse, emergency, epidemic, victim, cause, produce, cell, spread, symptom, attempt, beat, medicine, include, occur, virus, gern, advertise, annual, protect, effect

 大学受験生が一日一本アメリカの小学校4~6年生向けのTIMEFORKIDS のカバーストーリーを英英辞典を片手に読めば、かなり強力な読解力と単語力を養成できると思います。大学入試の長文問題はTIMEFORKIDSよりも難しいものが多いとはいえ、合格ラインはせいぜい5~7割です。高い精度でTIMEFORKIDSを読めるようになれば合格ラインクリアーは難しくありません。
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2009年センター試験長文から作成した練習問題

2009年01月22日 | 大学受験英語
 大学入試二次試験に見られる英文和訳や和文英訳のような古臭い田舎英語を日常的に演習しなくても、英語力を伸ばすことは十分可能です。というよりも、いかに日本語の介在を抑えるかが英語力を伸ばすカギになります。
 以下は今年のセンター試験の長文から作成した、文脈に合った文字を●の数だけ入れるきわめて単純な練習問題ではあるものの、日本語を介在させることなく英語思考力を強化できます。
 原文は、 2009年度センター試験(英語)を振り返ってを参照してください。

 When I first entered university, my aunt, who is a professional translator, gave me a new English dictionary. I was ●●●zled to see that it was a monolingual dictionary, which meant that everything was in English. Although it was a dictionary ●●●●nded for learners, none of my classmates had one and, to be honest, I found it extremely difficult to use at first. I would look up words in the dictionary and still not fully understand the meanings. I was used to the familiar bilingual dictionaries, in which the entries are in English and their equivalents are given in Japanese. I really ●●●dered why my aunt decided to make things so difficult for me. Now, after studying English at university for three years, I understand that monolingual dictionaries play a crucial ●●le in learning a foreign language.

 When I started to learn English at the age of ten, I wanted to pick up as much basic vocabulary as possible and created what might be called a simple bilingual “dictionary” for myself. This ●●●sisted of English words and their equivalents in Japanese written on cards. I would put the English word on one side of a card and the Japanese equivalent on the other. I found this to be a ●●●venient tool for memorizing basic everyday words.

 In high school I was assigned longer texts which had a larger vocabulary, so I started to use a standard English-Japanese bilingual dictionary. Such dictionaries ●●●tain a large number of commonly used English words. Each item comes with a pronunciation guide, its equivalents in Japanese, a note on its grammatical ●●●ctions, and examples of how it is used.

 For ●●●se working as professional translators and interpreters, there are more specialized bilingual dictionaries. My aunt often translate articles submitted to international medical journals, so she uses a bilingual dictionary devoted to medicine. Such dictionaries, ●●●●lable in various fields, tend to omit words like “come” or “go” used in an everyday sense; on the other hand, they contain highly specialized terms not found in standard bilingual dictionaries. For example, in a bilingual medical dictionary, one can find a term like “basal body temperature,” which is unfamiliar to most people ― an expression ●●ferring to the temperature when the body is at rest.

 Then, if bilingual dictionaries are so useful, why did my aunt give me a monolingual dictionary? As I found out, there is, in fact, often no perfect equivalence ●●●ween words in one language and those in another. My aunt even goes so far as to claim that a Japanese “equivalent” can never give you the real meaning of a word in English! Therefore she ●●●isted that I read the definition of a word in a monolingual dictionary when I wanted to obtain a better understanding of its meaning. Gradually, I have come to see what she meant.

 Using a monolingual dictionary for learners has benefited me in another important way ― my passive vocabulary (words I can understand) has increasingly become an active vocabulary (words I actually use). This dictionary uses a ●●mited number of words, around 2,000, in its definitions. When I read these definitions, I am repeatedly exposed to basic words and how they are used to ●●●lain objects and concepts. Because of this, I can ●●●ress myself more easily in English.

 Once I got used to the monolingual dictionary for learners, I ●●●covered another kind of monolingual dictionary, which is particularly useful when writing essays or preparing presentations. This is what can be called a “find-the-right-word” dictionary. This kind of dictionary ●●ables me to come up with an alternative, and sometimes more precise, expression for a word I am already familiar with. For example, if I look up “difficult,” I will find a group of related terms such as “challenging,” “tough,” “hard,” and “demanding.” A word like “important” will lead me to “significant,” “crucial,” “essential,” “influential,” and “major.”

 What I realize now is that both monolingual and bilingual dictionaries have particular uses, and your choice of dictionary ●●●ends on your aims. If you wish to understand the general meaning of texts in a foreign language and have no need to express your own ideas in the language, you may find a bilingual dictionary sufficient. If you work as a professional translator, you will find it ●●●●ssary to use specialized bilingual dictionaries. However, if your ultimate goals are to understand a foreign language clearly and to speak or write the language using a variety of words, I strongly ●●commend that you obtain a monolingual dictionary once you have command of a basic vocabulary. I feel I ●we the progress I have made in English to the wisdom of my aunt.
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大学入試英語必勝法(2009年センター試験から)

2009年01月19日 | 大学受験英語
 センター試験英語では、やや難解な単熟語を含む英文を読ませて、その単語の意味を英語で問う問題が三年連続で出題されています。今年の問題には can of wormsとsporadicが登場しました。高校レベルを超えた単熟語で受験単語集の暗記だけでは対応できません。しかし文脈から単語の意味を推測する英語思考力があれば正解できる良問です。
 英英辞典の効用についての長文問題もありました。日本人学生の視点から書かれた英文で、起承転結構成の和風の文章ではあるものの、かなり面白い箇所がありましたので、引用しコメントを加えます。

When I first entered university, my aunt, who is a professional translator, gave me a new English dictionary. I was puzzled to see that it was a monolingual dictionary, which meant that everything was in English. Although it was a dictionary intended for learners, none of my classmates had one and, to be honest, I found it extremely difficult to use at first.
(↑そりゃあいきなり英英辞典で未知の単語を引いたらextremely difficult to useなのは無理もありません。英英辞典に習熟する第一歩は知らない単語を引くのではなく、誰でも知ってる単語、たとえば hotelやrestaurantのようなやさしい単語の定義を読むことです)

This dictionary uses a limited number of words, around 2,000, in its difinitions. When I read these difinitions, I am repeatedly exposed to basic words and how they are used to explain objects and concepts. Because of this, I can express myself more easily in English.
(↑全くその通りで、英英辞典を使い続けると英語の理解力だけではなく表現力も伸ばせます)

The writer implies that by continuing to use only bilingual dictionaries, learners are less likely to achieve a good command of language.
(↑それがわかってるなら、是非、センター試験英語で英英辞典の使用を認めてほしいです。千円くらいのもので十分で、試験場で配布すると発表すれば受験生は英英辞典の習熟にいそしむでしょうから、日本人の英語力は大いに向上するはずです)

 最近のセンター試験英語では、具体性が高い英語思考力を問う良問が増えつつあります。しかし各大学の試験では、抽象的であることに加えて英文和訳や和文英訳といった日本語へのこだわりを捨て切れない古色蒼然たる悪問が少なくありません。ただそういった問題を出されても、英英辞典を使いこなせる英語センスがあれば有利になるのは間違いありません。
 私の提唱する大学入試英語必勝法は、「基礎を固めた後は、英英辞典を片手にたくさんの英文を読むこと。過去問に振り回された試験対策ではなく、傾向が変わっても対応できる英語対策を心掛けること」です。インプットが十分なされていれば英作文のようなアウトプット能力もスムーズに伸ばせます。
 ペースメーカーとしては入試英語よりもはるかに素直な問題が出題される実用英検がおすすめで、高三春の英検で実用英検準1級に合格できれば入試英語でも大いに有利になります。
 英英辞典が使いにくいようであれば english x englishを学習してください。「上級者並みの英語センスを短時間で身につけることができる」というenglish x englishのキャッチフレーズが意味するのは、英英辞典を使いこなせる英語センスです。試験本番で英英辞典は使えないとはいえ、英英辞典を片手に過去問を解くのは有効な対策になります。英英辞典を使いこなせる英語センスがある受験生はそう多くありませんので、英英辞典に馴染んでいれば確実に差をつけることができます。
 以下は、1998年秋のアメリカの小学校2~3年生向けのTIMEFORKIDSのカバーストーリーで、基礎的な単語と文法を習得した高校生が英英辞典を片手に読む記事としてお勧めできます。

Sunken Treasures(TOEIC500点、実用英検2級レベル)
 海中から発見されたクレオパトラの秘宝についての記事です。
☆必修単熟語 ruin, statue, take control of, rule(ここでは「支配」という意味), defeat, fascinate

For Sale: Stolen Rare Pets(TOEIC500点、実用英検2級レベル)
 ペットとして売られる希少動物の問題を指摘する記事です。
☆必修単熟語 endangered, illegal, worth, smuggle, shipment

A Chance to Learn(TOEIC500点、実用英検2級レベル)
 さまざまな理由で女児の就学が妨げられている現状を変える取り組みを伝える記事です。
☆必修単熟語 take off, drop out of, tribe, bravery, make sure, deny, forbid, equally, encourage, earn, thanks to
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2008年センター試験英語

2008年01月20日 | 大学受験英語
 ことしのセンター試験英語では四コマ漫画が登場しました。「受験生の間でとまどい」と報じたニュースサイトがあったものの四コマ漫画の意味するところはきわめて明快で、基礎的な英語力があれば正解は一目瞭然でしょう。
 やや難解な単語を含むまとまった英文を読ませて、文中におけるその単語の意味を英語の定義の中から選ばせる問題は今年も出題されました。昨年のaltruismや今年のhot potatoやpoachといった表現は高校英語の範囲を超えています。しかし高校英語をしっかり習得することに加えて英英の定義に馴染んでいれば、未知の単語でもどういう意味かは容易に判断できるはずです。小手先のテクニックや機械的な単語集暗記では対応できないセンター試験の新傾向英語問題は、英語の思考力を問う良問です。
 例文を読ませてから英語による単語の定義を選ばせるセンター試験の新傾向英語問題と、単語の定義を英語で読ませてから単語を含んだ例文を選ばせるenglishxenglishは、順序が逆になっているだけで発想は共通しています。しかしenglishxenglishは試験対策本ではなく、英語の思考力養成を目的のひとつにした英語対策本です。どんな英語試験であれ「傾向と対策」に振り回されることなく「英語対策」に重点を置くのが、一番有効な対策になります。
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