円覚寺日記 四季綴り

このお寺が建っている環境のごとく、ゆったりとした気分で書いていきたい。
浄土真宗本願寺派 円覚寺の日記帳です。

豪雨にあいました。

2007年07月06日 | 日記
本日は「円覚寺園芸部」(このたびご門徒有志により発足)による庭木のお手入れが予定されていたのですが、残念ながら朝からの大雨によって中止となりました。それで午後少しだけ空いた時間に用事を済ませるため、福岡市まで往復してきました(いつものごとく滞在時間は1時間もなく・・・)。
で、帰り道に国道3号線の古賀市付近を通過中、急にあたりが暗くなり、まもなく豪雨に遭遇。視界が効かない状態になり、さすがのこの時は命に不安を覚え、低速での運転となりました。普段は道路の制限速度を少々越えて運転しても何とも思わないのに・・・。たぶん周りに車を運転しているドライバーも同じ気持ちだったのではないかと考えますが、例えばこれほどの豪雨を経験して、われわれはやっと少しだけなんとか命の危険を感じるのでありましょうか。
さて、生死の問題、これを自分自身のことと考えることがなかなか出来ず、浄土往生を願うことさえ出来ないのがわれわれ衆生であると見抜かれたのが阿弥陀如来のご本願であります。ご本願に説かれる「至心・信楽・欲生」の三心が信楽一心におさまると解釈されるように、弥陀廻向の信心にはわれわれを浄土往生を願うようにさせるおはたらきまで含まれているのであります。浄土往生を願いすらしなかった私が浄土のことを思うようになるのも如来廻向、私を往生させる全ての徳が如来の側で仕上がっているのが他力であります。