2018/8/1
特殊な事情を持ったジェームズが社会的に成功する話(ネタバレ回避のためのぼんやりあらすじ)。
事前情報をほとんど入れずに見たので、序盤の「いったいこれから何が始まるんだろう」というわくわく感がすごい。
かなりトリッキーな入口から、オーソドックスなものづくりの話になる。
拙さが逆に大衆に受けるという現象は、とてもよくあるパターン。
ただ、拙さと大衆受けが両立する創作物って、本来は意図的に作れるようなものではない。
大体はお話のウソで処理するんだけど、本作はその「確かに拙いが魅力的なもの」を全力で作っている。説得力がものすごい。
敵かと思ったら味方のポリスがかわいい。
創作者がどんな罪を犯していたとしても、創作物は許されるべきなのかというデリケートな問い。
創作者への単なる批判にも賛歌にもならないギリギリのところに着地していた。
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