【公式】映画「名探偵ピカチュウ」WEB用プロモ映像②
2019/5/5
・字幕で見る。
・青年ティムが、父親の事故死の真相を知ろうとする話。
・彼は父親の元相棒のピカチュウと行動する。
・実写の人間を出す以上、ポケモンもある程度リアルな造形にするのはわかるけど、その結果が大体こわい。
・キトカゲの粘液感とかゼニガメの水辺に住む爬虫類感とかリザードンの皮膚感とか。特にエイパム。昔、なにかの映像で見た「共食いするチンパンジー」を思い出した。
・ただ、原作を茶化す感じはなく、端々に作り手の愛も感じる。
・ポケモンを単なる悪として描かないことや、コイキングやコダックの活躍のお約束感、エンドロール、今回の最大の売りであるピカチュウのキャラについてもきちんと着地している。
・見た目含めて色々脚色はしているけど、原作好きにとっても、超えてはいけない一線は越えていない。たぶん。
・肝心のピカチュウは、見た目かわいいんだけど、話す言葉の端々から知性とユーモアがあふれている。かわいらしさにとどまらない、いい演技をしている。
・ゲンガーはかっこいい。
・自分は、ポケモンGOから入って、後追いで最初のテレビシリーズだけ見たくらいのポケモン歴。
・なのでポケモン自体にそこまで愛着があるわけじゃないけど、ポケモンたちが次々と出てきては通り過ぎていくのを見て「え、それだけ?」と何度も思う。
・人間が架空の異種族と共存する話は、それこそETを筆頭に山ほどあるんだけど、異種族の量と種類をここまでそろえた作品世界はそうそうないはず。
・こういう題材こそ、ネトフリとかで連続ドラマ化してじっくり見せるといいのかも。もう動いてるかもしれないけど。
・「精神を移すと記憶をなくす」という作話に都合の良すぎる能力。「目的も忘れちゃうけど、遂行してね」という無茶ぶり。一目で黒幕とわかる黒幕。サングラスの女=怪しい。明らかに生死判定のおかしいダイブ。いかにもハリウッド的な父と息子がわかりあう話。
・諸々かなりざっくりしているものの、ポケモン自体がもともとざっくりした存在なので、あんまり厳密に作ってしまうとかえって嘘くさくなるんだと思う。
・渋キャラのピカチュウで、タイトルに名探偵とつくけど、ほとんど推理小説要素はない。見た目の暗さくらい。
・どちらかというと、冒険活劇だった。
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