2023/12/25
コロナ禍にカナダに行ってきて思ったことを声高に語る話。13分。短い。
舞台俳優らしい会場負けしない声量と語り口。内容的には若者が外国に行って思うようにいかなかった話なので、そんなに珍しい題材ではない。
カナダでもサドルだけ盗まれることもあるんだというのが発見だった。
短い映像なんだけど、ちょこちょこ編集が入っている。視点やモノクロの転換は違和感ないけど、すこしだけ時間が飛ぶような編集はライブ感(≠ライブ)が損なわれる感じがして、個人的にはノイズになってしまった。
一人で大きな劇場を借りて、照明や映像スタッフをつけて、しかも無観客でやるようなことなのかどうかはわからないけど、だからこそ伝えられるものがあるのかもしれない。
コロナ禍だからこそできたことでもある。
なので、企画の立ち上げから劇場やスタッフの手配、配信というような額縁部分も含めての作品になるんだと思う。
■公演時期 2020/12/21
■キャスト 上川泰生
■スタッフ 株式会社アド広研/じりん/鎌谷哲也(CreationGroup.K)/森口勉(CreationGroup.K)
■あらすじ
2019年9月からカナダ・トロントへ留学に飛び立った上川泰生。誰にも縛られず気楽な暮らしが出来ると考えていたが、、、英語にさっぱりついていけず、周りから怪しまれ警察に通報されたり、車の中で大きな男に襲われたり、アメリカ・ニューヨークで大きな男に囲まれお金を取られたり、、、生きていくことにもがいていた。そんな中やってきたコロナウイルス。ロックダウンによる3ヵ月間のステイホーム中、誰とも話すことは無かった。ひとりで過ごしたトロント郊外にある部屋の中で溜まりに溜まった言葉を吐き出した、身と魂の語り舞台。
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