2024/1/29
・4団体の20分程度の短編演劇4作品を上演。
シンクロ少女『レディ・オブ・イーストタウン』
・余命幾ばくもない男が、同郷というだけでほぼ他人の元オリンピック選手に最期を看取ってもらおうとする話。
・その奇妙な状況に至る経緯についてはほぼ説明がない。
・元選手の女性は50歳を超えて、人生がうまくいっていない。身につまされる。友達できてうれしそう。
・「タトゥーと人間性は関係ない!」。たしかに。
・ああいう感じで元気なまま死ねるなら悪くなさそう。
HYP39Div『万歳夫婦』
・夫婦漫才の夫のほうが、妻への嫉妬を拗らせて離婚寸前になるが、妻が陰で夫に尽くしていたことを知って、漫才の本番中に和解を試みる話。
・妻役の表情豊さんの声質、圧力がものすごく漫才師っぽくて聞き心地がよい。
・ギスギスしたつかみ合いからの喧嘩→左右にふっとぶ動きをくりかえすところ、何かおかしくて笑った。
・序盤の夫の嫉妬ベースのモラハラ感がエグいので、本当にハッピーエンドになっているのかよくわからない。
かわいいコンビニ店員飯田さん『どこよりも、あと少し。』
・助成金の申請期限ギリギリの状況で、バンドのメンバーが書類を作成しようとする話。
・「会ったらお金のことばかり」と言われていたけど、誰も大してお金の話はしていない。すぐ話がそれる。
・それどころかバンドの話もほとんどしていないので、バンドにも金にも興味ないのかなと思ってしまう。
・そのイライラする感じを楽しめばよかったんだろうか。
・明らかに助成金は手遅れなので、損失を減らす方法や負債の分担を話し合ったほうがいいと思う。
アナログスイッチ『池袋7時18分発 山手線内回り 5号車』
・満員電車の車内、乗客の男性が、iPhoneのAirDrop機能でメッセージを交換していた見知らぬ女性の正体を探ろうとする話。
・現代劇における新しい通信手段はすぐに廃れるけど、ここまで限定的だと時代が変わってもアリなのかも。作中で説明できているし。
・序盤の複線をきれいに回収している。前振りもしっかり拾っているけど、医者の可能性はなかったんだろうか。
・本来なら相性の悪そうな、都市伝説っぽい状況と、現代のテクノロジーをうまく融合させて作られていた。
【詳細(観劇三昧HPより)】
・公演時期 2022/09/28
・地域 関東
・キャスト
■シンクロ少女 泉政宏/横手慎太郎/中田麦平(以上、シンクロ少女)/加藤美佐江
■HYP39Div. 表情豊/金田侑生
■かわいいコンビニ店員飯田さん 家入健都/植万由香/江原パジャマ/高畑裕太(ハイワイヤ)/三浦葵(劇団いいのか・・・?)/村田正純
■アナログスイッチ 渡辺伸一朗/雨宮沙月(以上、アナログスイッチ)
・スタッフ
■シンクロ少女 脚本・演出:名嘉友美
■HYP39Div. 脚本・演出:表情豊
■かわいいコンビニ店員飯田さん 脚本・演出:池内風
■アナログスイッチ 脚本・演出:佐藤慎哉
・あらすじ
観劇三昧×Mixalive TOKYO
『池袋 ポップアップ劇場 season2』
一度に4劇団×20分の短編演劇を楽しめるショーケースイベント
「いろんな演劇を楽しみたい、でも何を観に行ったらいいか分からない…」
「気になる劇団・役者さんがいるけど、観に行くのはなかなか踏み出せない…」
そんな隠れ演劇ファン、観劇初心者の方にもカジュアルに演劇を楽しんでいただける「池袋ポップアップ劇場season2」が、サブスク配信として帰ってきた!
▽詳細は公式HPをチェック!
https://popup.kan-geki.com/subscription/
【開始秒数】
「レディ・オブ・イーストタウン」1:13〜(1:47~)
「万歳夫婦」21:34~(21:55~)
「どこよりも、あと少し。」47:39~(48:07~)
「池袋 7時18分発 山手線内回り 5号車」1:10:44~(1:10:54~)
【作品詳細】(出演順)
各作品のあらすじは公式HPの「サブスク配信」>「作品紹介」から確認できます。
■シンクロ少女
「レディ・オブ・イーストタウン」
■HYP39Div.
「万歳夫婦」
■かわいいコンビニ店員飯田さん
「どこよりも、あと少し。」
■アナログスイッチ
「池袋 7時18分発 山手線内回り 5号車」
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