遠藤雷太のうろうろブログ

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高木三四郎『年商500万円の弱小プロレス団体が上場企業のグループ入りするまで』

2024-04-28 22:07:12 | 読書感想文

2024/4/28

高木三四郎へのインタビューと、藤田晋、ケニー・オメガ、倉持由香それぞれとの対談。

表紙がいい。事務仕事している人たちと、元気いっぱいのプロレスラーのギャップがありすぎて、たぶん違うのにコラージュっぽく見える。

対談では大社長が聞き手として優秀。グラビア業界の話すらプロレス用語に置き換えつつ理解しようとしている。

世界でも有数のプロレス団体になっているのに、まだまだ上を目指している。

そのために新しいことをどんどん取り入れようとしているし、選手たちの自主性を尊重するのもその一環。

強い上昇志向と現場で培った実戦的な柔軟性。納得。

無料興行のマネタイズ、飯伏幸太のデビューの話、鈴木みのるとのかけひき、ハッスルの感想、青木真也を受け入れた意味、どれも楽しく読める。

最後のほうで、そんな柔軟性のある大社長が、理不尽なスターを育てようとしている話も業が深い。

単純に欲の量が多い人は強いと再確認できた。


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