2024/1/3
・チョコレート職人で魔法使いのウォンカが、街の実力者であるチョコレート業者からの妨害を乗り越えて、自身のチョコレート工場を建てる話。吹き替え。
・同原作の別の映画作品は未見。先に見てからの方がいいタイプの作品だとは思うけど、そんなこと言ってたらどんどん先延ばしになってしまう。
・しっかりティモシー・シャラメの演技を見るのは初めて。非現実感を違和感なく体現している。
・リアリティラインが低く、話の自由度が高すぎて、作り手のセンスに身を任せるしかない。
・ウォンカとヌードルがたくさんの風船を持って屋根で踊っているシーンが白眉。
・一芸のある弱者が力を合わせて苦境を乗り切ろうとする話は好きだけど、自然にやるのは難しい。
・芸人がまるで役に立っていないのも、バランス取りの一つなのかも。そりゃそういう人だっている。
・文字を学ぶことが複数の役割を持っているのがうまい。
・チョコレートが、甘味であり、魔法を媒介するものであり、資産でもあるというところまではわかるけど、人を殺すための手段にしているところはよくわからない。他にいくらでも方法があるだろうに。異物混入。
・独特すぎる世界観でも話の筋はとても分かりやすい。誰が見てもそうそう展開迷子になることはないはず。
・船のウォンカ席と北極行き、ダイナマイトという徹底ぶり。悪党が心底悪党で、すがすがしい。
・動物園と金庫の門番ふたりの間で、心底どうでもいい奇跡が起こっていて笑った。
・ウンパルンパが電動ベッドみたいで寝起きしている間も笑った。緩急って大事。
・音楽パートになると吹き替えの違和感が強くなってしまうものの、一定の水準で最後まで見せ切っていた。字幕版も見てみたい。
・悪党が「いつかは捕まるが、今はそのときではない」と、ダメなトップガンみたいなことを言っていた。
・キリンを運ぶシーンで「ハングオーバー」の完結編を思い出したのは自分だけではないはず。
・クリーニング屋の悪党二人。見た目が変わり果てても気にせず抱き合っていた。クソみたいな二人だったけど、お互いへの愛だけは本物なのかも。
(TOHOシネマズ)
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