遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

ティム・バートン監督『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)

2024-01-12 23:50:35 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

2024/1/12

・貧乏な家の少年チャーリーが、不思議なチョコレート工場の招待券を手に入れて、工場長のワンカに工場内を案内される話。

・大まかな話の展開は『夢のチョコレート工場』と同じ。

・さすがに見た目が新しい。チャーリーの家が傾いている。貧乏表現でも遠目だとおしゃれに見える。

・展開は同じでもいろいろ違うところはある。

・一番重要そうな違いはワンカの人柄。

・ジョニーデップが演じているだけあって、人見知りで繊細そうな性格になっている。

・あと、心の傷を抱えている。役者にはあってるけど、「~のはじまり」とはつながっていないような。

・最後のひねり方も好きというか、「夢の~」の時よりも腑に落ちる感じ。本作が初見なら見流したくらい自然。

・あと、今だったらヤングケアラーとして従事する、かわいそうな子供的な方向で別の描き方があるのかも。それ、「~のはじまり」のヌードルなのか。

・ひどい目に遭うためだけに出てくる他の子どもたちはクソガキ度が控えめになっている。

・結果、不憫さと理不尽さが増している。

・たぶん原作準拠だと思うけど、ひどい目の遭い方が同じなので、あまりクソガキ成分が薄まると困る。

・ウンパルンパがワラワラ出てきて歌うところは楽しいんだけど、悪意が強い。

・リスの集まり方が完全にホラー。作品の雰囲気的にグロくならないのはわかるけど、うまくコミカルな方向に落としたと思う。呆然としているお父さんが切ない。

・ブルーベリーの女の子も、あの流れでガムをガマンするの無理だと思う。なのに、ほんと酷いことになっていて、最後も無事でよかったという感じでもない。

・そのお母さんの決め顔は好き。人に見せる用の顔の角度とか意識している感じ。

・全くその後が触れられてなかった「夢の~」よりはマシかもしれないけど、あの子ら、ちゃんと日常生活に戻れたんだろうか。

・ウンパルンパの見た目はとても人工的な感じがするので「夢の~」「~のはじまり」のデザインの方が好き。

・シャラメの最新作「~はじまり」で、過去二作の何を拾って何を拾わなかったのかの見比べが楽しかった。

(U-NEXT)


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