遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

『漫画 むかわ竜発掘記: 恐竜研究の最前線と未来がわかる』

2023-11-28 00:26:56 | 読書感想文

2023/11/27

カムイサウルス(通称むかわ竜)の化石がむかわ町穂別で発見され、掘り出されるまでのノンフィクション。

現在、AOAO SAPPOROに展示しているカムイサウルスの全身復元骨格標本レプリカを見ながら読む。贅沢。

すぐに血導弓(鼻骨の下の小さな骨)の下部が二股になっていないことも確認できる。

まず、クビナガリュウは恐竜ではないという初歩的であろう話にビックリする。

パニックになる心配しなきゃいけないほど、恐竜かそうでないかで価値が大きく変わるらしい。

発掘のために町の予算をつけるまでの苦労話、市井の化石収集家、小林快次教授がチームを組んで発掘完了に至るまで、ちょっとした群像劇として楽しめる。

なんでもマンガにしちゃえばビギナー向けなんて単純な話ではないけど、本作はよくまとまっていて、ジャンルへの導入としてよくできた本だった。


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