遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

時川徹監督『浮世絵ヒーローズ』(2017年)

2017-07-22 00:13:09 | NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た

2017/7/21

ポップカルチャーと浮世絵のコラボ作品「浮世絵ヒーローズ」の仕事風景を映したドキュメンタリー。

デービット・ブルは、39歳でカナダから日本にやってきて、30年浮世絵を作り続けている。

頭もひげもモジャモジャで仙人みたいな風貌。恐ろしく精密に版木を彫る。

デザイナーのジットが描いたイラストを、本物の職人である彼が浮世絵にする。

二人は大事なビジネスパートナーでありながら、直接顔を合わせることがない。

住んでいる国も違うので、すべてスカイプとメールで打ち合わせしている。

親子ほど年の離れた二人が、一枚の原画で議論しているところが見所。

絵という言葉にしにくい題材でも、きちんと対話して作品を高めていこうとする様子がかっこいい。

途中、相手を気遣ったり、励ましたり、おどけたり、ほんとに会話に慣れている感じがうらやましい。

作中、250年前の浮世絵も出てくるけど、いまだに現役の作品なのがすごい。軽くデジタルを超えている。

「浮世絵ヒーローズ」サイト

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 坂口修一『ミッド・ナイト・... | トップ | 中野劇団『10分間2010~タイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

NETFLIX/Amazon/UNEXT/Apple TVで観た」カテゴリの最新記事