遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

クリス・ヌーナン監督『ベイブ』(1995年)

2023-11-24 17:56:57 | DVD・VHS・動画など

2023/11/24

家畜として一生を終える予定だった子豚のベイブが、とある牧場に引き取られ、牧場犬ならぬ牧場豚になってコンテストで優勝する話。

羊たちをコントロールするために必要なことは威圧や暴力ではなく、会話と共感であるという、北風と太陽のような教訓的な話。

古典とは言いにくいけど、すでに30年近く前の作品。評価されているわりによくわからない展開が多い。

成体の羊殺しの容疑が子豚にかけられるところ、泥棒犬が小豚に力負けしているところ、飼い主が踊ったら子豚の心の傷が癒えるところなど。

会話と共感が大事なのはわかるけど、コンテストの競技性を考えると、合言葉を教えてもらうのはズルなんじゃないか、とかも。

こういう動物どうし会話ができるという世界だと、牧羊犬コンテストの競技内容は全く変わってくると思う。

家畜ではなく独立した存在として生きようとするところに、かろうじて怒りのデスロードとの類似性を感じた。


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