イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

文庫版『9番目のムサシ』第8巻

2014年04月13日 17時19分02秒 | 高橋美由紀



発売日:2014年04月10日

著者: 高橋美由紀

定価:680円(税込)
ISBN:978-4-253-18113-6
シリーズ:秋田文庫

闇の国連と呼ばれる組織、UBの最精鋭コマンドのムサシ。時はさかのぼり、選び抜かれた一桁ナンバーとしての初任務は13歳の時だった…!!


 クズ話の後半だ。何故、クズ話なのかは慎悟エフェクトを完全否定した作者の愚かさが描かているからだ。慎悟と出逢って喜怒哀楽を表情に浮かべることが可能になったのだ。イックは初めて篠塚の笑顔を見たと、No.7は昔の彼女は泣きも笑いもしないロボットだったと慎悟と出逢う以前の篠塚を2人は証言した。過去編で14歳の少女の無邪気な笑顔を浮かべる筈がない!私は断じて過去編を許さない。

何故読むのかって?W主人公の慎悟がイックとのほほん茶をして、そちらの方はほのぼのと幸せになれるからだ。

篠塚に心に傷を受ける悲しい過去など微塵も無い!過酷な任務に見舞われ、機械に徹した弊害で心を凍てつかせただけだ!!13歳で正式に着任し14歳でNo.21と死別して心を閉ざしただと?笑わせるな。それで影を補充したなら褒めてやるが、彼の死を認めたくないのと心を開いた相手を失うことを怖れ、影の補充を拒絶しイックらの負担を減らそうとしないなんて篠塚は最低だ。