
原題は『Grandad's Prayers of the Earth』(おじいさんの地球のお祈り)です。
おじいさんが、ぼく(孫)を連れて森を散歩しながら、孫の問い『祈りって何?』について、
話して聞かせるのですが、おじいさんの言葉すべてが印象に残る、素晴らしいものです。
まず、
『木や草や岩やあらゆるものが、じっとして、黙ったまま、天に向かって静かにお祈りしている』
と、始まります。
地球上のあらゆる生命が美しくあるようにと、自分たちの命をささげている、それ自体がお祈りだと…。
鳥は歌うこと自体がお祈り、風はささやくことで祈る。
なかでも、人間のお祈りが、あらゆるものの中で一番素晴らしいと、おじいさんは続けます。
困ったときや苦しいとき、何かを期待してお願いすることがお祈りではなくて、
『お祈りは問いかけじゃないんだよ。お祈り自体がその答えの場合もあるんだ。
世界を変えるためにではなく、自分自身を変えるためにお祈りするんだ。
自分自身が変われば、世界もかわるんだよ…』と。
最後におじいさんは、孫の祈りも叶わず、天国に旅立ちます。少年は森へも行かなくなります。
ある日、青年へと成長した孫は、一人で森へ…。
そこでおじいさんの話してくれた『地球のお祈りの言葉』を聞くのです。
祈りをテーマに「人間を含めて自然とは何か…」考えさせられる一冊です。
少年が羽織っているジャケットは…
細かい描写が粋。絵本だからこその楽しみ。
おじいさんが、ぼく(孫)を連れて森を散歩しながら、孫の問い『祈りって何?』について、
話して聞かせるのですが、おじいさんの言葉すべてが印象に残る、素晴らしいものです。
まず、
『木や草や岩やあらゆるものが、じっとして、黙ったまま、天に向かって静かにお祈りしている』
と、始まります。
地球上のあらゆる生命が美しくあるようにと、自分たちの命をささげている、それ自体がお祈りだと…。
鳥は歌うこと自体がお祈り、風はささやくことで祈る。
なかでも、人間のお祈りが、あらゆるものの中で一番素晴らしいと、おじいさんは続けます。
困ったときや苦しいとき、何かを期待してお願いすることがお祈りではなくて、
『お祈りは問いかけじゃないんだよ。お祈り自体がその答えの場合もあるんだ。
世界を変えるためにではなく、自分自身を変えるためにお祈りするんだ。
自分自身が変われば、世界もかわるんだよ…』と。
最後におじいさんは、孫の祈りも叶わず、天国に旅立ちます。少年は森へも行かなくなります。
ある日、青年へと成長した孫は、一人で森へ…。
そこでおじいさんの話してくれた『地球のお祈りの言葉』を聞くのです。
祈りをテーマに「人間を含めて自然とは何か…」考えさせられる一冊です。
少年が羽織っているジャケットは…
細かい描写が粋。絵本だからこその楽しみ。