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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

『だいじょうぶ だいじょうぶ』いとうひろし/文・絵

2011年09月16日 | 日記
草や石や虫に、昔からのともだちのように話しかけるおじいさん。
おじいさんといっしょに散歩に出かけて、孫(男の子)はどんどん世界が広がって行きます。

困ったことや怖いことにも遭遇します。
意地悪なお友だちにいじめられたり、ころんだり、犬に吠えられたり…、

でも、おじいさんは、いつも手を握ってくれて、おまじないのようにつぶやきます。

「だいじょうぶ だいじょうぶ」

その魔法の言葉のおかげで、自分の周りの世界がどんどん好きになっていく男の子。


孫は大きくなり、おじいさんは歳をとり、入院してしまいます。

今度は、孫がおじいさんの手を握り、繰り返します。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。だいじょうぶだからね、おじいちゃん」





この夏休み、2週間近く祖父母宅に預けられた我が息子が、毎日聞かされた言葉は、

「宿題やったか~?」

「勉強しろ~!勉強しろ~!」

だったそうです…(苦笑)

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