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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

『たまごを持つように』まはら三桃

2012年09月20日 | 日記
【内容紹介】
たまごのように不器用な中学弓道部男女3人。

自信が持てず臆病で不器用な初心者、早弥。

ターゲットパニックに陥った天才肌、実良。

黒人の父をもち武士道を愛する少年、春。

たまごを持つように弓を握り、手探りで心を通わせていく、中学弓道部の男女三人。こわれやすい心が、ぶつかりあう。




仕事柄,過去の高校入試問題を探していたら,この作品が出題されており,続きが読みたくなって図書館でさっそく借りてみた。



部活。

中学・高校時代,部活動にどのくらい情熱を傾けるか,その温度差で部員同士省衝突した経験は,誰にでもあるのではないでしょうか?

真面目に練習も休まずこなして,情熱は人一倍あっても,上達しない者。

不真面目で練習もサボり気味なのに,天性の技術やセンスをもっていて好成績をあげる者。

はたして,顧問や監督は,いったい,どちらを試合に出すのか…


「先生!どうして,○○さんはレギュラーになんですか?納得いきません!」

と,メンバー選抜でもめたり…,


「あたし,部活辞める…」と突然言い出す部員がいたり…。



先輩後輩の上下関係。

部員同士の恋愛。


青春だったなぁ…。(シミジミ)






まはら三桃さんの他の著書,同じく中学・高校生主人公の青春小説。(←もっか読書中)

現役中高生,特に女子には,ぜひ読んでみて欲しいなぁと思います。

『鉄のしぶきがはねる』…工業高校機械科唯一の女子が主人公。
『鷹のように帆をあげて』…鷹匠をめざす女子中学生が主人公。

私は読書感想文が苦手…。