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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

『なかまことばえじてん』深谷 圭助/鈴木 アツコ

2012年09月03日 | 日記
夏休みの宿題,自由研究,自主学習,日記…と,作文物で最終日まで,バタバタしていた我が愚息。

語彙の乏しさに,ありゃりゃ…と,親として「ちょっとこれでは…」と,今の息子の実力を見せつけられたしだい(笑)

なんとかならんものか…と,図書館でウロウロしていて,たまたま見つけたこの本。

上手くまとめられていて,私自身も大変勉強になった。

「うれしい」,「悲しい」を表す言葉がこんなにあるなんて!

たとえば,「うれしい」や「楽しい」を表現する言葉。

「有頂天」…すっかり喜んで夢中になること。
「気分がよい」…気持ちが良くて楽しい様子。
「胸が膨らむ」…希望や喜びで胸がいっぱいになる様子。

その他,「眼を輝かす」,「笑いが止まらない」,「愉快」,「声が弾む」などなど。
たくさんの例文と共に,楽しいイラストとともに紹介されている。

・「話す・聞く」をあらわすことば
・「好き・きらい」をあらわすことば
・「痛い・つかれる」をあらわすことば
・「笑う」をあらわすことば
・「おどろく」をあらわすことば

などなど…。

ひとつひとつの言葉・表現が,個性豊かなキャラクターたちによって,動作や顔でも表現されており,眼で見ても印象づけられるようになっています。


なんでもかんでも「キモイ」,「ダサイ」,「ウザイ」,「ムカつく」で済ませてしまう傾向にある最近の子どもたち。自分の気持ちをもっと上手に表現できるようになって欲しいものだ。