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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

『さくら』長谷川摂子:文/矢間芳子:絵

2011年04月19日 | 日記
単なる科学読本ではなく、物語のある絵本。



わたしは、さくら。

ソメイヨシノ。



主人公は桜の木、ご本人。



みごとに満開となった桜の花。

花の蜜をついばむ鳥が集まってくる。

葉桜、

新緑の桜、

さくらんぼを付けた桜、

夏の深緑、虫たちが棲みかとなる桜。

紅葉、

落葉、

そして、冬芽。

そして、また満開の桜。

「みごと。みごと。」




毎年、毎年、桜の木は、変わらず花を咲かせる。

変わっていくのは、それを見上げる我々の心か。



桜前線が、東北地方を北上中。



わたしは、さくら。

ソメイヨシノ。

もうすぐ はながさきます。

まっていてください。