【ストーリー】
秋の終りの寒い日。
女の子は、村の一本道に、石けりの輪が延々と続いているのを見つけました。
「片足、両足、両足、片足…」(ケンケンパーのように)飛んでいくと…。
気がつくと、前にも後ろにも白ウサギが続き、一緒に飛んでいます。
ウサギの列から逃れようとしても、なかなか抜けられません。
女の子はおばあさんから聞いた話を思い出しました。
「初雪の降る日、北の方から白ウサギがやってくる。
そのウサギの群れに巻き込まれると、世界の果てまでいって帰ってこれなくなる…」
どんどん、どんどん、進みます。山を越え、湖を過ぎ、たくさん街を過ぎ…
「このままでは、おばあさんのいったとおり、世界のはてまで連れていかれて、小さな雪のかけらされてしまう…」
やっとのことで思い出した、おばあさんのおまじないのことば。
女の子はどうやって、切り抜けるのでしょう…
安房直子さん、情景も主人公の心情表現がとても細やかで美しいなぁ…といつも思います。宮沢賢治の世界にどこか似ている気がします。今回の主人公のように、一度読み始めたら、惹きこまれて、なかなかこちらの世界に帰ってこられませんよ、ひっひっひ(笑)
『さんしょっこ』
『花豆の煮えるまで―小夜の物語』
などがお薦めです。
安房直子全集が欲しい、今日この頃。
秋の終りの寒い日。
女の子は、村の一本道に、石けりの輪が延々と続いているのを見つけました。
「片足、両足、両足、片足…」(ケンケンパーのように)飛んでいくと…。
気がつくと、前にも後ろにも白ウサギが続き、一緒に飛んでいます。
ウサギの列から逃れようとしても、なかなか抜けられません。
女の子はおばあさんから聞いた話を思い出しました。
「初雪の降る日、北の方から白ウサギがやってくる。
そのウサギの群れに巻き込まれると、世界の果てまでいって帰ってこれなくなる…」
どんどん、どんどん、進みます。山を越え、湖を過ぎ、たくさん街を過ぎ…
「このままでは、おばあさんのいったとおり、世界のはてまで連れていかれて、小さな雪のかけらされてしまう…」
やっとのことで思い出した、おばあさんのおまじないのことば。
女の子はどうやって、切り抜けるのでしょう…
安房直子さん、情景も主人公の心情表現がとても細やかで美しいなぁ…といつも思います。宮沢賢治の世界にどこか似ている気がします。今回の主人公のように、一度読み始めたら、惹きこまれて、なかなかこちらの世界に帰ってこられませんよ、ひっひっひ(笑)
『さんしょっこ』
『花豆の煮えるまで―小夜の物語』
などがお薦めです。
安房直子全集が欲しい、今日この頃。