
【ストーリー】
しんしんと冷える真冬の夜空に、星が冷たくまたたいている。
森に囲まれた農場は、すべてが眠りについている。
目を覚ましているのは、小人のトムテだけ。
トムテは、長い歳月、この農場の夜番をしている。
牛、馬、羊、鶏、飼い犬のカーロ…
夢の世界をまどろむ農場の家畜たちを順に見回ったあと、母屋の主人夫婦、子供たちの部屋へも。
何代も何代もこの一族を見守り続けてきたトムテ。
彼はいつも疑問に思う。
ひとは、どこからくるのだろう。どこへいくのだろう。
ときは、どこへ流れていくのだろう…。
これまでもこれからも、彼は問い続けていく…。
白い長いひげをなでながら、哲学者のように。
雪の降る夜、子供たちに、ゆっくり、静かに、読んであげたくなる1冊。
家畜たちの静かな息づかいが伝わってきます。
北欧では、床下や屋根裏に小人が住んでいて、何百年もの間生き続け、その家の人々が幸せになるように守ってくれていると、いわれています。
この絵本は、19世紀の詩人リードベリの詩がもとになっています。今でもスウェーデンの人々に愛され、大晦日の夜になるとラジオなどで朗読されているそうです。(あとがきより)
しんしんと冷える真冬の夜空に、星が冷たくまたたいている。
森に囲まれた農場は、すべてが眠りについている。
目を覚ましているのは、小人のトムテだけ。
トムテは、長い歳月、この農場の夜番をしている。
牛、馬、羊、鶏、飼い犬のカーロ…
夢の世界をまどろむ農場の家畜たちを順に見回ったあと、母屋の主人夫婦、子供たちの部屋へも。
何代も何代もこの一族を見守り続けてきたトムテ。
彼はいつも疑問に思う。
ひとは、どこからくるのだろう。どこへいくのだろう。
ときは、どこへ流れていくのだろう…。
これまでもこれからも、彼は問い続けていく…。
白い長いひげをなでながら、哲学者のように。
雪の降る夜、子供たちに、ゆっくり、静かに、読んであげたくなる1冊。
家畜たちの静かな息づかいが伝わってきます。
北欧では、床下や屋根裏に小人が住んでいて、何百年もの間生き続け、その家の人々が幸せになるように守ってくれていると、いわれています。
この絵本は、19世紀の詩人リードベリの詩がもとになっています。今でもスウェーデンの人々に愛され、大晦日の夜になるとラジオなどで朗読されているそうです。(あとがきより)