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子どもの本の会

子どもたちにはありったけのお話をきかせよう。やがて、どんな運命もドッヂボールのように受け止められるように。(茨木のり子)

3月16日の定例会より

2010年03月17日 | 日記
3月16日(火)ときどき

昨日は、定例会が開かれました。

1・2年生対象の、おはなし会で読む本の選定が主でしたが、

こんな春らしい本も、紹介されました。


「ふきのとう」(かがくのとも2000年2月号、福音館書店)

 ふきのとうは、蕗(フキ)の花。雄フキ、雌フキがあるのです。
 土の下に、地下茎を縦横に張らせて、秋にはもう小さなつぼみを出しているんですね~。
 ふきのとうの天ぷら、フキ味噌…食べたくなりました。ふふふ


「春になったらあけてください」(増井邦恵/作、あべまれこ/絵、BL出版)

 懸賞応募が趣味のお母さん。
 ある日、「春になったらあけてください」という手紙と一緒に、大きな缶詰が届きます。
 「中身は?」「春っていつ?」家族は、食卓で楽しく想像します。
 バラの苗を手入れしていたお母さんが、突然、思い出します。
 さて、缶の中には…?

 なんとも、優しい家族のおはなし。ほのぼの~
 

「おおはくちょうのそら」(手島圭三郎、リブリオ出版)

 北海道の湖で冬を過ごした白鳥家族。春前に、北の国へ渡らなければなりません。
 しかし、一羽、病気の子白鳥がいて、なかなか家族は旅立てません。
 とうとう、お父さん白鳥が、子白鳥をおいて、旅立つ決心をするのですが…。
 感動の白鳥家族の物語です。

 
手島圭三郎さんの作品は、「しまふくろうのみずうみ」を、2学期末のおはなし会で、全学年に読み聞かせをしました。(絵本ではなく作品、アートと呼ばせていただきます
子どもたちは、息をひそめてじっと見入っていました。
ある子どもは、翼を広げる神々しいシマフクロウを見て、「かっこいい…」と漏らしていましたよ。
迫力あるみごとな版画で、北海道の大自然で暮らす動物たちの生態が、生き生きと描かれています。

図鑑や写真絵本もいいですが、大自然残る北海道に棲む動物たちの生活を、絵本から知って、自然や動物について想いを巡らす…のもいいのではないでしょうか。

「北の森から」シリーズ、「極寒に生きる生き物」シリーズがあります。
すべてお薦め(本の好みは、個人差がありますので、あしからず。私は手島さん、大好きです。)

 

1年生は、恒例の、自分史アルバムを作ったかと思います。
そんな1年生向けに、紹介された本。

「あなたはだれ?」(シャーロット・ゾロトワ/作、ライス・キャサル/絵、童話屋)

「あなたがうまれたひ」(デブラ・フレイジャー/作、福音館書店)



小さい子向けに発行されているものですが、福音館書店の「こどものとも年少版」や、「ちいさなかがくのとも」も数冊紹介されました。

なんの、なんの、子どもだけではなく、大人もほっと一息つける、楽しさ、味わって下さい。

「おいしいかぞえうた」(こどものとも年少版/2009年12月号)
「ことりのおさら」(ちいさなかがくのとも/2010年1月号)
「まほうのコップ」(ちいさなかがくのとも/2008年8月号)


3/23(火)は、1・2年生のおはなし会があります。
2時間目(9:40~)と、3時間目(10:55~)を予定しております。
音楽室にて。
 
(文責:S)